2004年10月に出版、2005年6月に映画化され、ますます話題となっているインターネット作品。

「ヲタク」に市民権を与えた。


新しい技術、「IT」が社会を変革していく。


今回の衆議院議員選挙は、TV、インターネットによって左右されるかも・・・・・

『VP(ヴァニシングポイント)』というタイトルの本を書き残した、青年のドキュメントをTVで見た。


「正岡子規のようだな・・・・」

自宅の病床で、小説を書き続ける彼をみて私はつぶやいた。


人間の生きることへの激しさと、肉体を持つ人間の弱さをみているようであった。


小説を書き上げたあと、一人でシャンパンをあけて祝う場面が映像で流れた。

死と向き合って「癌との壮絶な戦い」に勝利したのだが、その彼も、最後は入院する。

そして、「死にたくない」と言いながら、VP出版数日後、死んでいくのである。



「3婆」主催で送別会を開いてくれるというので、昨夕、「サンセット315」に出かけた。


台風11号が過ぎ去ったあとだったので、波は静かで空が澄んでいた。

晩夏の薩摩半島の向こうに太陽が赤く沈んでいった。

めずらしく、遥かとうく「開聞岳」を見ることができた。


目の下の海岸では、浜に打ち上げられた流木やゴミを焼却していた。

すっかり暗くなってからも、焼却作業は何時までも続いていた。

最近「セレブ」という言葉をよく目にするのだが、いまひとつ意味不明であった。


「語源由来辞典」を読んではじめて納得した。


「セレブ」とは、「celebrity(セレブリティ)」の略で、「名士」「有名人」を意味する。

女性誌などでは、美しく優雅で知的な女性を意味することが多い。

1990年末頃から、海外の有名女優やスーパーモデルを「セレブ」、彼女たちが身につけるアイテムを「セレブ御用達」と言うようになった・・・・とある。


もっとも、現在では、単にお金持ちになることや、ブランド品を身に着けることを、「セレブになる」と表現するようである。

「一人でもやる」「一人になってもやる」ということが、事業を始めるときの心構えかもしれない。


それは悲壮感からではなく、それが自分の生きがいだからだ、ということだ。


私にとっては、「NPO法人ヘルスケアフォーラム」がそのような仕事なのだと思う。


人に使われることなく、生活費を稼ぐためでもなく、やりたいことだからやるといったことなのだ。


NPO法人の事業目的に共感する、同じ「ライフスタイル」の理解者が多く集まれば、それにこしたことはない。



「VISIONと戦略」9月号の「医療福祉経営最前線」に、医療法人青仁会・社会福祉法人恵仁会の取材記事が4ページにわたって掲載された。


さすが取材したライターの文章は明快だ。極めて、的確に現状をとらえ、将来への道筋を示している。

カメラマンの撮影した写真も、笑顔が多く使われていて、明るい誌面となっている。


来週月曜日、29日に「職員会議」が予定されていて、そこで私の「退任挨拶」をしたいと考えていたが、まことに良いタイミングで雑誌が発行された。


この記事を材料にして、メッセージをおくることができる。


医療法人を母体にして設立された会社のことを一般に「MS法人」と呼称している。

MSとは、メディカルサービスの頭文字である。


「MS法人」は、病院のトンネル会社であり、本来、医療機関が得ることのできる利益を、院長とか理事長とか特定の個人が別途収入を得るために作られた仕組みであり、明らかに正当な事業体とはいえない。


もっとも、全てのMS法人が、そのような「トンネル会社」ではなく、病院から独立して、事業経営が行われている。


株式会社メディスコーポレーションは、そのような会社のひとつであり、高齢者介護福祉と病院運営管理を柱に事業展開が行われ、東京事務所を持つまでに発展した。


「サービスを高め、コストを削減する」という基本原則を守り、医療福祉事業の経営をサポートすることが、「MS法人」本来の役割であり、結果がよければ、独立した会社として、さらに事業を拡大していくという姿こそが、社会に評価される「MS法人」なのである。


病院事務長と事務次長のT氏と3人、居酒屋「樹康」で落ち合い、「伊佐美」を1本空けた。


事務長は経営実務責任者として、葛藤の日々で、「ちょっと疲れました」と素顔をのぞかせた。

T氏は、看護師の資格をもっているのだが、事務次長として、直接「病院経営」に取組んでいて、将来計画もあり、意欲十分で、これから中核的存在になるだろうと思う。


T氏は、高校卒業後、地元医師会の准看護学校から高等看護学校にすすみ、看護師の資格をとってから勤務についており、恐らく、経済的な理由で大学に進学できなかったことが「コンプレックス」になっているようだ。


その「学歴コンプレックス」が彼の頑張りの原動力のように感じた。


今や、「学歴」ではなく「実力」の時代だと励ました。


実力とはなにか・・・・・?

辞書では、「実際に持っている力量」「実際に行使されることにより、示される力」と定義され、「彼の実力は相当なものだ」という文例が記載されている。


では「実力」をいかにして身につけるのか・・・?

「実力」は、意欲をもって仕事に取り組み、現場で能力を高めていけば、自ずと備わってくる、と私は考えている。







「相生の里」の運営管理会社、「中央区佃高齢者介護福祉サービス株式会社」の代表取締役社長、林雅樹氏は、2005年4月1日付で、株式会社ジャパンヘルスケアサービスの取締役本社営業本部部長兼企画開発サービスグループ部長に就任している。


ジャパンヘルスケアサービスは、平成2年に札幌で立ち上げられた会社で、現在、本社は、東京都豊島区であるが、北海道に本部があり、代表取締役社長は対馬徳昭氏である。


設立時の社名は、「株式会社ケアサービス」で、その後、高齢者介護福祉事業の吸収合併を重ねて、平成9年1月に社名を変更し「株式会社ジャパンケアサービス」となった。


主要株主は、対馬徳昭氏、帝人ファーマ株式会社、三井住友海上火災保険株式会社、株式会社トーメン、株式会社北海道銀行、住友信託銀行株式会社であり、平成17年現在、従業員数、3000名の事業体である。


ジャパンケアサービスは次のような事業を展開している。


居宅介護支援事業

訪問介護サービス

2人派遣入浴サービス

ケア付賃貸住宅

グループホーム

デイサービス

特別養護老人ホーム

高齢者向住宅リフォーム

福祉用具機器の販売

福祉用具のレンタル

大人用紙オムツの販売


東京都中央区における高齢者介護福祉事業「相生の里」は、人材、ノウハウを先に開発した、地方設立の会社によって運営されるのである。


「公設民営」は、中央区だけでなく、港区でも同じであり、大都市東京における、高齢者介護福祉事業の動向として注目すべきことである。







来週火曜日に「暑気払い」をすることにした。


お世話になった事務所の6人を「焼き鳥・福ちゃん」に招待して、感謝の気持ちを伝えたいと考えた。

「暑気払い」にもじって「石山払い」というのはシャレにならないかなーと、自分の「送別会」を企画したのである。


「福ちゃん」には既に予約しているので、あとは気持ちよく参加してくれると良いのだが・・と、念のため、案内をすることにした。


昨夜の私の失態があるので、「案内状」をわたすと、笑われてしまった。