『VP(ヴァニシングポイント)』というタイトルの本を書き残した、青年のドキュメントをTVで見た。


「正岡子規のようだな・・・・」

自宅の病床で、小説を書き続ける彼をみて私はつぶやいた。


人間の生きることへの激しさと、肉体を持つ人間の弱さをみているようであった。


小説を書き上げたあと、一人でシャンパンをあけて祝う場面が映像で流れた。

死と向き合って「癌との壮絶な戦い」に勝利したのだが、その彼も、最後は入院する。

そして、「死にたくない」と言いながら、VP出版数日後、死んでいくのである。