ナシーム・ニコラス・タレブ  「反脆弱性」(上・下)を読んだ。

 

 

著者は「ブラックスワン」でサブプライムローン危機でその発生と影響について、事前に警告を発していたとして一気に著名となった人物だ。

 

彼の作品は「まぐれ」「ブラックスワン」「強さと脆さ」について読んできたが、今回の 「反脆弱性」はこれまでの彼の作品と同様難解である。

複雑な数式が用いられているわけではないが、トピックスのユニバースが広くて頭がなかなか追いつかないからだ。

 

「反脆弱性」については、私は、強いものが実は脆く、壊れるときには大きな被害をもたらすものであると解釈している。

 

イメージでは地震に対する現代の建築の耐震の考え方あるいは災害に対する考え方に対する批判ととらえている。

 

現代の建築の耐震の考え方では、地震の揺れに対して耐震基準を高め強固な建築にし揺れを抑えようとしているが、ある一定の値(閾値といってもよいと思うが)を超えると大きな被害が発生してしまう。ところがこれに対してはこうした揺れは想定外としてまたこの揺れに対して基準を高めて対応しようとする。

 

災害に関しては、予想外の災害(洪水・噴火など)が発生すると、このようなことは想定外としてモニター基準を高めて対応しようとする。

 

しかしながらこうした「想定外」が発生しないように想定の幅をひろげても、想定を超える閾値がどこにあるかは事前には測定不能であるので、いくら想定の幅を広げても想定外は発生するのである。

 

いいかえればお題目のように「安全・安心」という言葉を使うが、「安全」のレンジを広げて「安心」を得ようとしても、いくらこのレンジをひろげても無理だといことだ。

 

その点をこころみると、法隆寺の五重塔はすぐれた建築物だ。

決して強固な建物ではなく、揺れに対してもぐらぐらゆれるといわれているが、一説によればこのゆれが地震のゆれを逃がして倒壊しないといわれている。

 

(英文ではあるが参考として、https://gizmodo.com/5846501/how-japans-oldest-wooden-building-is-still-standing

 

 

 

 

 

先日、細見美術館で開催されている「細見コレクションの江戸絵画 はじまりは伊藤若冲」展を訪問した。

 

 

 

同展は正月明け1/3から開催されていたが、年初は京都文化博物館で開催された「至宝をうつす」展で予想より時間をとってしまい行きそびれてしまったのを今回訪問したものだ。

 

この展覧会は細見美術館が京都岡崎の地に開館してから20年経過したのを記念して開催されたもので、細見美術館といえば近年では公立系の美術館では断られていた「春画」展を京都で開催したのが目をひく(東京では永青文庫で開催)。

伊藤若冲といえば、一昨年(2016年)の東京都美術館で開催された「若冲」展であるが、それ以降も2016年~17年にかけて京都では相国寺承天閣美術館や京都国立博物館、ここ細見美術館などで若冲の展覧会が開催されていた。

 

今回の若冲展では、雪中雄鶏図や糸瓜群虫図、伏見人形図といった色鮮やかな作品だけでなく、群鶏図といった水墨画の優品も展示されていた。

 

また今回「細見コレクションの江戸絵画・・・」と銘打っているように、細見美術館所蔵の江戸絵画を、同じ画家(例えば俵屋宗達、尾形光琳・乾山)の著名な作品を紹介しつつ説明していたり、同じ趣旨の著名な作品をを介しつつ説明している(例えば彦根図屏風)点がユニークで、こうしたことで教科書に載っている絵画しか見た経験のない人でも理解が深まるような工夫がなされていた。

 

こうした点は絵画鑑賞の初心者の敷居を下げる試みとして評価されるべきことだ。

 

なおその後晴明神社に立ち寄ったが、境内は、予想通り金メダル効果で大混雑であった。

 

2007年にアーリーリタイヤしてから10年以上経過した。

 

その間にはリーマンショックも経験したが、現状をすこし整理しておこうと思う。

 

まず結論としては、問題なくアーリリタイヤ生活を継続中である。

 

保有資産は途中リーマンショックもあったが、アーリーリタイヤ前とほぼ変わらない額を維持している。

つまり資産からの収益で生活費をまかなったということになる。

 

またこの間の売買は、資産価格の変動により想定アセットアロケーションから乖離が発生した場合に、オーバーウエイトとなった資産を売却し、アンダーウエイトになった資産を購入するだけであった。またその執行は行ったとしても年1回行うだけであった。

 

また基本インデックス運用であったので、銘柄入れ替えや利食い・損切なども行わなかった。

 

一方、資産運用環境は大きく変わった。NISAが始まったり、海外株式(ETF含む)を取り扱うネット証券会社が増えたり、インデックス投信の信託報酬等の引き下げ競争が行われたり、又最近では確定申告を所得税と住民税とで異なる方法で申告することが正式に認められたりした。

 

総じて他人におまかせではなく、個人が自分の判断で資産運用を行いやすい方向になってきていると思っている。

 

生活という面では、アーリーリタイヤ初年度は生活費が想定以上にかかったが、2年目以降は基本的な生活費は思ったほどかからなくなった。

 

アーリーリタイヤ後の生活費を振り返ると、想定どおりではあるが、総支出に占める食費・日常品費といった変動費の占める割合は低く、ここを削ろうとして1円で安いものを探すという行動は効率が悪いということが確認できた。

 

総支出額を削減するには、固定費を削減する必要があり、それには行動様式を変える必要性が高い。

例えば、住居費の削減として現住居にその状況で済み続ける必要があるか?、移動手段が必要か?、何のために保険が必要なのか?、年会費を支払っているものはそれが本当にその対価にみあっているか?、通信費用はそれでいいか?etc...

 

自分の経験では予想より支出が多かったものは、娯楽費と医療費だった。

 

娯楽費はそれこそ人それぞれであるので、どうするのがいいのかは本当に人それぞれであろう。

私の例でいえば、娯楽費の中でもメリハリをつけて支出をしている。

例えば、図書や音楽CD(落語含む)はたいてい図書館で借りることができるし、最近ではDVDやブルーレイまで図書館が対応している。またジムも公立に通っている(プールあり)。そうして娯楽費を抑える一方、年に1回~2回海外旅行をし、二カ月に一度は一週間以内の国内旅行を楽しみ、一ヶ月に一度は観劇(歌舞伎や文楽)に通っており娯楽費を引き上げている。

 

また医療費関係については、ジムに通い人間ドックを年1回お受けてはいるものの、年々人間ドックで引っかかったり、また不調が部分が増加して病院に通う回数が増えてきている。

 

日常生活は想定どおり自分でペースを考えて活動できた。

定期的にジムに通う他は、好きな本や映画を楽しんだり、ボランティア活動に参加したりしている。よくアーリーリタイヤして何をするかと疑問に思う人がいるが、こちらからすれば、仕事以外に何もすることはないの?と問いたくなる。

暇があればブログやツイッターで発信することもあるが、アクセス数で対価を得ようとは考えていないので(それでは単に著述業者になっただけであると思うので)、「更新しなくては」と常にネタを探したりパソコンの前で頭をかかえることもない。

 

こうしてアーリーリタイヤ後10年以上経過したが、ほぼほぼ想定内の生活ができているというのが実感だ。

 

ここから、これからアーリーリタイヤを考えている人に対しては、人・物・カネのマネジメント能力があるならアーリーリタイヤはさほど悩むほど特殊なものではないよ。というアドバイスをしておこうと思う。そうした能力がないのならそれは働いていてもいなくても基礎能力不足であるのであるから資産を増やすよりもその能力を鍛える方が先決だよというアドバイスをしたいと思う。

先日、上野東京都美術館で開催されているブリューゲル展を訪問した。

 

 

ブリューゲルは昨年から「バベルの塔」(東京都美術館)や「ベルギー奇想の系譜」(BUNKAMURAザミュージアム)で展示がされている。

 

今回のブリューゲル展は、時代を広く取り、16世紀のピーターブリューゲル1世から、その息子のピーターブリューゲル2世、ヤンブリューゲル1世、孫にあたるヤンブリューゲル2世、そのヤンブリューゲル2世の子供の世代まで約150年に渡る画家一族の作品が展示されるというものだ。

 

またその作品はプライベートコレクションが中心でほとんど日本初公開という触れ込みである。

 

逆を返せば、著名なブリューゲルの作品はほとんど展示されていないということである。

例えば、ボスの系譜を色濃く反映したピーターブリューゲル1世の作品は、「最後の審判」「金銭の戦い」(どちらもエッチング)位であった。

また農村の風景画も出品されていたが、ピーターブリューゲル1世の作品ではなく、工房で彼の息子達が模倣した作品であろうと思われる。

 

今回インスタグラムでの拡散を狙ってか、一部作品(花等の静物画中心)で写真撮影可としていたが、カシャカシャというシャッター音など絵画をじっくり見たい人にとってはじゃまでしかなかったことを申し添えておく。

 

私はピーターブリューゲル1世のボス風の絵画、あるいは彼の後期の農村画が好みなので、今回の展覧会の評価としてはブリューゲル一族に興味がある人はどうぞというものであった。

関西へ出かける必要があったのだが、ぐるっと遠回りして東京→九州→大阪というルートとした。

 

一日目

LCCのピーチで、成田9:20発福岡11:35着。

そこからJRで宇佐へ。

宇佐からバスに乗り換え宇佐神宮へでかけた。

(宇佐神宮)

 

目的は宇佐神宮参拝と宇佐神宮宝物館にて公開されている国宝 孔雀文磬(くじゃくもんけい)を拝観するためだ。

 

宇佐神宮は全国の八幡宮の総本社で、また神が初めて仏教と融合したのが八幡神でその化身である仁聞菩薩によって国東半島の六郷満山の仏教が開華したといわれている。

 

その後宇佐八幡から大分空港行きのバスにのり、途中ふきのバス停で下車した。

ここから3キロほど歩き富貴寺に到着した。

 

富貴寺に行くには、昔は富貴寺前までバスがあったそうだが、現在では廃止(コミュニティバスがあるかもしれないが不明)されている。

 

富貴寺は、先ほどの仁聞菩薩が開創したと伝えられる六郷満山の一つであり、宇佐神宮がそうであるように、神仏習合の信仰が行われている。現在でも富貴寺の住職が寺内の神社に対して神主の役割をはたしていると聞いている。

(富貴寺)

 

二日目

昨日宿泊した豊後高田からバスで宇佐駅、そこからJRで臼杵に向かった。

臼杵から臼杵石仏にはバス便もあるが、一時間に一本あるかないかなので、レンタサイクルを利用(駅で借りることができる、ちなみに無料)。

自転車(ママチャリ)で約30分程度で臼杵石仏に到着。

 

過去に臼杵石仏を訪問したことはあるが、その時は古園石仏の仏頭が仏体下の台座に置かれたままであった。

その後、平成6年に修復され元の位置に戻された形となった。

 

(現在)

 

(修復前)

 

再度臼杵駅に戻り、JRで別府へ別府市内で公衆温泉に入ったあと別府国際港へ移動。

ここからフェリーさんふらわー(¥で大阪へ。翌日朝には大阪に到着できる。

料金は雑魚寝のツーリストだと7000円。横になれない夜行バスより翌日が楽だ(風呂つきだし)

別府発 18:45又は19:35(曜日により変更)

大阪南港着 6:35又は7:35(曜日により変更)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

最近ホームベーカリー(ティファール ホーム&バゲット)をいただいたので、自分でパンを焼いている。
 
好みのパンはごはんを50%、小麦粉(強力粉はるゆたか)50%の食パンだ。
 
レシピは下記の通り(二斤の量)。
1 ごはん   350グラム
2 はるゆたか 350グラム
3 水       120cc
4 砂糖     大さじ 4杯
5 塩       小さじ 2杯
6 バター(無塩) 15グラム
7 イースト    6グラム
 
手順は下記の通り
1 ごはんをメニュー13「うどんパスタ」で練り上げる。
2 次に練り上げたごはんに、ごはん以外の材料を投入する。順番は水、砂糖、塩、バター、はるゆたかで、最後にイーストを水に触れないように投入する。
3 メニュー3「アレンジ」で、サイズ「一斤」(二斤ではない)、焼き色「薄め」で焼き上げる。
4 焼きあがったらパンケースからだし、そのまま放置し粗熱をとる。
5 その後ジップロック等のビニール袋にいれる(こうするとパンからでる水分でパンが柔らかくなる)
 
注意点としては水の量である。
強力粉をカメリアで焼いた場合は、水は150ccでよかったが、はるゆたかを用いた場合水が150ccでは膨らまず(むしろ凹んだ)、120ccまで減らしてようやく膨らんだ。
ごはんの水分量にもよるが、はるゆたかを用いる場合はかなり水をへらさないといけないようだ。

 

今年のゴールデンウイーク前半は都内の美術館及び映画鑑賞に終始した。

訪れたのは下記の通り。
・新指定国宝、重要文化財(東京国立博物館)
・若冲展(東京都美術館)
・俺たちの国芳、わたしの国貞(Bunkamuraザミュージアム)
・萩尾望都SF原画展(吉祥寺美術館)
・Woman in Gold(黄金のアデーレ)(映画 ギンレイ会館)


○メインとしていたのは「若冲展」であったが、内容については既にいろいろな所で語られているのでここでは多くは語らないが、よく集めたなというのと、なぜ都美で開催したのか?というのが印象である。

「釈迦三尊像」と「動植綵絵」も素晴らしい(特に単・双眼鏡で拡大してみると)が、「蓮池図」や「象と鯨図屏風」といった墨画の方が私の趣味にあっている。

ただ長ければ、入場券を購入するのに15分、そこから入場するのに120分程度待つことがあるということなのでその点はご注意を。

○それと比較すると今年のゴールデンウイークの東博はすいている。
昨年は「鳥獣戯画展」を開催していたので2時間~3時間待ちであったのだが、今年は「黒田清輝展」及び「黄金のアフガニスタン」展であるのでやや地味な展覧会である。
ただ「黄金のアフガニスタン」展は、すぐ近くの芸大美術館においても「バーミヤン大仏天井壁画」展が開催されているのでこれと併せて鑑賞することをお勧めしたい。旧ソ連の侵攻から現在にいたるまで、アフガニスタン美術の苦難がよくわかる展覧会となると思う(これらはゴールデンウイーク前に鑑賞済み)。

○「俺たちの国芳、わたしの国貞」はボストン美術館所蔵の浮世絵の展示である。前回ボストン美術館を訪問した時には、残念ながらこれまで訪問した時と比較して浮世絵の展示が少なくガッカリしたものであった。昨年は弟子である暁斎の展覧会や国芳でも幽霊画展を中心に訪問したが、今回はボストン美術館所蔵のコンディションの良い浮世絵を「Back to TOKYO(渋谷、凱旋)」と銘打って公開している。国芳が猫ずきであった為、会場のマスコットは「猫」で浮世絵好きな人だけでなく猫好きな人も訪問しておきたい展覧会だ。

○「萩尾望都SF原画展」やや都心から遠い吉祥寺での開催である。原画に加えて、等身大の阿修羅(「百億の昼と千億の夜」)、スターレッド(「スターレッド」)がパネル化されている。
萩尾望都は少女漫画家に分類されるが、上述の作品以外にも「11人いる」「ポーの一族」等、性別を超えた優れたSF文筆家だ。(残念ながら、子供のときは彼女の連載されている少女コミックを買うことはできず、立ち読みしていた)

○最後の映画 Woman in Gold(黄金のアデーレ)であるが、私が数年前ニューヨークを訪問した際、ノイエギャラリー(Neue Galerie)でクリムトのAdele Bloch-Bauer I(アデーレ・ブロッホ=バウアーの肖像 I)を見たとき、あれこれは昔(1980年代後半)オーストリアで見たことがあるのでは・・・と疑問に思ったその答えを示す映画である。

この映画では、特別な人がナチスを生み出したものでなく一般の人々がナチスを生み出したことが描かれている。これはドイツにのみあてはまるのではなく日本でもそうであったと思われ、軍部や一部政治家が加害者で一般的な日本国民は戦争被害者だという現在の風潮に対して危機感を持たせる内容となっている。

余談だが、私がノイエギャラリーを訪問した時も、「Degenerate Art: The Attack on Modern Art in Nazi Germany, 1937」(退廃芸術)展を開催しており、引き続きナチス時代の芸術にスポットをあてた展示を行っていた。



資産運用は基本インデックス運用でアロケーションからのずれを年一回修正するだけなのであるが、興味をもって調べている運用対象としていわゆるSin Stockといわれている銘柄群がある。

その銘柄に属するのは、一般に非倫理的で保有することに対して罪悪感がある銘柄で、具体的にはタバコ・酒・武器・ギャンブル関係銘柄である。又仮に上場していれば風俗産業・麻薬・傭兵派遣業などもそれにあたると思われる。


20年以上前に調査したときは、こうした銘柄からなる指数の対インデックスパフォーマンスはボラティリティが低くかつ安定的なパフォーマンスを示していた。
但し、当時は公開された充分な長さのあるトラックレコードのあるファンドはなく、指数ベースの分析に基づく結果でしかなかった記憶がある。

現在ではこうした銘柄に特化しかつ投資可能なミューチュアルファンドも存在しており、トラックレコードの10年以上存在している(ただし米国ミューチュアルファンド)。

こうした銘柄群を調査しているのは、こうした銘柄がリバタリアンの考え方と調和性が高いと考えているからだ。

それはリバタリアニズムの考えの中に、たとえ愚行だとみなされることでもそうした行為は制限されるべきではないという愚行権があり、こうした愚行権を象徴しているのがSin Stockではないかという考えによるものだ。


2015年の年間支出及び2016年の予算についても記載しておこう。

ただ支出レベルは人それぞれであるからその水準が高い低いというのを問題にするつもりはない。

チェックすべきなのはアーリーリタイヤ想定時あるいは年間予想収支策定と比較して、全体及び各項目毎に支出超過となっていないかどうかだ。

また人によっては耐久財購入や住宅関係費用(例えばリフォームなど)の一時的支出などにより大きくぶれがあるかもしれないが、私の場合はこうした費用は毎月定額を費用化し支出としているので、実際の支出にあたっては積立費用の取り崩しとなるだけであるので、毎月あるいは年間で大きくぶれるということはない。

また支出を振り返るのは、単に過去がそうであったというのを自己満足的にまとめるというより、そこから将来に向けてどのような行動をとるべきかということを策定する為であると考えている。

そうした観点から昨年の支出を見てみると、次のことがわかった。

(1)公共料金及び基礎的収支(食費、被服費等)は概ね当初予算と同程度であった
→ここから日常生活費は概ね想定ラインであったことが分かる。また来年度の同水準の予算で達成に問題はない。

(2)医療費は想定より10%程度多くかかった。
→これは昨年入院したことによるもので、老化の度合にあわせて今後やや予算を多めにしておく必要があるかもしれない。

(3)娯楽費は大幅に超過した。
→これは昨年は海外に2回いったことによるもの(予算策定時点では1回の予定であった)だ。

(4)全体支出としては娯楽費が大幅に超過した分全体としても超過した。

したがってこれを踏まえた今年の予算は、
(1)公共料金及び基礎的収支は昨年と同程度
(2)医療費は昨年比+10%
(3)娯楽費は昨年予算と同程度(2回海外に行く予定なし)
とした。

今年の資産運用について記載する。

まず現在のポートフォリオであるが、目標アロケーション対比で株式アンダーウエイト・非株式オーバーウエイトという状況である。

これは意図してバイアスを設けたのでなく、昨年の価格変動の結果こうなったにすぎない。

今年の資産運用として行うことは、目標アロケーションから乖離したアセットアロケーションを目標値に戻すことだけである。

具体的なオペレーションは、

①株式のアロケーションがマイナスにずれているので、株式を購入する。
②資金は非株式を売却して作る。
③銘柄はインデックスを購入するので銘柄選択も不要である。

これだけである。



資産運用としておこなうことは年一回、時間は30分もかからない。
実際オペレーションは今週実施した。

この理由は過去も記載していたが以下の通りである。

(1)アセットアロケーション
過去に何回か記載したとおり、アセットアロケーションのベースになる期待収益率・標準偏差・相関係数はベルカーブ型を想定していないので、そもそもアセットアロケーションが単年度で変化することはありえない。

昨年度の株価状況や今年の世界経済見通しによって運用計画特にアロケーションを変えることは、たとえ各資産クラスにインデックス運用を採用していたとしても、最も収益に影響を与える部分でアクティブ運用を行っていることにすぎないのである。

したがってアセットアロケーションで行うことは、昨年度の市場変動によって発生したオーバーウエイト・アンダーウエイトを基準アロケーションに戻してやることにだけである。

(2)銘柄選択
私は以下の理由で個別銘柄選択で株式比率を上下させることは考えていない

様々な企業の調査分析を行うことはあるが、それは銘柄選択の為ではない。
なぜなら優れた企業と投資に値する企業は別物であると考えているからである。
また例え調査分析の結果、優れた企業であると判断できてもそれはあくまでも現時点のこと(現時点で考えた将来をも含む)でしかなく、不確定である将来などわかるわけはない。

加えて優れた企業というのとバリュエーションは全く別物である。

バリュー投資なら現時点の分析でかまわないのではないかという話があるかもしれないが、日本の企業の会計・法制・慣習では、企業の資産負債にマーク・ツー・マーケットが正確になされておらず、また解散価値の実現を許容する風土ではないため、企業の実質価値から投資することもあてにならないと考えている。


唯一実施しているのは、寄付感覚で行っているエンジェルとしてスタートアップ企業に対する出資である。寄付感覚で行っているのでリターンは求めず、成功に対しての資金援助及びビジネスアドバイスを行うのみである。