保険屋FPひろのお金の教室 -243ページ目

マクロ経済スライド

完全に金融資産運用アドバイザー@FP中村 さんの記事 に乗っかりです(笑)


んでさっそくですがマクロ経済スライド。


平成16年の年金制度改革法案によって出来た制度です。


以前の制度では、例えば物価が1%上昇すると、受取る年金額も1%上昇し、実質的な年金の価値は変わらずそれまでと同じ生活水準が保てるという『物価スライド制』を採っていました。


しかし・・・


日本人の平均寿命が延び、更に少子化が重なる事で、年金を受取る人は増え続け、逆に保険料収入は少なくなり、このままでは年金制度自体が安定しなくなる為に見直しが図られたわけですね。


そこで新たに出来た制度が『マクロ経済スライド』です。


マクロ経済スライドのポイントは、これからの少子高齢化社会にふさわしい年金制度にさせてもらいたいという国の考えから、それまでのように物価が上がればその上昇部分をまるまる年金の上昇として取り扱うのではなく、その物価上昇から0.9%を当分の間差し引きしますというところです。


ただし、ココで問題なのが、物価が0.9%を超えて上昇した場合と0.9%以下しか上昇しなかった場合では取り扱いが違うというところです。
例えば物価が年1.5%上昇したとします。そうすると先ほどのマクロ経済スライド制によれば年金上昇は1.5%-0.9%=0.6%つまりは0.6%年金は上昇するわけです。
物価スライドであれば1.5%年金は上昇したのに、マクロ経済スライドでは0.6%しか年金は上昇しません。

これに対して物価の上昇が、0.9%以下の場合は違う取り扱いをします。

例えば物価が0.5%上昇したとします。0.5%-0.9%=-0.4%とマイナスとなります。
ではマイナスなわけですから年金額が0.4%減るのでしょうか?

この場合は・・・物価上昇部分(0.5%)から0.9%を差し引いた金額がマイナスとなった場合、年金額を減らさずに据え置くのです。

つまり・・・

昨年度と同じ年金額となるわけです。

据え置きというわけですから物価が0.9%以下の上昇の際は、昨年と同じ年金額しか支給されないという事になります。


ではデフレで物価が下がっている場合はどうなるのか?


昨年度より物価自体が0.2%下がったとします。


マクロ経済スライドが適用になるのは物価が上昇した場合だけです
物価自体が下がったときはマクロ経済スライドは適用ありません。

すなわち年金は物価がさがった部分のみへらされ前年より0.2%減るのみです。

ちなみに


年金財政は5年に1度検証され、将来の財政均衡期間にわたり年金財政の均衡を保つことが出来ないと見込まれる場合は、『マクロ経済スライド』による調整を行うとされてます。


なお、平成16年改正法附則7条12条により、平成12年度から平成14年度までの物価変動率分-1.7%分を反映しないまま据え置いたので、まずその分を吸収する平成17年の物価指数(これ以後に平成17年の物価指数より物価指数が下がればその年度)から1.7%の物価上昇があるまで、物価スライド特例が適用され、それを上回ることになって初めて本則が適用されることによって、マクロ経済スライドが初めて適用される制度となっています。

物価上昇率が現在低迷しているので、平成21年度現在はマクロ経済スライドの発動はされていません。

今年も基礎年金部分は今までどおり、792,100円となってます。


先日政府はデフレ宣言をしましたが、これを受けて来年度はどうなるか・・・?



とりあえずこんな感じで補足になりましたか?中村さんにひひ


実は私もちょっと定かではなかったので改めて調べなおしてみましたべーっだ!


参照

社会保険庁


トピックスや重要なお知らせはチェックしといた方が良いですよ~


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女性保険とボーナス

またまた以前の記事の掘り起こしですが(笑)

(ネタに困ってきた感アリアリですね・・・)


保険の見直しなどしていると結構出くわすものに『ボーナスつき』とか『女性保険』の類があります。


もともとが分かりにくい生命保険の商品。キャッチーなコピーや商品名などについ魅力を感じてしまうのも無理はありません。


しかし・・・


それってホントに良いの?


ボーナスは以前は生存給付金なんて名前だったのですが、お客さんのウケが良いのかいつの間にか『ボーナス』なんて言葉に変わってますね。


でも・・・


ご褒美?お祝い?


保険会社も営利企業です。お客さんにボーナスなんて出すわけはありません。

その分上乗せされた保険料を払っているんですよ~

『キャッシュバック』なんてのも同様です。

保険会社としては保険料を多く徴収して、その分を運用に回せば当然多くの利益を出す事が出来ます。

(ココで言う運用は変額などの特別勘定ではなく一般勘定で、国債などの安全性の高い運用のことです)

そうして得られた利益からもともとの保険料分を差し引いて還元しているんですね(ちょっと乱暴な言い方ですが)

グロスの運用金額が大きければ大きいほど利ざやも大きくなり有利ですから、会社がより多くの保険料を徴収する為に作ってる商品なのでおトクでもなんでもありません。


女性保険についても同様です。


だって・・・


女性特有の病気だからって入院費が余計にかかったりしますか?

そんなコトありませんよね?

女性疾病の代表的なものと言えば・・・乳ガンや子宮ガンなどですが、ガンが心配であればガン保険に入った方が女性疾病よりも広範囲でガンの保障が得られますし、診断給付も受けられます。

女性保険で入院給付を上乗せして手厚くしなければならないわけではありませんよ。

また、割安な保険料を謳っている場合、1入院での日数限度や通算日数限度が低くなってたり、手術給付金が少なくなってたりするのです。


どうも『おトク』とか『○○のための』とか書かれているとそこに注目しがちですが、CMなんてお客さんを誘導する為にやってるんですからうっかり乗せられたりしないでくださいね。



過去記事

ボーナス

女性保険について


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個人年金

保険ネタ、しかも以前の記事の焼き直しが続きますが・・・


先月ある社労士さんが行ったセミナーに参加させていただきました。

社会保険に関するセミナーです。


当然年金などが中心なのですが・・・


個人での準備も必要だと・・・



国の制度だけでは足りなくなるのは間違いない。ではどのように準備したら良いでしょう?


民間生保の『個人年金保険』


結構加入している方は多いですね。


それに関しては私も以前に記事を書きました


そのときのセミナー講師の方、私とまるっきり同じ考えだったので、私ももう一度書いておこうかなと思いまして・・・



まずは前回の記事『個人年金を考える』 をお読みいただくとして、その補足。


保険の最大の弱点は、長い期間掛けるものなのでインフレリスクには対応できない事です。

つまり今とお金の価値が変わってしまったら・・・という事ですね。


もう一つ。


今は保険商品に限らず金融商品は軒並み利回りが悪い。保険で言えば予定利率が低いと言う事になります。


変額商品ならともかく、一般勘定の定額商品では今の低金利の状態を長期間固定してしまうと言う事にもなります。


中には『個人年金保険料控除が使えるのでおトク』な~んて言う方もいらっしゃいますが、最大で5万円を所得控除する事のどこにおトクがあるんでしょ?

所得レンジの税率にもよりますが、大した金額にはなりませんよね。


自分年金の作り方・・・私は保険屋さんなので、その視点から、保険に2つ以上の役割を持たせる様な合理的な方法を用いたりします。


投信なんかも良いですよね。


他にもいろんな方法はあると思いますが、やはり限られた予算。

重要度が高く、且つ緊急度が高いところから準備していかなくてはなりませんね。


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