◆今日の一言
No.442(07/5/28)

『有料の知識は、最大のコストダウンである』






ある資産家の家に泥棒が押し入った。


泥棒は現金や宝石を探したが見当たらず、部屋にあったテレビとビデオデッキを盗んで逃走した。


帰宅した資産家は自宅に泥棒が押し入ったことに不快な思いをしたが、盗まれたのはテレビとビデオだっただけで、隣の部屋の本は一冊も盗まれていないことを知り、「よかった」と安心した…。



『金持ち父さん 貧乏父さん』(ロバート・キヨサキ/筑摩書房)の後半にある話です。



もうずいぶん前に、FUN Business Cafeで紹介しました。


貧乏な人はカネかモノしか目に入らず、決して知的資産にお金を支払おうとせず、貧乏な考え方のままで一生生きるので、一生カネかモノに幻惑されて生きるのだ、と。



FUNで僕は、有料の講座を行っています。


というより、何かを教えるときは、必ず最低で20円、最高で800円のお金を請求します。まとまれば9,000円前後の講座もあります。


そういうことを知って、「FUNの小島さんという人は、絶対にカネを取る」という学生もいるようです。



正解です。僕は教える知識が必ず結果が出るという自信があるので、必ずお金を取ります。不満であろうが、それは事実です。どう言ってもらおうが、知ったことじゃありません。


しかし、お金を取る目的については、ずいぶん勘違いしている方もいます。僕が「お金が欲しいから」だと言う人がいるのです。


僕は社会人相手なら40万円を請求する内容を、学生なら数百円で教えます。「儲けよう」と思っているなら、この金額と手間は誰が考えても「やりたくない」というくらい引き合わないものです。



僕が学生に実務や会計の知識を教えているのは、若者の将来のお金と時間を大幅に「節約」するためです。



例えばここに、「資産」と「負債」という、会計の初歩の初歩の知識を持たない人がいるとしましょう。


その人は目先のモノに幻惑され、自分のお金と人のお金の区別がつかなくなって、社会に出れば次々とガラクタを買い込むでしょう。


返済で懐は厳しくなり、自分は頑張っているつもりなのに給料が上がらないことにストレスを感じて、後日…


「僕は毎日一生懸命頑張っているんだから、給料を上げて下さい!」と真顔でギャグを言う可能性もあります。



冗談じゃない。


しばらく一生懸命なのは大したことですが、いつまでも同じことで一生懸命なのは怠慢の証拠です。僕はそういう社会人には、


「君はいつもいつも一生懸命だから、給料を下げてあげよう」と言ってよいと考えています。



同じ仕事でいつまでも能率が上がらないなら、それは仕事が多いからでも時間がないからでもなく、頭を使っていないからです。


要するに、資産的行動と負債的行動の区別が付いていないのです。



ボウリングで言えば、いつまでも端っこのピンばかりをちょびちょび倒してばかりで、「そこを倒せば波及効果もデカい」というセンターピンだけは、いつまでたっても狙おうとしないのです。


会計や営業の正確な知識がないから、いつまでも「誠意が一番」とか「不屈の努力」などと意味不明なことばかり言うのです。


そして、ストレス解消でカラオケやボウリングばかり行き、服やお菓子にありったけのカネをつぎこんで、負債運用を行うわけです。



「資産とは何か」、「負債とは何か」くらいは、正直、古本屋で100円で見つかる本からでも学べる初歩的なお金の知識です。


しかし、そういうことですら「ムダ」と考え、3,000円の宴会や1万円の服、50万円の車、20万円の旅行を選ぶ人がいます。


こういうありきたりな事例を考えても、知識を買おうとしない人間の行動がいかに矛盾に満ち、無意味なものか、よく分かると思います。



有料で買った知識は、そもそも「元を取るぞ」と思わねば買おうとしない性質のものなので、買えば必ず生かすことを考え、後日生かすことができ、結局は投資を回収できます。


しかし、「身近な人のタダのアドバイス」ほど高い買い物はありません。


それはどこにでもありふれていて、いつ聞いても時代遅れで、見かけは耳障りが良く楽しくても、人生を生きるのに何の使い物にもなりません。



そもそも世の全ての貧乏な人はマルクスとレーニンの信者なので、「唯物論」という宗教を信じ、全ての買い物は物的に存在せねばならず、目に見えるものでなければならない、と考えます。


目に見えない「20万円」のファイナンシャル・プランナーの知識より、目に見える「20万円」の遊びの方がよいと考え、目に見えない1万円の本より、目に見える1万円の服のほうがよいと考えるのが貧乏な人々です。


「金持ち父さん」で言うところの「資産家の家に押し入った泥棒」と、その行動特性は何も変わらないのです。



だって、貧乏人とは、「自分の泥棒」にほかならないのですから。


誰も盗めないその人の貴重なお金を、自分自身で毎日、必死に盗み続け、月末を迎えると決まって「金がない」と言う。


この矛盾に満ちた非文明的な行動自体が、「頭の中に、使える知識が一つもない」という事実を如実に示しているといえます。



ハーバード大学元総長のデレック・ボックさんも、


「教育にカネがかかるですって?だったら、試しに無知になってみてはいかがですか?」



と言っていますが、言いえて妙です。



無知ほどカネのかかる生き方はありません。貧乏人は尻に火がついてから支払いに四苦八苦しますが、お金持ちは知識や考え方に投資をするので、全ての問題を上流で解決します。


「教育にカネがかかる」、「知識を売るなんてせこい」という言葉は、勉強したことがない人や勉強の価値を認めない人だけが言うことで、そもそも、始まりからおかしい言語認識に頼った発言です。


だから、4年で数百万円の資金を投じて、「社会人になる」という当たり前の将来が不安だなんて、それは「運用失敗」のサインでしかなく、「私はボロ株です」、「私は元本割れ人間です」と言っているようなものです。


「恥ずかしくないのか、この大卒!」と思いますね。これはもう、批判というより軽蔑に近い感情です。



教育や自己成長に自腹で投資を行わないのが、人生最大の浪費です。目の前の問題を処理できずにストレスや返済でひいひい言っている社会人を見て下さい。


この期に及んで、まだ「癒し」だとか「ストレス解消」だなどと、支離滅裂なことを言っています。


まわりにそういうことをやっている人しかいないから、もう、まともな情報が入ってこなくなったんです。かわいそうに。今貧乏なら、これからはますます貧乏になるのは、もはや「約束された未来」というしかありません。



ということで、学生の皆さんも、何かを学ぶときは、必ず自分で稼いだお金を支払いましょう。


学生時代は「わらしべ長者」みたいなものです。


最初はワラしか持っていなくても、それをタイミングよくみかん、馬、呉服、家と取り替えていくことだってできます。



最初は「情熱」と「時間」という流動資産しかありませんが、それをしっかりと運用していけば、知識、仲間、人脈、経験、信用、実績という固定資産がしっかりと育ちます。


それは、知識や経験を自分のお金で買ったとき、すなわち「投資」した時にだけ起こる資産形成・運用現象です。


しかし、有り余る時間を遊びや怠慢、ストレス解消、どうでもいい瑣末な行動に投じ、「家→馬→呉服→みかん→わら」というふうに、「最後に手に入ったのは、ゴミだった」という「わらしべ貧者」となって卒業する学生もいます。



無知ってお金がかかるんですね。


しかも、一人で無知なら自業自得で済むのでまだいいものの、社会に出たらこの無知が他人の足を引っ張るので、まさに「貧乏の伝染」が起こり、他の人の時間やお金まで吸い取るようになっていまいます。


無知って、ここまでくるとただの迷惑です。貧乏って、実は伝染病だったのです。



だから僕は、全ての知識を売り、学生さんの将来の時間、お金、エネルギーの節約を応援しているわけです。


学生さんから頂いたお金は、ブックオフの古本やベローチェのコーヒーゼリーに変身し、回りまわって学生さんのためになっているのですから、その使い道に何ら後ろめたいものはありません。


将来社会に出れば、お金を払って買った財務会計や法人営業、マネーセンス、コミュニケーションの知識がいかに時間とお金を節約してくれるか、よく分かりますよ。



ということで、今日は「有料の知識は、最大のコストダウンである」というお話でした。


今日もお読みいただき、ありがとうございます。

ただ今、教育・学校部門113位、就職・アルバイト部門75位です。

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◆今日の一言
No.441(07/5/25)

『手続きの消化は、就活ではなく、就活ごっこにすぎない』





僕は昨今の「~する人、しない人」、「~できる人、できない人」という安易な区分があまり好きではありませんが、今月作家デビューしたこともあって新しい人に会う機会も増え、以前よりそういう質問を受けることが多くなりました。


「社会人になって成功する人としない人の差は?」
「就活でうまくいく学生とうまくいかない学生の差は?」
「いい内定がもらえる人ともらえない人の差は?」


今では部員以外の学生さんと会う機会も増え、そういう質問をされることがあります。





誰しも、余分な資源の浪費は避けたいものです。だから、できるだけ成果に直結する作業だけを夢まで敷き詰めて、事前にしなくてよいと分かっていることは避けたいと思うのも自然なことでしょう。



目に見える成果だけを安直に欲しがるのは現代人の傾向なのか分かりませんが、僕はそういう学生さんの期待に応えて、恐ろしくシンプルな基礎の反復が重要だと説明しています。


エントリーシート対策、面接対策、筆記対策などの重要性は、就活で1割にも満たないものだからです。



学生さんが就職活動を「シューカツ」と呼ぶことは、FUNのお手伝いをするようになって初めて知りました。


もちろん、それが「就職活動」の略語であることは、どの学生さんも知っています。


しかし、口で「シューカツ」と言っている割には、全く「活動」をやっていない学生さんが多いのも事実です。



多くの学生が、あまりに表面的で安直な将来設計のまま社会に突入しようとするのを見て、4年前、僕は本当にびっくりしました。


「シューカツって、何を準備したらいいんですか?」
「シューカツって、やっぱり面接が一番大事なんですか?」
「シューカツって、筆記の結果はどれくらい重視されますか?」


…この若者たちは、一体何をしゃべっているんだろうか?
自分の言っていることの意味を分かっているんだろうか?
そう思わずにはいられませんでした。



書類選考、面接試験、筆記試験は、確かに大事です。なぜなら、そこに過去、現在、未来の自分を表現するチャンスが凝縮されているからです。


エントリーシートや面接、筆記は、「頑張ってきた自分」、「価値ある目標を達成したいという情熱」を記入し、表現するための「手続き」です。


それがなければ機会損失を招くという点で、とてもとても大事な手続きです。この手続きを逃しては、成長した自分を伝えるチャンスを失います。



しかし、手続きはあくまでも手続きでしかありません。そして、人は手続きをいくらやったって、これっぽっちも成長することはありません。


手続きは自分の成長を伝えるためであっても、それで成長するような性質の作業ではありません。


手続きで得られるのは所詮「熟練」程度のことで、そういうのは何度か繰り返せば誰でも得られる表面的な成果に過ぎません。よって、手続きの反復は「経験」などではなく、ただの慣れでしかありません。



ということで、エントリーシート作成&提出、筆記試験対策、面接対策などは、「就活」などではなく、「手続きの羅列」に過ぎません。


ところが、受からない学生に限って、ただの手続きの連続体でしかない時間のパッケージを「シューカツ」と呼び、必死にエントリーシート対策や面接対策をやっているではありませんか。


4年前に初めて学生の就活を見た時は、「これはよくできたパロディじゃないか」と驚きました。



「活動」とは何でしょうか。活動は明らかに手続きとは異なります。活動と手続きは…



①活動では成長できるが、手続きでは成長できない
②活動はエントリー前からできるが、手続きはエントリー後にしかできない
③活動は終えて達成感があるが、手続きには解放感しかない
④活動は自信をくれるが、手続きは不安をくれる

という点で、全く異なった性質の行動です。



だからFUNでは、4年前から…


「手続きは後回しでいいから、先に活動をしよう。活動をして成長しないと、どれだけ字がきれいで笑顔がさわやかでも、何の意味もない」

と言っているわけです。

アルバイトやサークル、ゼミを通じて徹底的に自分の可能性を発掘し、時間、お金、エネルギーという自分の流動資産を実績、評価、自信、知識といった固定資産に変換し、自己表現の素材にしようじゃないか、というのが発足以来の方針です。



学生でも社会人でも、受からない人に限って、「やる気だけは誰にも負けません!」などと真顔で言うものです。


数値化できず、比べようもない要素を持ち出して「誰にも負けない」とか言われたって、誰がまともに聞き、信じるというのでしょうか。


そもそも、焦りや不安から抽象的な志望動機を繰り出すこと自体、他人に負けている自分を自分で認めているようなものです。



そんなに「誰にも負けないやる気」があるというなら、じゃあ、そのやる気をどう形にしたか、証明してもらおうではありませんか。


あなたの「活動」の成果を、とくと見せてもらおうではありませんか。

「手続き」で。



手続きと活動を混同した学生、社会人の成果は悲劇的です。自分がやってきたことが単なる手続きの集合体に過ぎないと知った時、全ての選考は終わっています。


もう、活動も手続きもできない時期になって、自分が置かれた現実の意味を知り、恐怖と嫉妬と後悔で精神に異常を来たす若者も大勢います。


自分の時間を虐待し、その虐待した時間が過去となって自分を圧迫し、「過去からの難民」となった若者たちを「フリーター」と呼んでいます。



僕はそういうフリーターを専門に見てきたので、彼らの不安や恐怖をいかに解き、いかに自信と希望を持たせるかは、よく経験してきました。


学生証を失って「ただのプー」となった若者たちの過去を取材すると、誰もがみな、「活動」と「手続き」を混同し、「書類で落ちて悔しかった」、「筆記の量がハンパじゃなかった」、「面接でありえない質問をされた」などと真顔で失敗を語ります。


確かに、書類も筆記も面接も散々な成果だったのかもしれませんが、それ以前に、そういう手続きでしかない作業を失敗の原因だと勘違いしているところが、最大の失敗だと言わずにはいられません。



ということでFUNでは、「手続きの羅列」を「活動」と思い込み、自分の成長が期待できるような作業を「忙しい」と軽視して、目先の対策ばかりを重視して未来に突入するような作業を…

「就活ごっこ」

と言ってきました。

いえ、FUNではというより、僕がそう言ってきただけのことです。



就活が始まる秋くらいに3年生を対象に「就活」と「就活ごっこ」の差を話すと、それはそれは、嫌な顔をされました。


就活が本格化する1月くらいに3年生に話すと、青ざめて「今知れてよかった」という学生がたくさんいました。


就活の大事な作業がほとんど終わる3月くらいに3年生に話すと、泣き崩れそうになる学生もいました。


もはや就活が終わった5月に4年生となった学生たちに話すと、「おまえの言うことは絶対に認めない!」と、結果も出せないくせに強がる学生もいました。



そういうのは顧問をやって一年目のことで、僕も学生と接することに慣れていなかったので、少々ストレートな表現が多かったためですが、やはり、手続きと活動を混同しているのは「ごっこ」でしかないとの意見は、今も全く変わりません。


あまりに業界知識がないので、その業界が誕生した時の創業物語を紹介したら、ごっこ学生は…


「そんな対策、聞いたことがありません。それより、手っ取り早い受かり方を教えて下さい」と真顔でいいます。



人間的な基礎力を磨くのに、読書は有益な「活動」です。僕は相手が「活動」を求めているのだと思って嬉しかったので、とっておきの創業物語を紹介したのに…


「そんなものより」と一蹴されて驚き、しかもそれより「対策」を欲しがる学生を見て、改めてその「ごっこぶり」に興味を持ったのでした。


成長しないままの自分でいくら選考に臨んでも、絶対に受かるわけがないし、万が一、内定未遂事件を起こしても、絶対に通用するわけがないのに…。



「大学生って、不思議な人たちだ」と感じたのが、一年目の素朴な実感です。



もちろん、中には安田君や大月さん、牛尾さんのように、就活真っ最中でありながら、歴史書や経済思想の本、創業者の伝記を読み、就活中も取材活動に熱中し、自己の信念や理想を納得いく言葉で表現するのに妥協しない、骨太な学生もいました。


そういう学生は、面接が不安だとか、筆記がやばいなんてことは、一言も言いません。



活動に熱中している学生にとっては、手続きなど当たり前の通過点に過ぎず、そういうものが精神に影響を与えることはないのです。



だいたい、うまくいく学生は、就活中でもサークル活動やバイトに熱中し、いつも本気の自分で生きている学生です。つまり、全生活が自分の成長を導く「活動」の性質を持っている学生です。


うまくいかない人はこれと逆で、「シューカツだから」と友達との関わり合いを減らし、目先の手続きに膨大な時間を割き、疲れて忙しいという「プロセス」に過ぎない状態を味わっている自分を「頑張っているんだ」と錯覚する学生です。


…疲れて忙しいのは、能力が足りず、学習していないから、という原因もあるのに、疲れているだけで「頑張ってるね、私」なんて言っていては、忙しくなれば逃げ、友達が受かれば嫉妬し、最後は余計疲れるに決まっているではありませんか。



手続きにいくら熱中しても、自信なんて育ちません。そもそも、小手先の選考が不安だなんていう心理状態こそ、何も価値ある活動をしていない、という証拠です。


PCに向かって30社エントリーして、いい汗をかきますか?

ネットで会社概要を見て、感動の涙を流しますか?

筆記対策に熱中して、人生の奥深さを悟れますか?


そういう作業は確かに大事ですが、やはり、根本的な成長とは無縁というほかありません。


不安が完全に消えることはないでしょうが、それでもやっぱり希望の方が大きい。頑張ってきた学生さんなら、そういう実感で選考を迎えるものです。



ということで、3年生の皆さんは、


「活動」→自分を成長させるため、目標を持って行う継続的行動
「手続き」→自分の成長の結果を知らせるための集中的作業


と分け、どちらをいつからどの程度やるか、今からしっかり計画しておきましょうね。



「就活ごっこ」に陥らないように。

今日は4年ぶりの懐かしい話題をご紹介しました。



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◆今日の一言
No.440(07/5/22)

『新規開拓は、既存客フォローの5倍ムダである』





毎週月曜の「トップセールス研究会」は、当初社会人だけの勉強会だったのが、2週間前から学生も参加可能になりました。


そして、たった2週間で、学生参加者の人数が社会人を超えてしまいました。就活のさらに上を行くレベルで語られるプレゼンや業界事情に、内定後の4年生はみなワクワクしているようです。


皆さん、ぜひトップセールスマンの考え方と動き方を思う存分盗んで下さいね。社会に出たら数十万円支払わないと学べないような話があちこちで飛び交っていますから。



さて、本メルマガの読者には営業職で活躍されている方も多く、営業に関する質問も時々いただくことがあります。


営業。


初めは難しいでしょう。就活の最終面接なんて、営業に比べたら「スーパーマリオの1-1」みたいなものですよね。そこで、今日は「営業における能率向上」について扱ってみましょう。



他の営業マンはどう考えるかは分かりませんが、僕は営業について、こう考えてきました。


「営業こそは、経営の中で最も無駄な行為である」と。


この営業という行為を全て否定し、根本から消し去った時、初めて営業不要の会社が生まれるわけです。



もうすぐ第4期が始まる「FUN営業塾」に参加された方は、トップ営業マンの定義を覚えていることでしょう。


「トップ営業マンとは、営業しなくていい営業マンである」。


収益を生まない移動、疑念を解くための反復的説明、カネにならないキャンペーン…こういう悪の要素を徹底排除し、「集める」から「集まる」に顧客の行動特性を変えた時、本当に儲かる営業ができるようになります。



営業の世界には、有名な3つの法則があります。



①「パレートの法則」(80対20の法則)

「投入の2割が結果の8割を決める」という、FUNの部員なら誰もが知っている法則です。


営業なら、「2割の商品が8割の利益を稼ぎ出す」、「2割の社員が、8割の利益を稼ぎ出す」、「2割の顧客が、8割の紹介をもたらす」というふうに当てはまります。



②「1対5の法則」

新規顧客開拓に要する時間、費用、労力は、既存顧客フォローによる紹介開拓の5倍かかる、という法則です。人は「疲れている」というだけで頑張っているんだ、いいことをしているんだと錯覚しがちですが、「毎日一生懸命」とは、「無能」という証拠でもあります。


毎日頑張らなくていいように頑張るのが賢明な営業です。力を抜いて、無理をせず利益が出せるようになれば、一流の営業マンといってよいでしょう。



③「5対25の法則」

たった5%でも顧客フォローに割く時間を作れば、客離れを25%避けられる、という法則です。


「忙しいので、また今度!」という営業マンは、自分の言っている言葉の意味を理解していません。忙しいのは、フォローをしていないからです。それを「忙しくてフォローできない」とは、本末転倒もいいところです。



ということで、僕もこのムダで労力ばかりかかる営業をいかに仕事から追放するか、この8年間、色々とアイデアを試してきました。おかげで、もう2年半、一度も新規開拓をやっていません。


なぜやらないかといえば、お客さんが続々と、しかも勝手にお客さんを紹介してくれるので、僕から出向いたり広告をしたりする必要が全く存在しないからです。


今日はいくつか、20代を通じて編み出した「営業版・時短テクニック」をご紹介しましょう。マネできるなら、マネしてください。



その①…「絶対に客のところに行かない」

僕は移動が嫌いな人間です。「困ったときはいつでもすぐ駆けつけます!」なんて、それが必要な業種は別として、全くやる必要がないと思っています。


「お客のためを思えば、相手のところに駆けつけて当然だろ。小島はお客への思いが足りない」。


そう言われたこともあります。しかし、僕の答えは簡単です。


「お客が来たくなるくらい優れたサービスを提供するのが、真の付加価値だ」。


世の中の人間関係は、移動時間を負担する側の方が必ず立場が弱いと決まっています。僕は客に頭を下げて「買って下さい」なんて営業はしたくありません。


僕が提供するのは、お客様の方からこちらを訪れ、「小島さんのお客にならせて下さい」というようなサービスです。


それが本当の差別化です。もちろん、僕も頭を下げますが、卑屈にペコペコ、なんてことは絶対にやりません。それは、お客様にとっても失礼です。



「用があるなら来て下さい」というと傲慢に聞こえますが、必ず相手の問題を解決しないと次は来てくれないので、これもこれで鍛えられます。



本当に相手に来てもらうには、それなりの質の高い商品を考えないといけません。「自分は一切移動しなくて済むようにしたい」。ただそれだけの目標を達成するためにも、色々と勉強し、挑戦したものです。


そして今では、僕が関わる集まりか仕事の9割は、自宅付近の赤坂近辺で済ませています。家から4分の場所で9割の仕事が済むので、すごく便利です。


もし移動していたら、1ヶ月の収益を半年かけて稼がないといけないでしょう。




その②…「個別対応は極力減らすべし」

学生に人気のアルバイトに「塾講師」と「家庭教師」があります。儲かるのはどちらでしょうか?

「家庭教師」?


間違いです。家庭教師は、時間に対する会計的視点から準備と移動の時間を「拘束時間」と見なせば、最も時給の安い仕事です。もっとも、支払われる額だけを見て「高い」と勘違いしている学生もいますが。



儲かるのは断然、「学習塾」です。だって、考えてもみて下さい。家庭教師は「1時間=1人」なのに、塾は「1時間=10~30人」です。


仮に1時間の授業料がどちらも「2,000円」だとすれば、家庭教師の時間効率は「1時間=2,000円」なのに対し、「塾(15人)=30,000円」ですよ。



家庭教師なら「15時間労働」となるところを、塾ならたった1時間で稼げてしまうわけです。もちろん、それは自分が塾を経営する場合の稼ぎ方で、バイト講師ではそうはいきませんが、もし営業をやるなら、「塾型」を考えるのが賢明です。



僕はサービスでも勉強会でも交流会でも、絶対に「個別対応」はしません。これほど時間効率が悪く、時間単価が低く、何度も無意味な反復を要する提供形態はありません。


僕は人と話す時やサービスを提供する時は、必ず集団を作って一括提供するような仕組みを最初に考え、2~3ヶ月で稼動させます。むしろ、そのような提供方法を使えない仕事は最初からしません。


そして、お客さんや参加者同士を仲良くさせ、そこに発展的交流が生まれる仕組みを作ります。そうすれば、お客さんは友達に会いたくて通い続けるからです。僕はそういう仕組みのオーナーであればいいだけ。



仮にFUNなら、これは仕事ではありませんが、1週間に50人の学生に個別で一人一人会っていったとすれば、50時間もかかります。


「1日7人」だとして、まる7日。一週間のほぼ全ての時間を要する計算です。


しかし、これを「土曜の朝」という時間で一括で会うようにすれば、たった1時間で済みます。



僕は学生さん一人から、週に「150円」の謝礼を頂いているので、「150×50=7,500円」の受講料を毎週1回、40分の講義で稼いでいる計算です。


これが一人一人なら、毎回150円を徴収せねばなりませんが、これだと「160円」のベローチェのコーヒーより安いため、僕は毎時間「10円」の損失を蒙ることになります。


そう考えると、やっぱり「塾形式」の方が断然効率的、効果的です。


僕は、学生さんと会いたくないわけじゃないんです。むしろ、多く会いたいからこそ、時間を節約して個別でゆっくり学生さんの話を聞く時間を作っているわけです。



ということで、営業においても、①見込み客への説明、②契約作業、③サービス提供、④フォローの全てにわたって、僕は必ず集団で一度で仕留めるようにしています。


こうすると、普通のサラリーマンが「1日8時間×月22日」で稼ぐのと同じお金が、僕のやり方なら「週1時間×月4日」で稼げることになります。


こんなペースで月にいくつかの仕事を組み合わせれば、サラリーマンの年収に相当するお金を1~2ヶ月で稼げます。ということで、30歳にして「週休5日」の作家生活を実現させたわけです。



昼間から古着でフラフラ歩き回る僕を見て、社会人の友達は「仕事、大丈夫?」と心配してくれますが、大丈夫だからこそフラフラ散歩して、昼間からゆっくりと古本を読んで本を書いているわけです。


むしろ僕は、「朝9時~夕方6時」のように働く人にこそ、「仕事、大丈夫?」と聞きたくなってしまうんですが、頭の使い方が違うので、聞かないことにしています。


「働く」とは、働かなくていいように工夫することです。僕は怠け者なので、毎日まじめに働くなんて嫌です。働かなくていいような働き方を考えることが、真に価値ある仕事に投じる時間とお金を生み出します。



その③…「全ての客を従業員に変えよ」

僕は誰かと会ったら、必ずその人の夢や関心事を聞き、役立つ情報を入手したら欠かさず届けます。そして、その人が扱っている商品のことを詳しく教えてもらい、客を紹介しまくります。


どれくらいやるかというと、「小島さんの紹介なしでは、やっていけない」というくらいまで紹介します。すると、作用反作用の法則で、みな、僕のことを他人に紹介してくれるようになるのです。


僕は広告が下手な人間です。広告と営業は、最もムダな仕事だと考えています。だから、広告しなくていいように、人が人を呼ぶフォロー方法を編み出し、徹底して実践してきました。



今も多くの経路から「小島さんに会わせたい人がいます」という話を聞きます。初対面の人の9割は、僕がどのような人間かをけっこう知っています。


学生さんであれば、初対面でも「あの小島さんですか」、「お話は伺っています」、「メルマガ読ませてもらってます」という方が大半で、僕はこれだけで、週に何時間の時間を節約できていることか、本当に感謝しています。


「遠くの客を求めて嘆かず、目の前の一人を徹底的に満足させる」という姿勢で営業を行ってきた結果、もう2年半も一切の新規開拓をやることなく、営業が途切れない営業を実現できています。



僕のことを、「何をやっているか分からない人だ」と言う人もいますが、そういう人は平均的な考え方で「営業」を捉えているだけではないでしょうか。



僕は毎週1時間の執筆時間で「1,000人」の人とコミュニケートできるのは、非常に効率的だと考えてメルマガを執筆し、「年間数千人の人と話し続けるため」に今後「2年間」を作家生活に充てる決意をしただけです。



「執筆お疲れ様です」、「原稿、忙しいでしょ?」と気遣ってくれた皆様、本当に有り難うございます。


僕は将来の巨大な時間を大幅に節約するため、2年間は徹底して思想表現媒体の制作に打ち込んでいるので、表向きは今は忙しそうに見えるかもしれませんが、数年後は偉大なるヒマ人になっているはずです。


「興味を持った人だけが反応してくれる仕組み」をメルマガ、交流会、サークル、本を通じて全国に張り巡らせれば、これで人生の営業活動のほぼ大半は終わったも同然でしょう。


だから今、目の前の人のフォローを頑張っているわけです。だって、会った人全てに「僕の社員」になってほしいからです。もちろん、僕も同様に、気に入った友達の社員でありたいと思っています。



ということで、新規開拓が「頑張っているんだ」という主観的実感の割にいかにムダか、よくお分かりいただけたのではないでしょうか。



①移動しない
②相手をグループ化する
③全ての人を社員化する


この3つを目指して営業の能率向上を図れば、「週休5日」で収益は○倍という生活も夢ではありませんよ。



その詳しい実現方法は、来月から始まる「FUN営業塾」で詳しくご説明します。

http://maiplacehp.web.fc2.com/fre-a.html
(こういう講座です)

また、営業に興味がある方は、毎週月曜の「トップセールス研究会」に、ぜひいらしてみてはいかがでしょうか。

http://maiplacehp.web.fc2.com/sels.html
(学生さんも参加可能ですよ)




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