2006年を、医療構造改革元年(医療ビッグバン)と認識しなければならない。
すなわち、医療保険・介護保険制度維持を目的とした「医療費適正化」に象徴される医療福祉政策と、さらに人間ドック、再生医療など自由診療拡大を目的とした「医療特区」に象徴される規制緩和政策である。
医療福祉政策に対応するためには、コストをかけないで必要とするサービスを提供していく「経営」が最重要課題となり、規制緩和政策に対応するには、株式会社による医療福祉経営という未知の世界に足を踏み入れなければならない。
医療・介護保険制度の枠組みの中で事業を継続するのであれば、当然、行政の指導の下での制約に甘んじなければならないが、株式会社による医療福祉事業は、行政の制約が緩いだけに、経営は今まで経験のない激しい競争の下でのサバイバルゲームとなる。
2006年度は、この二つの流れを「地域ケア研究会」と「HMO研究会(仮称)」で解明していきたいと考える。
「地域ケア」は、小規模多機能施設に代表されるように、地方でサービス開発が先行しているので、岩手・長野・鹿児島などの医療福祉事業経営者をメンバーとして、研究会を開催したい。
一方、株式会社による医療福祉経営は、東京のような大都市に集中して開発されていくことが予測されるが
米国のHMO(Health Maintenance Organization)に代表される医療福祉経営をテーマとして、欧米の医療福祉事情に関心をもつ方々と研究会を開催したい。
これが2006年度の取り組みである。
新春恒例の「箱根駅伝」の応援に日本橋まで出かけた。
沿道は人があふれ、その中で、各大学の応援団がパフォーマンスを演じていた。
この無意味とも思える応援合戦に、私はすっかり夢中になり、そして少々時代がかった男子応援団と、若さあふれるチアガールからパワーを沢山もらった。
最後のランナーを写真に収めたあと、そのまま銀座7丁目まで足をのばし、「銀座ライオン」で一人ビールを飲んだ。このビヤホールは、私の知る限り建物も店の雰囲気も変わることがない。店内には家族ずれもいて、心温まる新春であった。
これが、私の2006年のスタートである。
2005年は、私にとって大きな転換点であった。
仕事の場面では、鹿児島で1年間の高齢者介護福祉事業の現場経験を経て、定年後の第2の人生の活動拠点と定めた「NPO法人ヘルスケアフォーラム」のポジションに着地した。
プライベートの場面では、インターネットから情報を得て、1992年(平成4年)1月以来、13年間会うことのなかった子供たちに再会することができた。
2006年は、人生後半の再出発の年である。
NHK・ラジオ第一放送の深夜11時20分から翌朝5時までの「ラジオ深夜便」はとても良い番組だ。
アンカーと呼ばれるアナウンサーの人柄までわかるような、内容の濃い番組である。
この番組のためであれば、受信料を払ってもいいと思う、沢山の隠れたファンがいる。
特に、眠れない夜を過ごす多くの老人にとって、この番組はなくてはならないものとなっている。
NHKラジオ放送を24時間つけっぱなしにしている。
TVよりはるかに内容の濃い話が聞ける。
今日は、「人生の三冠王」ということを、加山雄三が番組の中で語ったので、書き留めた。
「関心」を持ち続けること
「感動」する心を失わないこと
「感謝」する気持ちを忘れないこと
「関心」「感動」「感謝」の「3カン」を持ち続ける者が、「人生の三冠王」だというのである。
「あなたは今、何をなさっているのですか?」
と質問されることがある。
「NPOとSOHOです」
と、私は答えることにしている。
ヘルスケアフォーラムはNPO法人活動であり、フォーラム21はSOHOスタイルの医業経営コンサルタント事業である。
2本、歯がグラグラしてきた。
そのために、歯を気にしながら、注意深く食事をしてきた。
流動食にするわけもいかず、意を決して、昨日歯科に行った。
抜かないといけない状態だという。
しかも、2本だけでなく、この際、ほかにも4~5本抜いてしまった方が良いという。
「出来るだけ持たせたいですから・・・。」と主張して、2本だけ、20日に抜歯することとした。
・・・・抜歯した後、どうなるんだ?
「歯抜け爺」のままか・・・・。どうも、納得がいかないな~!
・・・というわけで、別のデンタルクリニックを何食わぬ顔をして訪ね、診察を請うた。
アポイントが取れたので、明日の夕方、「抜歯しないで、定期的にケアしながら、このまま自然に抜けてしまうまで、もたせることは出来ないか」聞いてみるつもりだ。
女々しいかもしれないが、歯科の「セカンドオピニオン」というわけだ。
三宅島に高齢者支援拠点「風の家」がオープンするとNHKラジオが報じています。
三宅島では帰島された方の40%が65歳以上の高齢者だとのことです。
「風の家」では、高齢者が孤独にならないように、様々なボランティア活動を計画するとのことです。
このような活動を行政が支援することにより、高齢者にとっても住みやすい社会が生れるのでしょうね。
三宅島は、「サクセスフルエイジング社会」の、分かりやすい「ショールーム」になるかもしれません。



