保険屋FPひろのお金の教室 -245ページ目

何故不安を煽るのでしょうか?


10日午前の東京債券市場で、長期金利の指標となる10年物国債の流通利回りが一時、1.485%を付け、6月16日以来の高水準となりましたが、そこをピークに18日は一時1.295%まで下がりました。


金利の動きに敏感な方は『住宅ローンの金利も上がる』なんてちょっと勇み足をしてらっしゃるようですね・・・


そしていつもの如く『変動金利は危険』という結論に・・・


前にも書いてますが、変動金利は短期金利に連動するので、長期金利の影響を心配する事はありません。


また


『変動金利は半年後とに金利の見直しがあるので、金利上昇が・・・』


とか


『5年ルールがあるといっても、金利上昇によっては返済額全てが利息となり、未払い利息が・・・』


とか相変わらずいろいろ脅し文句のオンパレードですが・・・


コレも考え方ですよね。


半年ごとに金利見直しがあるとして、次の金利見直しまでの間に日銀の政策が利上げに動く可能性がどのくらいあるのでしょう?

現在変動を選択している方はかなりの優遇金利を適用されていますので、仮にゼロコンマ何%か金利が上がったとしても大きな影響を受ける可能性ってかなり低いと思うのですが。


5年ルールも考え方によっては毎月のキャッシュフローは5年間変わらないという様にも考えられます。

その間にも状況は変わりますし、次をどうすれば良いのか十分に考える時間もあると思いますよ。


また『未払い』を持ち出す方に一度伺ってみたいと思うのですが、現在変動でローンを組んでるケースでは、一体金利がいくらになれば未払いが発生するのでしょう?


ここをキチンと言わずに可能性の話だけされても、本当に危険かどうか判断できないと思うんですよね。

逆に『金利上昇の可能性はありますが、○%以内であれば必要以上に心配する事はありません』って事は言えないものですかね?

私の試算では、現在0.975%の変動金利と35年2.9%の固定金利で比較して、毎年0.25%ずつ金利が上昇し続けたとしても、10年後の支払額と支払残は変動の方が少なく、また未払いは発生しないとなってます。

また、今年住宅ローンを組んで、来年いきなり金利が2.5%上昇しても、その状態でキープされるなら未払いは発生しません。3%の上昇があれば未払いが発生する可能性はありますが、そうなると基準金利が5%を超えますので、はっきり言って明日関東大震災が発生する可能性よりも低いんじゃないか?と思います。


仮に金利が上昇し続けても、もともと固定金利で支払が出来る方は、変動や短期固定の低金利を活かしつつ、その差額を毎年繰り上げするということが出来れば金利上昇リスクは低く出来ますし、早期完済だって可能です。


将来どうなるか、何が正解かなんて誰にも分かりません。

しかし時代は確実に変化しているので、過去の事例だけで判断しきれなくなっている事は確かだと思います。

ひょっとしたら今の時代、この状態こそが正常なのかもしれないのですから。


一つの可能性だけを取り上げて『危険ですよ』なんて言い切るのはどうかと思います。


あっ!一応断っておくと、私は別に変動金利推奨派ではありませんよ。

現状を踏まえて自分なりの現実的な考えというのをお話しているだけです。


昨日は日銀の金融政策決定会合でした。どのような発表だったでしょうか?


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生命保険に関する全国実態調査

(財)生命保険文化センターから「平成21年度 生命保険に関する全国実態調査(速報版)」が発表されました。


この調査は、一般家庭における生命保険の加入実態ならびに生命保険・生活保障に対する考え方を把握することを目的として、昭和40年以降3年ごとに実施している調査です。


いくつかのポイントをまとめてみました。


○世帯加入率・・・86%(従来集計ベース)僅かながら減少傾向が続いていますね。分析によると、減少の要因は『世帯年収の減少など経済的な影響と、加入率の低い高齢者世知の増加』とされています。


確かに、収入が少なくなれば真っ先にリストラしたい固定費No1が『保険』ですからね。

特に若い世帯にはその様な傾向があるのかもしれません。しかし・・・本来保険は経済的な困窮を救う手段でもありますので、経済的に厳しい世帯ほど必要というところもあるわけです。

如何にバランスをとっていくか・・・ココが知恵の使いどころでしょう。

また、高齢者の加入率が低いという点。ココはいずれ改めて書きたいとは思っていますが、保険というものに対する認識が低い世代でもあり、難しいからとキチンと手当てしてこなかった事も遠因ではないかと思っています。


○直近加入契約は『生保職員から』が約70%・・・通販や総合代理店の宣伝をだいぶ目にするようになりましたが、まだまだ一般には浸透していないようです。


ちなみに生命保険会社に対する評価は、「顧客の立場に立って相談や質問に誠実に対応してくれる」が33.1%と最も多く、対面販売・担当者の影響というのがまだまだ高いということも窺い知れます。


○公的年金を除く老後の必要生活資金月額は60~64歳時が20.6万円(年間247万円)、65歳以降が16.4万円(年間197万円)


難しいところですね・・・生活のレベルは中々落とせないということでしょうか?

『この金額が無ければ生活できない』のか『このくらい欲しいという要望』なのかもう少し掘り下げたデータが述が欲しかったところです。


それに関連して、個人年金の『基本年金額』のデータも載っていましたが、世帯全体で111.9万円と必要額との差もはっきりと出ています。

貯蓄からの取り崩しも当然のことながらあるとは思いますが、年金受給世代の個人貯蓄の額なども分かるともう少し参考になると思うのですが。



参考資料

「平成21年度 生命保険に関する全国実態調査(速報版)」


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保険に完璧な提案ってあると思いますか?

のっけからこんなタイトルで驚きました?


いや、あるお客さんから『最近は総合型の保険ショップなんかもあるし、いろいろ選べた方が良いと思って』なんて言われたもので(;´▽`A``


確かに最近は総合代理店も増えてきて、『取り扱い会社○○社!公平中立な視点であなたにピッタリな商品を提案します』なんてうたい文句を目にすればそう思うのも無理はありません。


しかし、いろんな商品が選べる事=顧客利益に繋がるのか?というと・・・


何度も書いてますが、保険選びは商品選びではありません。

確かに今はいろんな商品が出てますから、あれも心配、これも心配となればイチイチそれに対応する保険というのは選ぶ事が出来ます。

しかしそんなコトをすればキリがありませんし、だいたいいくらお金があっても足りませんよ。


保険を考える時には出口が大事と書きましたが、その次に大切な事は、『何を選択し、何を選択しないか?』を考えることですね。

『保険で備えるものとそうでないもの』を選択しなければなりません。


『何が目的で保険という手段を選択するのか』


逆にこれを整理すればそれほど難しくは無いと思います。


場合によっては保険という手段を選択しないということもあっても良いのです。


いろんな商品を並べる事がピッタリな提案に繋がるのか?と言えば、そうではありません。


何が大切なのか一緒に考えていきましょう。


つづく


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