「西麻布のイタリアンの食事会から文春のインタビューを経て、SMAPが解散することになった一連の流れは、真実を表に出すための仕掛けだったと感じます。華やかな芸能の世界の裏には汚い闇があります。隠された闇の真実を表に出すことが大事です。」
「SMAPは踊れないじゃない」は、ジャニーズ事務所の副社長のメリー喜多川とSMAPを育てた女性マネージャーの飯島三智が対立していた時に、メリー喜多川の口から出て来た言葉で、週刊文集に掲載されていました。《たーちゃん☆NEWSMAP新しい地図のX》によると、「踊れない」＝「枕営業できない」という意味を持つというのです。
『メリーが残した唯一素晴らしい言葉は「だって、SMAPは踊れない(芸能界隠語で枕営業できない)飯島に踊りを踊れる子を預けられないもの」飯島さんがSMAPや担当タレントを守ってくださっていたのだと私は文春のインタビューを読んで自分なりに理解したのでした マル』とあります。Wikipediaには、枕営業の説明が書かれています。
『枕営業とは、業務上で付き合いのある人間同士が性的な関係を築くことによって、物事を有利に進めようとする営業方法のことである。「枕」とは、本来は就寝に使用する代表的な寝具の1つにすぎないが、この言葉が「寝る」ことの換喩となっているため、次第に性行為、売春などの意味合いで用いられるようになった。
古くは、江戸時代における「枕芸者(まくらげいしゃ)」や「枕附(まくらつき)」、「枕金(まくらきん)」などの隠語、同衾(どうきん=一緒の布団で寝ることで転じて性交の意味)を意味した「枕を交わす」や「枕を重ねる」といった言葉の用法などに見ることができる。隠語の「枕営業」は現代において通じるものである。
特に性的な魅力(セックスアピール)や擬似的な恋愛(感情労働)などを利用することで成り立つ業種、ホストクラブやキャバクラなどの水商売や風俗店、芸能界やマスメディアに関連する業種などで多く使用されている隠語である』。枕営業は、相手を自分の思うままに支配して動かすために性的関係を使う手法です。人間の性欲を利用した古典的な手段だと感じます。
PCにて「踊る×隠語」でヤフー検索してみると、検索トップページには、「他の人はこちらも質問」が表示されて以下の内容が出てきました。『芸能界の隠語で「踊れない」とは何ですか？ SMAPは踊れないと言ったのはダンスのことではなく 芸能界の隠語で「枕営業」をしないということだと。2017/01/09 (頑張ってますね。 | なぎたんのブログ)』。
最近、ヤフー検索結果の表示方法も変わってきています。いちいち表示されたリンクをクリックして内容を確認しなくても、手早く調べられるようになっていて感心します。「踊る×隠語」でネット検索しただけでも、「SMAPは踊れないは、枕営業しないこと」の意味を知ることができます。そもそも「踊る」の名詞である「踊り」とは何かを調べました。
wikiには、なるほどと思う内容が書かれています。『安土桃山時代に素人芸である踊りを興行化した出雲阿国らの歌舞伎踊りがあり江戸時代に大流行したが、これは語源の「カブク」が示すようにみだらな芸であり、舞が禄の対象であったのに対し取り締まりの対象であった。しかし明治維新後、舞が禄を失って絶えてしまったのに比し、現在歌舞伎舞踊は重要無形文化財になっている』。
興行化した踊りの源流が出雲阿国(いずものおくに)です。wikiによると、『出雲阿国(1572年-没年不明)は、日本における安土桃山時代、江戸時代前期の女性芸能者。ややこ踊りを基にしてかぶき踊りを創始したことで知られており、このかぶき踊りが様々な変遷を経て、現在の大歌舞伎とチンドン屋が出来上がったとされる』と記されています。
また、wikiには、『お国が演じていたものは茶屋遊びを描いたエロティックなものであり、お国自身が遊女的な側面を持っていたという可能性も否定できない』『慶長8年(1603年)5月6日に女院御所で踊ったという記録があり、文献によって踊ったものの名称が「ヤヤコ跳」「ややこおとり」「かふきおとり」と異なっている。
この事と記述の内容から考えて、慶長8年5月からあまり遡らない時期にかぶき踊というあらたな名称が定着したと考えられている。内容面でもかわいらしい少女の小歌踊と考えるややこ踊から、傾き者(かぶきもの)が茶屋の女と戯れる場面を含むようなものに質的に変化したと考えられている』とあります。歌舞伎踊りは、エロ、色情などの性風俗の要素が含まれているのです。
「ややこ踊り」とは、少女を対象にした性風俗という意味があると感じます。《一家心中事件に使われた向精神薬と性加害から浮上する歌舞伎役者「市川猿之助」の暗黒の裏の顔》には、歌舞伎役者の市川猿之助の事件について記していますが、歌舞伎の世界は、隠されてきた闇の真実があるということです。そもそも、芸能界の「芸能」の中に「歌舞伎」も含まれます。
wikiによると、『日本語の「芸能」は広く流通している表現であり、芸能界や芸能人など大衆文化(大衆芸能)を想起させるものを含む一方、能や歌舞伎などの伝統芸能の枠組みも含まれる』と記されています。「芸能」は、支配層が一般大衆を支配するために利用した華やかな催物です。多くの人々を派手な衣装やエロティックな舞台で惹きつけて利益を得るための工作です。
宗教と同じように、多くの人たちを集めるので、女性や子供をさらって松取りや人身売買などの裏の金儲けに繋がると見ています。「踊り」という言葉自体に、「枕営業」につながる歴史があるのです。メリー喜多川が発言したとされる「SMAPは踊れないじゃない」の言葉を掲載した週刊文集をネットで調べると、当時の編集長が書いた記事に行き着きました。
2023.9.11のダイヤモンド・オンラインの記事《ジャニーズと戦った元文春編集長が、記者会見を見て感じたこと》には、『インタビューは、「SMAPは踊れない」「飯島(SMAPを育てた女性マネージャー)は踊れる子を育てられない」「だからジャニーズは任せない」「出て行きたいならSMAPを連れて出て行きなさい」と、取材班の目の前で激しくSMAPとそのマネージャーをこき下ろす内容でした。
「聞いたことは全部書いていい」と言われていたし、抗議を受ける立場でもないのですが、担当役員である私や新谷学編集長などが呼び出されて、延々と文春への長きにわたる恨みを聞かされました』と記されています。「SMAPは踊れない」の裏の意味は、SMAPは枕営業ができない、すなわち、SMAPは枕営業の業務命令を拒否したということだと推測します。
「飯島は踊れる子を育てられない」とは、「飯島は枕営業ができるタレントを育てられない」ということです。メリー喜多川がジャニーズのタレントを使って枕営業をさせていたことが容易に想像できます。枕営業は、裏の金儲けにもなります。また、相手の弱みを握ることができ、有力者と太いパイプをつくるための手段にもなります。
ジャニーズが規模を拡大して力をつけるために枕営業は必要だったのです。枕営業という金儲けを含めた裏の営業ができないタレントを排除していたことになります。メリー喜多川の「SMAPは踊れないじゃない」発言について調べていくと、2023年6月7日の「RENOTE」の記事《SMAP解散の真実？メリージュリー親子の黒い噂》に重要なX(旧ツイッター)情報が掲載されていました。
『「メリー親子が松本潤生田斗真増田貴久を引き連れて大地真央、黒木瞳らと食事したのは何の目的？」と文春がジャニーズ事務所に質問状を送ったらなぜか30年ぶりにインタビューを受け、メリーが5時間かけてごまかそうと頑張った全記録』。大地真央と黒木瞳は、元宝塚歌劇団の月組のトップスターと元宝塚歌劇団の月組のトップ娘役です。
また、《Xユーザーのしょこちんさん》には、『西麻布のイタリアン【メリー女帝お怒り記事の発端】西麻布のレストランでメリーとジュリー(当時副社長)、大地真央夫婦、黒木瞳、松本潤、生田斗真、増田貴久が食事をしているのを文春が突き止め、これがどんな目的の食事会なのかジャニーズ事務所に質問状を送った』とあります。(食事会は2014年12月)
リポストした《Xユーザーのすまこさん》には、『きっと当時の文春が当時掴んでいたネタは、事務所幹部が媚びを売るセレブ芸能人に対して催す「ホスト接待（ホストは自社タレント）」だったんだろうな。それが表沙汰になると自分達の醜聞に繋がるから、慌ててお抱え弁護士連れて文春のインタビューに応じたというね』と記されています。
ジャニーズタレントを使った枕のご指名をもらう面接の場を設けたのだと感じます。1つの見方は、メリー喜多川が実権を握ったジャニーズ事務所が裏の営業の秘密を文春にバレないようもみ消すために、自らSMAP解散騒動を起こして、最終的にSMAPの解散に至ったというものです。しかし、これは、逆に見ると、後から真実を追求していくと分かるようにするために、大きなイベントを起こしてヒントを置いたようにも見えます。
「SMAPは踊れないじゃない」というメリー喜多川の言葉が真実をほのめかすヒントである故に、後者の方が可能性が高いと感じます。西麻布のイタリアンの食事会から文春のインタビューを経て、SMAPが解散することになった一連の流れは、真実を表に出すための仕掛けだったと個人的には捉えています。いずれにしても、華やかな芸能の世界の裏には、汚い闇があり、隠された真実を表に出すことが大事になります。
【関連記事】