官公庁のお仕事は稀ですが、、
昨年は南区役所の仕事をお請けしまして、、
①~⑥まであります。。
今回は、、名古屋市中区にあります、
名古屋市役所様~ から、ご注文を有り難うございました。。
今回もまた、名古屋市役所から直々の御注文です。
区役所のお仕事も発注元は名古屋市なので、河村市長様には頭が上がりません。。
名古屋市役所内で実際に使われている椅子で、立派な建物内の会議室で
市議会議員さん達が座られるデスクチェア といった椅子ですね。。この4脚を張り替えます。
ホントはもっと沢山あるのですが、大事な税金が財源ですから少しづずつ進めているそうです。
ひど~く痛んではいませんが、、使い込んだ雰囲気は感じますね。。
総本革張りの格調高いものです。。
お堅い雰囲気も感じますね、黒ですからなおさらか、、
それではこのデスクチェアを張り替えます。
脚部を取り外したら、針おこしで針をおこして1本づつ抜き取るという、
いつもの地道で途方もない、でもキレ~に仕上げるためには大事な作業から、
はがし終わってパーツごとに並べてみました。。魚の三枚おろしみたいなもんでしょうか
早速、裁断~縫製にとりかかります。。先ずは座面から、、
縫製を進めていって、下段では真ん中で底部に引っ張るための紐を予め刺して付けておきます。
出来上がったカバーを被せたら、底部に紐をさして通して引っ込ませて、張り込んでいきます。
最後に、表面から引っ張った紐を底部で留めて終わり
座面の下のマチを張ったら、肘に取り掛かります。
ここではクッション材がへたっていたので補充しますが、
ウレタンゴムを細長くカットしたら両端を斜めにカット(矢印)しました。解り難いですが、、
カットした残り(矢印)が削り節のように、
そして斜めにカットした方を下にして貼り付けると(下段)、
エッジは自然な丸みを作り出します(右下矢印) 。こだわり です。。
肘の内張りの型紙を作って裁断~縫製、感触を和らげる白ワタを貼ったら、
肘の内張に進みます。形を整えながら、四方八方に引っ張って張り進めます。右肘~左肘、
半分ほど出来ましたが、まだまだ道半ば、、
続いて背面です。裁断~縫製を進めて、、
~張り込みます。。3分割するので2ヶ所で引っ込みを付けて、シワをとりながら、
裏側で留めながら、張り進めます
あと少し
仕上げは背の裏側です。。形に合ったウレタンゴムを作って、
型紙を作って裁断~縫製、、
先程のウレタンゴムを貼り付けたら、同じく先程のカバーを張り込んで、、
完成
ほぼ新品
納品
今回は弊社の提案で、本革からハイグレードなソフトレザーに変更しました。
担当者様もご満足で、「本革張りと見分けが付かない」と仰ってましたよ。。
この費用が我々の税金から支払われていると思うと感慨深いものがありましたね
お問い合わせは 竹永椅子店 まで
御見積もり御希望の方は、先ずはお写真でも送って下さい。
送り方はホームページの お問い合わせ ページを見てくださいネ。。
お近くであれば1脚だけでも見せに来て下さい。。
その際は事前に必ずお電話を~。。