保険屋FPひろのお金の教室 -27ページ目

肩書や資格よりもスキルの方が大事でしょ

こんにちは。横浜のFPひろです。  


え~っと・・・

実はこの記事、月初めに下書きしたまま放置してしまってたのですが、すっかりアップするタイミングを失ってまして(^^;

まぁほとんど書き終えていたものなので、せっかくだし最後まで書いてみようと・・・


あ!ほとんどひとり言なので、興味が無い方はスルーしてください(笑)



今月から政府も新体制になりましたよね。


と思ったら、出だしから全く期待が持てない展開になってますが・・・


あ・・・たまに政治や経済の話に触れるのは、それが自分達の生活に大なり小なりの影響を持つからなんですよ。

お金って、公共性が強い社会的なツールです。

当然、政治や経済とは無関係ではありませんよね。

しかし、良く世間に露出している専門家と呼ばれる人種は、そのあたりをほとんど理解していないかのように見えます。

このような社会的に節目を迎えるようなタイミングって、雑誌や新聞紙面を見ると●●総研チーフエコノミストだの、●●大学経済学部教授だのと一緒に、ファイナンシャルプランナー●●さんとかもそれぞれの所見を発表してたりしますよね。

ぞういった記事を一通り目を通してみて、後からいつも思うこと。

その所見や予想は100%外れてるよね(爆)


それもご自身が専門と謳ってるところで(核爆)


そんな方々でもメディアは一流扱いしてますが、一体なにが一流なんでしょう?

 

実際、彼等の話はモノによっては保存して、後で検証してみたりするんですが、ホントに的外れなことばかりで、まるでデタラメ。

ホラ吹いて報酬が取れるなんて、なんてボロい商売なんだといつも思ってます(爆)


しかも、彼らは予想をハズしたりしても一切責任は取りませんしね。

そんな与太話に振り回されないようにするには、自分がある程度正しい知識を持ち、世の中を見通す事ができるようになる必要があるわけです。


ちなみに、ぶっちゃけ僕もFPを名乗ってますが、実はそのFPって名乗る連中が大嫌い(爆)


なぜなら、真顔でデタラメを吹聴する連中とまるで変わらないから。


ファイナンシャルプランナーなんて、ただ試験に合格して協会に認定されただけの、世間も現実も知らない連中です。

そんな連中が開くセミナーにお金を払って話を聴きに行くなんて、お金をどぶに捨てるような行為に思えて仕方無いです(爆)


じゃあなんでオマエは資格を取ったのか?と言われれば、そんな連中に資格も取れないクセになんて思われたくないから。

あとは仕事上FP資格所有者でなくては応募できない案件があったりするので(っていきなり現実的ww)。

ちなみに僕は2級ファイナンシャルプランニング技能士しか取ってませんが、試験のために勉強をしたことはありません。はい。

所詮その程度のモノなので、資格を持ってるから云々なんて思わない方が良いですよ。

世の中にはFPの資格なんて持ってなくても、それ以上にお金の事を良く理解している人なんて結構いるものですから。

実際に、資格を持っていてもスキルが無い人は多いけど、そんな連中よりも、資格は無いけど立派なスキルを持っている人の方が信用できます。


と、話が脱線しましたが、こういう世の中に変化が起こるタイミングで、いつ、誰が、どんなコトを言い、世の中がどう動いていくのかをキチンと見ておくことは大事です。


彼らの予想と現実が乖離している場合、なぜそうなのか?を検証したりすると、より正しい知識や情報が身についてきますから。


ちょっと前までは9月危機なんて言葉がアチコチで見だしになってたりしましたが、果たして本当にそうなるのかが見ものだと思ってます(爆)




払った分を受取れないから損ですか?

こんにちは。横浜のFPひろです。  


このブログに辿り着くキーワードで相変わらず多いのが医療保険不要論。

一体どんな方々が、どんな目的で検索してるのかはわかりませんが(^^;


医療保険不要論とは、高額療養費などの制度もあるので、わざわざ民間の保険になど加入する必要は無く、保険料を支払うくらいなら、その分貯蓄しておいた方が良い。

医療保険は支払った保険料分の給付を受取ることが出来ないから損。

貯蓄があれば保険は不要。貯蓄こそが最大の保険である。

こういった理屈です。


一見とても理にかなってるように見えますが、本当にそうなんでしょうか?


高額療養費があるから医療保険は不要


こういう乱暴なことを平然と言ってのける方々は、医療保険は治療費の為の保険と理解しているのでしょう。

しかし・・・それは全くの誤解です。

僕の考え方は今までにも何度も書いていますけど、医療保険は治療費を賄うために加入するのではなく、思わぬケガや病気によって入院・手術が必要となった場合の経済的損失を軽減する為に加入するものです。


経済的損失にはいろんなものが当てはまります。

例えば入院中の食事代、リネン代、身の周りの細かな生活必需品等の雑費、家族の見舞いにかかる費用、また入院中(療養中)の収入の減少等々・・・

これらは入院する事が無ければ発生するコトが無い費用なので、入院に伴う経済的損失と言って差し支え無いと思います。

確かに治療費は一定以上の金額はかかりませんが、それ以外にかかる費用まで含めると、意外とお金がかかるものです。

そしてそれはいくらになるのか?いくら貯蓄があるば足りるのか?

貯蓄で賄える額なら心配はいりませんが・・・


確かに経済的な余力がある方には不要なのかもしれません。しかし、実際には経済的な余力がある方ほどしっかり保険も活用しているものです。

で、医療保険に入るくらいなら、その分を貯蓄しましょうなんて仰いますが・・・

月の保険料が高くてもせいぜい1万円程度(実際にはもっと支払うお客様もいらっしゃいますが)を貯蓄に回したとして、安心できる程度の貯蓄が出来るまで何事も起こらないと言う保証は一体どこにあるんでしょう?

保険でカバーしようと考える方にとって、不測の事態はいつ起こるかわからない、ひょっとしたら今すぐそうなってしまうかもしれないと言う不安があるんですよね。

それは毎月の貯蓄を少し増やしたって解消する事はありません。だって十分な貯蓄が出来る前にそうならないという保証はありませんから。

また、目的をもってしている貯蓄なら、目的外に使用することに対する不安だってあったりします。


つまり、保険は経済的な準備であると共に、安心を手に入れるための手段でもあるわけです。


医療保険を不要と仰る方々は、そういった不安を持つ人の気持ちを全く考慮していません。

それどころか、支払った保険料分の給付金が受取れないのだから損と仰います。

更に、最近は貯蓄が全く無いご家庭も増えていますが、そんな方々こそ保険に頼らず貯蓄しなさいなんてことを仰る。

それでは貯蓄がない事を不安に感じてる方々の不安は払拭できませんし、実際貯蓄が出来る前に病気やケガで入院手術となった場合には対応できないかもしれません。


確かに入院や手術を行う確率は低いのかもしれませんし、支払った保険料と給付金を比べると、給付金の方が少ない事もあるでしょう。

しかし、それが医療保険を不要という根拠にはなりませんよ。

大体確率は低いけれど、起こっては困る事に対して備えるのが保険です。

支払保険料と給付金を比べるのもナンセンスでしょ?

そんなコトを言うなら、自動車保険だって同様ですよ?

医療保険不要論を唱える方も、自動車を所有しているのなら自動車保険に入ってるでしょうに。

だって入院と自動車事故、どっちが発生する確率が高いでしょう?

これ、入院の方が発生率は遥かに高いんですよね。

まさか確率論まで持ち出す方々が、そんなコトも知らないとは思えません。


医療保険や生命保険が不要と仰る方って、そもそも保険に対して良くないものという思い込みがあるようです。


でも、僕に言わせれば、単に保険を正しく理解していないだけです。


保険金や給付金を受取る側の現実がわかっていれば、保険が不要なんてことは簡単に言えないはずですから。


ちなみに・・・医療保険は不要なんて書籍まで出してる方(書名はあえて書きませんが)、元保険会社の方みたいですが、保険金を届けた経験は無いみたいですよ(爆)

それどころか、財テク商品としての保険を販売することがお仕事だったみたいで、保障の必要性など全く理解していないようです。


所詮元保険会社の人間と言ってもその程度。


保険の重要性や必要性などは考慮しない連中の戯言ですね。保険を語る資格など無いと思います。












プロならせめてこのくらいやった方が良いのでは?

こんにちは。横浜のFPひろです。


9月ももう1/3が過ぎようとしているなんて、ほんと時間の経過スピードに追いついていけない今日この頃ですが・・・


今回はちょっと住宅ローンのお話など。


ご丁寧に月が変わると住宅ローンの金利情報などと、その月の金利を各銀行ごとにまとめて発表しているFPさんがいらっしゃいます。

メディアに登場したり、著書もある方なので注目度が高い方なんですけどね・・・

その一覧に『固定金利は今月もほぼ横ばい、0.05~0.1%程度低下している』なんて解説までつけちゃってます。

僕に言わせれば


だから何?


って感じです(笑)


各行の金利を並べることに大した意味はありません。

そんなこと小学生にだってできるし(爆)

それよりも、何故そうなってるのかを解説する方がよほどプロらしいんじゃないかと。


7日の日経の記事を見ると、銀行の貸出金が22ヶ月連続で減少とありました。

そして、逆に預金残高は59ヶ月連続の増。

銀行にとってみれば、預金残高は負債です。そして貸出先が無いために預金超過となり、銀行は金余りになります。

市場に資金需要が発生しないため、そして国債以外に安全な資産は見当たらないため、必然的に余ったお金が国債へと流れていきます。

これは市場(民間)に資金需要が発生するまで続きます(要は景気が良くなって、設備投資などで資金が必要とされるまでです)。

そして、政府や日銀の政策に景気浮揚の期待が持てるかというと・・・

まぁ、今の状況で景気が良くなると言う人はいないでしょうね。


となれば、住宅ローンの金利(固定金利・固定金利選択型)など、何も銀行金利をいちいち調べなくても金利が上がるなんて事も起こりませんから、前月と変わらないか微減になることは容易に予想が出来ますよね。


そして、先日の日銀金融政策決定会合の結果・・・


当面ゼロ金利政策が継続されますよね。

となると、変動金利の基準も変わりませんし、それは来月も同じでしょう。

変動金利の金利見直しは来月(10月)です。そしてその適用は来年1月から6月ですから、少なくとも来年の6月までの間に金利に影響が発生することもありません。


プロを標榜するのであれば、根拠も示さず『金利が上がる』とか『変動金利は危険』なんて、小学生にも言えるセリフを繰り返していないで、日本の経済状況などから、より正確に先を読むことが必要なのでは無いのでしょうか?


こうした金利が変動する要因を見て、次がどうなるのか考えることもせず、『変動金利を選択知る人が増えないか心配』などと仰られても全く説得力がありませんし、少なくとも僕は信用も信頼も出来ません。


著名な人の意見なんて、別に正しくもなんとも無い。


東日本大震災で東大やら東工大などの教授の話が、ほとんどハズれたものばかりだった事は記憶に新しいですよね。

『誰が言ったかより何を言ったか』

大事なところはそこですから、くれぐれも自称専門家にコロッと騙されないようにしてくださいね~