2日3日に、ツインリンクもてぎにて行われた、SUPER GT に行ってまいりました。
2019年の最終戦となるこのラウンドで、GT500とGT300のチャンピオンが決まる大事な1戦。
自分が応援する日産勢は、GT500が#23 GT300が#56 に可能性があったが、ポールTOフィニッシュが最低限の条件で、後はほかの車が脱落しないと、という首の皮1枚もない状況であったが、土曜日の予選で、#56は2位に、#23は、1コーナーで突っ込みすぎて白煙を上げるほどのフルブレーキで思ったよりタイムが上がらずに、予選3位に終わり、2019年のタイトルは獲得ならず。
これで、GT500は#6と#37のレクサス勢の一騎打ち。GT300は#55と#96の一騎打ちでしたが、#96は予選で失敗して下位に沈んで、得点差を考えると#55が断然有利。
日曜日の決勝ですが、
GT500のレクサス勢の壮絶なバトルはすごかったですね。
順位が変わるごとに、#6が獲得するのか#37が逆転するのか、目まぐるしく状況が変わっていきましたね。
とくに、#37と#36の絶妙なチームプレイ。
トップを走っていた#36がうまい具合に#37に順位を譲ったり、#6が追いかけてくると、#36が絶妙なブロッキングで前を行かせないようにしていましたね。
そして、最終コーナーで両者コースオフしながらのオーバーテイクで#6が2位に順位を上げると、勝負あり。
#6が17年ぶりのシリーズチャンピオン。
GT300は、#55が淡々と4位で走り切り、最終的に3位まで上げた#96を振り切りシリーズチャンピオンに輝きました。
写真と、いろいろなコメント
GT500チャンピオンの#6
GT300チャンピオンの#55
GT500の優勝は、#37で、3位にも#36が入り、レクサス勢表彰台独占で、レクサスとしては最後のレースを華々しく飾りました。
GT300の1位~3位。
#65のベンツが独走だったが、ゴール目前でガス欠で#11のGT-Rがうっちゃりで優勝。
GT300でポールをとった#720のパロウ。決勝はダメだったが、来年500に行った方がいいんじゃないかな。
今回がSUPER GTラストレースとなったジェンソン・バトン。
2017年の鈴鹿1000kmのゲスト参戦から、昨年からレギュラー参戦して、初年度でタイトルを獲得。
最初はF1チャンピオンといはいえ、GT300を抜くのに苦労していたが、今では違和感なく抜くようになったし、
ジェンソン、お疲れ様。日本でレースで走る機会があれば、見に行きたいですね。
来年から、DTMと共通になるクラス1規定へ変更となるGT500のデモラン。
GT-Rは大きな変更はなし。
レクサスからトヨタへ変更になるGRスープラ。
NSXはミッドシップからFRにレイアウト変更しての参戦。ボンネットが盛り上がってますね。
F-2B戦闘機によるウエルカムフライト。
そして、GT500の日産勢。
エンジントラブルで決勝未出走で#3が早々とリタイヤ。#12も土曜日のフリー走行でエンジントラブルでエンジン交換したものの、エキゾーストから火を噴いてリタイヤ。
#24もいいところがなく10位の1点取ることがやっと。
スタートで2位に上げた#23だったが、その後は全くペースが上がらずに8位に沈んでフィニッシュ。ランキング3位はキープできたが…。
来年に向けて、色々といいたいことがあります。
まずは、
#23とそれ以外のチームの格差が大きすぎる。4台それぞれが戦えるように格差是正をしてほしい。(本当は、台所事情もあるのかもしれないがわがまま言わず5台体制にしてほしい)
ミシュランタイヤの特性。あまりにピンポイント過ぎて、予選1発勝負では力を発揮するけど、路面状態が大幅に変わる決勝はいつもずるずる順位を落とす。ブリヂストンみたいに作動幅を広げないと…。それができなければ、ブリヂストンに土下座して…。
ベース車両が古すぎ。10年以上前の車。人によっては熟成されたといっているが、古すぎ。インフィニティQ60をスカイラインクーペとして仕立てて参戦した方がいいかも。
エンジンを純レースエンジンに。レースエンジンとはいえ、他の2社のようにSUPER FORMULAに参戦していないため、フィードバックが少なくなってしまう。個人的には、日産もSUPER FORMULAに参戦してエンジンを鍛えてほしいのだが。
やはり、ニスモの首脳陣総入れ替えかな。ここが一番変えなければならないところかも。
日産を応援しているものとしては、2016年以前の強い日産を望んでおります。
シリーズ戦は終了したが、今年は、11/23と24にDTMとの交流戦があります。
タイヤはいつもの複数のメーカーを使用するのではなく、ハンコックタイヤとなります。
ここで日産勢、うっ憤を晴らすがごとく、上位独占してほしいですね。