二匹目のどじょう ~二度あることは三度ある~ | 月琴の猫神 ~ForeverLasting~

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猫神佐殿 / トニー猫神の音楽ブログ

二匹目のどじょうとは、一度成功を収めた人や物事に準じて後釜になろうとすること、あるいは既存のものを真似して作られたものなどを意味する表現をいいます。しかし、一度成功を収めたからといって、再び同じようにうまくいくとは限りません。

 

西洋でも同じような例えがあるのかはわかりませんが、大ヒットした映画や小説に続編が存在し、さらにシリーズ化することは珍しくなく、「13日の金曜日」などはいったい続編がいくつあるのかもわからない状況です。

 

また「二度あることは三度ある」ということわざもありますが、これは「同じようなことが二度続いて起きたときは、近くもう一度繰り返される」ということで、「悪いことはくり返し訪れることが多いから、よほど注意せねばならぬ」という戒めの意味が強いものとなっています。

 

 

猫にもユダヤ系あるのー

 

 

KISSのライブ・アルバムは全部で6枚もありますが名盤として評価が高く自分も大好きなのは「Alive!」1975年です。初期3枚からの選曲がかっこよく、シン・リジイの「ライブ&デンジャラス」、UFO「ライブ」、ピーター・フランプトン「ライブ」等と並んでライブ・アルバムの名作のひとつと言えるでしょう。

 

そして、「ALIVE Ⅱ」1977年では、 メンバーは同じですが前作と1曲も被っていないところが戦略的で、4面はスタジオ録音の新曲集となっています。全編にわたり途切れることなく続く大歓声をオーヴァー・ダビングしているほか、ポール・スタンレーのリード・ヴォーカルの後ろでポール・スタンレーのバッキング・ヴォーカルが聴こえるなど、編集も大胆かつ、ためらいなく行われています。

 

 

4面のスタジオ録音には、ボブ・キューリック、リック・デリンジャ-等外部ミュージシャンが起用されていますがクレジットはありません。KISSは、中心メンバー2人がユダヤ系なので妙に賢く戦略的な匂いが強く感じられるバンドです。

 

さて、シリーズ3作目の「ALIVE Ⅲ」93年ですが、ギターがブルース・キューリック、ドラムがエリック・シンガーというメタル色の強いメンバー構成となっています。おそらく演奏力だけを見ればKISS歴代最高の実力であるかもしれませんが、メイク時代の曲も見違えるようにタイトに生まれ変わったメタリックな演奏です。

 

 

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メタリックなユダヤ系ではありませんが