現在、目覚ましい活躍をされている方でも、
この先の未来がどうなるかは
誰にも分かりません。
運命は自らの手で
切り拓いていくことができるものですから、
持って生まれた宿命は、
より良い人生を送るための
羅針盤として捉えるのが良いでしょう。
今回は、
現在80代の晃子さん(仮名)の
歩まれた道のりを振り返り、
そこに宿命がどのように影響を与えてきたのか、
紐解いてみたいと思います。
まずは九星氣学からみてみましょう。
🌟本命星:八白土星
🌟月命星:五黄土星
🌟傾斜:八白土星
🌟同会:二黒土星
🌟最大吉方:二黒土星・九紫火星・六白金星・七赤金星
🌟安心星:二黒土星
🌟対面星:二黒土星
- 本命星:天命・使命・人生の基本
- 月命星:妊娠の月。健康に大きく影響
- 傾斜:潜在的能力。人生の苦悩を示す
- 同会:人生の舞台。営業の拡大を示す
- 最大吉方:自ら獲得する幸福への最短距離
- 安心星:精神的な安心感を与える
- 対面星:人生の大きな変化をもたらす
晃子さんは、本命星も傾斜宮も八白土星のため、
八白土星の性質が強く現れます。
正義感が強く、
自分の意志を曲げない意志の強さを持っています。
真面目で努力家ですが、
頑固で融通がきかないところがあるため、
世渡り上手とはいえません。
上から目線で、
人の好き嫌いが激しいです。
八白土星は本来、堅実な金銭感覚の持ち主。
ギャンブルや散財には無縁です。
しかし、晃子さんは違いました。
彼女はパチンコに夢中になり、
大金を注ぎ込んでしまうのです。
実は、本命と傾斜が同じ場合、
先ほども言ったとおり
八白土星の傾向が強くなりますが、
八白の「陽極まれば陰に転ず」
という側面が強く現れる人がいます。
八白が転ずると七赤の要素が出て、
七赤金星の「お金」や「勝負」といった要素に
強く惹かれるようになったのです。
30代からパチンコにハマり、
1000万円以上をつぎ込んだ晃子さん。
その資金源は、
波乱万丈な人生経験にありました。
19歳で結婚し、
二人の子供に恵まれた晃子さん。
しかし、夫のパチンコ好きが原因で、
26歳の時に離婚を決意します。
(その頃の晃子さんはギャンブルが大嫌いでした)
慰謝料も養育費も受け取らず、
子供たちを養うために水商売の世界へ。
(昭和40年代、女性が稼げる仕事は限られていました)
持ち前の美貌も手伝い、
十分な収入を得ることができましたが、
昼夜逆転の生活は
子供たちにとって良い環境とは言えません。
そんな時、彼女に転機が訪れます。
中小企業の社長Yさんから
「愛人にならないか」
「毎月40万円出すよ」
と持ちかけられたのです。
(この当時の40万円は大金です)
正義感の強い晃子さんは悩みましたが、
夜の仕事を辞めて
子供たちとの時間を増やしたい一心で、
彼の申し出を受け入れました。
Yさんは3歳年上で
なかなかのイケメン。
そしてそして
晃子さん自身は知らないことですが、
Yさんは、晃子さんにとって
二黒土星の「同会」の人💖
それは、人生の舞台を広げ、
必要な情報や人脈をもたらしてくれる存在です。
毎月40万円という
安定したお金を得ることになりましたが、
晃子さんはすぐに
営業の仕事を探して働き始めました。
すると、Yさんは
晃子さんの仕事を応援してくれて
お客さんをたくさん紹介してくれました。
彼は二黒土星。
晃子さんの同会だけでなく、
最大吉方であり、
安心星であり、
対面星なのです。
同会の人は、
- 自分と外界の橋渡しをしてくれる
- 同会の人を介してご縁が広がっていく
- 自分の環境を拡げて行ってくれる
- 必要な情報を持ってきてくれる
- お客様を紹介してくれる
- 人脈やご縁を広げてくれるお手伝いをしてくれる
- 能力を広げてくれるお手伝いをしてくれる
Yさんは正しくその通りの人でした。
彼の応援と自身の努力によって
晃子さんはトップセールスへと成長。
Yさんからの月40万円に加え、
自身の年収も1000万円近くに達しました。
晃子さんの人生は、
八白土星の光と影、
そして二黒土星の人との出会いが織りなす、
ドラマティックな物語
と言えるでしょう。
彼女が今後どのような道を歩むのか・・・
次回に続きます。
次回は四柱推命も交えてお話します。