先日、経営会議で金沢へ行った時の話です。
経営陣が20人程集まり、毎月1度会議を行い、経営方針や方向性、必要なシステムや仕組みを議論しているのですが、4月11日(金)にいつものように、会議室に30分前に入りました。
常務と私が一番乗りで待っていると、社長や東京支社長、各事業部長やグループ会社社長が入ってきました。
10分前になったところで全員が集まり、いつもであれば「早いですが全員集まったので始めます」となるところでしたが、東京支社長の携帯に電話が入りました。
電話をかけてきたのは、東京エリア採用担当の女性でした。
東京支社長は電話を切るなり、経営会議メンバーに問いかけました。
「チャンピオンカレーが食べたいらしいんですが、金沢駅からタクシーで一番近いチャンピオンカレーはどこですか?」
すると、社長や常務、金沢の事業部長達が議論を始め
「金沢工大前が一番近いんじゃない?」
「いやいや、片町にあるよ、そこが近いだろう」
「片町の店はインディアンカレーになってますよ」
「あそこまで行くとタクシーでいくらかな?」
「片道2千円ちょっとですかね」
「カレー600円くらいだろう、4千円かけて食べるの?」
こんな感じでそこらで意見が飛び交いました。
結局、電話で教えてあげて食べれたそうです。
会議終了後のそのことを東京支社長が皆さんへ報告されて、全員が良かったね、て言っていました。
このことは、すごいことだなぁってしみじみ思うのです。
会社の経営陣が集まっていて、言わば会社を経営し動かしている人たちの集団なのですが、一社員が「チャンピオンカレー」と言っただけで、全員で可能性を探るべく意見交換したり、Webで探したりしてその社員のために動くんです。
うちの会社も500名を越える社員を抱え、全体で60億を捕らえようとしている会社なのですが、一社員のニーズにこたえるべく、動くんです。
私は思います。
結果を出せる人は、やはり人のために動くと言う基本があるのだと言うこと。
人のことをまじめに考えることのできる人。
行動力に優れ、早急に対応することの出来る人。
そして、感慨深く感じることがあります。
【実るほど頭をたれる】ということ。
経営会議メンバーの皆さんは、一般的に成功されている人と言えます。
うちの会社が500名に対し20名の幹部社員という位置づけで考えても社員全体の4%の方たちです。
8対2の法則で考えたとしても、頂点にいる人たちのことだと思います。
その方々が、急に来た社員のニーズに全員が答えようとすること。
そして、達成できたことを皆が喜んでくれると言うこと。
頭が低く、誰一人
「そんなこと自分で考えれば・・」
的な発言もありませんでした。
私は強く思います。
本当にこの会社は良い会社だなぁ。
そして、経営会議メンバーの方々や、その方にためらわずチャンピオンカレーの場所を聞いてくる社員や、そして皆さんと出会えたこと、良かったと思います。
これからも皆さんのニーズにこたえられるよう、常に腰を低く、頭をたれて役に立とうと思います。

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