医療法人を母体にして設立された会社のことを一般に「MS法人」と呼称している。
MSとは、メディカルサービスの頭文字である。
「MS法人」は、病院のトンネル会社であり、本来、医療機関が得ることのできる利益を、院長とか理事長とか特定の個人が別途収入を得るために作られた仕組みであり、明らかに正当な事業体とはいえない。
もっとも、全てのMS法人が、そのような「トンネル会社」ではなく、病院から独立して、事業経営が行われている。
株式会社メディスコーポレーションは、そのような会社のひとつであり、高齢者介護福祉と病院運営管理を柱に事業展開が行われ、東京事務所を持つまでに発展した。
「サービスを高め、コストを削減する」という基本原則を守り、医療福祉事業の経営をサポートすることが、「MS法人」本来の役割であり、結果がよければ、独立した会社として、さらに事業を拡大していくという姿こそが、社会に評価される「MS法人」なのである。