好きだったけど…

改名に踏み切った子の葛藤

 

という記事が載っていました。

 

 

 

上記記事の内容を要約したものです。

 

 

 

松下星奈さん(仮名20代女性)の

過去の名前は、

「松下ほっしい」でした。

 

太陽みたいなギラギラの輝きではなく、

小さな星でもいいから一生懸命輝いてほしい、

自分らしく生きてほしい──。

 

 

という親の願いからつけられた名前です。

松下さん自身、

幸せを考えて名付けてくれたこの名前が好きでした。

 

 

でも、名前によって悩まされることが多かったそうです。

 

変わった名前が原因で悪目立ちしていました。

名前から勝手な想像をされて、

中傷や噂が広がったこともありました。

 

 

 

自分だけでなく、

「こんな名前をつけた親の氣がしれない」と

家族の悪口を言われたり、

 

 

社会人になってからは、

名刺交換で笑われたり、

好奇な目で見られたりしました。

 

 

それは「とてもしんどかった」

 

 

 

そうした経験が重なり、

松下さんは昨秋、

思い切って改名の手続きをしました。

 

 

 

改名する人の理由はさまざまですが、

司法書士事務所エレベスト大阪の所長、

堀川貴史さんによると、

キラキラネームを理由とする改名は、

本人よりも親が希望する例が多いのだそう。

 

命名時にはこれがいいと思ったものの、

後になって親戚や周囲から

「読みにくいんじゃないか」

「将来に差し支えるのではないか」

と言われ、

  • 出生届を出して間もない人
  • 子供が2歳くらいまでの人

が多いそうです。

 

 

 

 

法制審議会・戸籍法部会で委員を務めた

国語学の笹原早稲田大学教授は、

部会では氏名の読みをどう制限するかではなく、

そもそも制限すべきかどうかについても

議論したと振り返ります。

 

日本の漢字文化は

柔軟性や自由度がとても高いのが特徴です。

 

中国の文字である漢字を、

日本語の中で活用してきたわけですから。

 

その時代の求めるものや社会の動きによって、

新しい漢字の読み方が生まれてきた歴史があります。

 

名づけにもその自由さが反映されていて、

それが命名の文化にもなっています。

 

現時点の認識で制限すると、

名前についてだけ変化を止めてしまう可能性がある。

 

それは文化において危険なことだ。

 

そんな懸念を専門家の立場から

根拠を挙げながら主張してきました。

 

法によって命名権を制限するのはなじまない。

 

一方で、

子の名前を親の自由にしていいのか

という懸念もあります。

 

 

 

私が教えている学生にも、

年に数人は難読な名前があり、

生まれてこの方、一度も

正しく読まれたことがない

と嘆く声を聞くこともあります。

 

そうしたことから、

子どもが大きくなって

社会で過ごす姿をしっかりと想像し、

 

文字の意味に加えて

その子と周囲の幸せについても

よく考えて名づけてほしい

と思うのです。

 

 

 

 

 

 

精神科医で詩人でもある

尾久守侑(おぎゅうかみゆ)さんは、

難読な名前なので

注目されることも多かったそうですが、

他にまったくいない名前なので

嫌いではないそうです。

 

 

『名は体を表す』

という言葉があるように、

 

名は他者に与える印象だけでなく、

自身にも影響を与えるものかもしれない。

 

 

だとすれば、

名前によって人生を左右される

という見立ては、

決して不自然ではない。

 

 

果たして

名前は人生にどんな影響を与えるのか?

 

 

 

尾久さんは「わからない」と思案しながら、こう語ります。

 

 

キラキラネームであった場合と、

よくある名前だった場合と、

どう人生が変わるのか、

簡単には説明できないでしょう。

 

 

それでも多くの人がキラキラネームという

珍しい名前が氣になってしまう。

 

 

それは

名前と人生とがどう関係しているのか?

みんなその謎をのぞきたいからではないでしょうか。

 

 

 

 

 

 

全ての子供が、

「自分の名前が大好き!」

と思う名前であることを願うばかりです。

 

 

 

友だち追加

よろしくお願いします。

 

 

 

 

 

 

 


 

 

 

宝石赤中級講座修了生対象の鑑定士養成講座は準備中です♡

 


 

友だち追加

よろしくお願いします。