~すべて出会いからつながってゆく~ | 手前味噌~ビジネス・家族・子育て・経営・仲間・お客様・恋愛等から気づく法則~

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経営や企業として、また、父親、夫として、あるいは上司、仲間として取り組んできた結果や経験から気づく事を週一回程度UPさせて頂きます。

お役に立てれば幸いです。

リクナビNEXTのスカウトメールを前支店長から頂いたのが社員の皆さんとの出会いの始まりでした。
その当時、私は前職の会社で経営陣の一人だったんですが、経営陣間でお金のことでもめていました。
使途不明金などがかなりの額であり、不透明な会社でした。


若いときから独立心が大変強かった私は大学の時起業して失敗し、また、個人事業主として仕事をしたりと、とてもこだわっていた様に思います。


でも、お金のことでもめたりするのがとても嫌で、透明な経営をしている会社はないのか?透明な経営は出来ないのか?と自問自答し、失望しかけていた時でした。


当時、スカウトメールは沢山頂いていて、その中で2社内定を貰っていました。
国内大手と海外大手のSI会社で、もう自分が経営陣となり、社員の皆さんに働きやすい環境を提供することや、新しい技術研究開発、新しい事業体の創造などはあきらめかけいて関西を離れ、東京で会社員として、やっていこうと思っていた時でした。


前支店長からのスカウトメール自体は別段取り立てて、特別なことがあったわけではなかったのですが、会社のホームページを見て、興味が沸いてきました。


ソフトウェア開発会社は大抵、本社が東京か名古屋や大阪と、大都市にあるのが通常だと認識してましたが、石川県に本社を置いて、東京、名古屋と支店を出すというところが新鮮に思えたのです。
また、スカウトメールの内容は「大阪支店を立ち上げるので、来ていただけませんか」というものでした。


眉唾だったんですが、時間を調整して訪問することにしました。


当日、面接に行くとホームページに掲載されていた社長自らが面接に出てこられて「ウチに来てもらえませんか」と、5分と経たぬうちに言われました。


それから1ヶ月程考えて、入社することとしたのです。
自分が何が出来るかという保障はないですが、もう一度やってみようと思えたのは、つまるところ社長のお人柄でした。


入社当日、社に出社すると責任者は休んでいて、総務の方だけがいらっしゃいました。
自己紹介してPCのセッティングをしていると社長がこられました。


私はびっくりしました。

わざわざ金沢から私のために説明に出向いていただいたのです。


それで、いろいろな会社の動きを端的に話していただいて、15時くらいに本社へ戻られました。


ここまでの一連の出来事で社長の考え方が少し判ったような気がして「やっぱり社長の側で仕事が出来たら面白いだろうなぁ」と思い、仕事に取り組みました。


しかし、大阪の立ち上げは簡単にはいきませんでした。


前支店長の立てた事業計画は利益計画・売上計画が何の脈絡もなく、あてずっぽうでした。
当然の事ながら達成すること叶わず、あっという間に4千万の累積損益が出来上がりました。
つまり借金を抱えたことになったのです。


経営計画そのものを見直し、戦略を立てました。
その損益を黒字化するために採用スピードを上げることにしたのです。
通常、社員を採用をすると経費がかさみ、悪化すると判断される方も多いと思いますが、ウチの会社は開発を行う会社で、開発をするのは社員です。
開発出来る体制がないと仕事を請けられないし、営業も出来ないからです。


Web募集媒体の原稿を何度もブラッシュアップして、スカウトメールの内容を吟味して、何度も書き直し、ラブレターのようにその人に来て欲しいということを伝えるため1通1通メールを書きました。

何通スカウトメールを出したのか覚えてないくらいです。


面接にこられた今の社員の皆さんにもきちんと説明が出来ませんでした。
大阪の開発実績が無いために事業内容の説明もおぼつかない状況だったからです。
でも会社の透明度や雰囲気、社長の人柄だけでも伝えて、将来こうする、こんな体制にするとビジョンをお話しするしかないと思い、1人につき1時間から長い人には2時間30分くらい話をしたこともありました。


その思いをいろいろな感じ方をしていただき、受け取っていただいた方が入社してこられて、初期メンバーとなり、あっという間に今の65名の仲間が出来ました。
スタートは3名の体制で、1年と11ヶ月で65名の方と一緒に仕事をさせていただけるようになったんです。
こんなに嬉しくて、心強いことはありません。
全ては社長との出会いがあり、皆さんとの出会いがあり、そして、社長の想いを皆さんが感じ取ってくれたからだと思っています。


社長に出会わなければ皆さんと共に夢を追いかけることはしていないでしょうし、また、社員の方の結婚式に出席させて頂き、スピーチを失敗することもなかったでしょう。
飲み会で帰れなくなって、サウナでごろ寝することもなかったでしょうね。


そして、利益も2年目とは思えないくらい、成長率でみると220%ですから皆さんのパワーと想いは凄まじいものを感じます。


社長は社長で、前社長から社長職を任命された時、倒産寸前だったと当時、よくお話をされていました。


家を抵当にお金を工面して運転資金にしたことや、社員に賞与が払えず、一人一人に頭を下げて謝ったという話、断腸の思いで、功労者である年長の先輩をリストラしたことなど、今までの歴史をお聞きしてきました。


関西の事業所はこれからも大阪と神戸とで膨らみ、社長のように関西はこれから苦労をして、皆さんと共に新しい歴史を作っていくのだと思います。


それは、皆さんとお会いして、仲間として一緒に仕事をしていくから私たちだけのドラマが出来ると思うんです。


皆さんはこれから自分が主役のドラマを作っていく立場になっていかれるのですから、いろいろな経験をして、苦労して、歴史を刻んで行くこととなると思います。


皆さんが面接をして、考えを伝えてビジョンを伝えていく側になってくると思います。
こうして出会いの機会がつながっていくのだと思います。
そして、とても大切で深いものだと思っています。


今までに無い、辞める社員がいない、社員の皆さんの家族を守れる、透明でやりがいのある会社作りを、これからも皆さんと一緒にやって行きたいと熱望しています。


私は会社に嫌いな人は1人もいません。
ですから会社に来るのが楽しみで仕方ありません。
仕事をするのも楽しいです。


家族と同様、とても大切な人たちだからです。