Shanghai Disneyland - 15 (Ignite the Dream) | The Wonderful World of Disney

Ignite the Dream! A Nighttime Spectacular of Magic and Light

Presented by China Pacific Insurance

 

 

上海ディズニーランドのシンボルである「Enchanted Storybook Castle」が見事な特殊効果やディズニーの魔法によって光り輝くナイトタイムスペクタキュラー「イグナイト・ザ・ドリーム!」です。

 

 

Igniteとは、「(感情的に)燃え上がらせる」という意味で、すべての夢見るゲストを奮い立たせる魔法の空間へと誘うという思いが込められています。

 

 

現地の方のマナー・モラルの件もあるだろうと考え、少し距離が遠いのですが、ストーリーテーラー像のそばにある「Welcome」ボードから観賞してみました。実は、お城を中心にして見られる場所は5カ所あり、いずれも花壇が前にあります。そのうちの4か所は座り見の指定で、待てる時間を考慮すると消去法でこの場所にたどりつきます。

 

ここより右側は、ストーリーテーラー像付近に撮影キャストがいる関係で早い時間から待つことができません。この場所でも、公演開始の1時間半には人がスタンバっていた状況です。ここを観賞場所に選んだのは、後ろから子供の割り込みを最小限に食い止めるということと、目の前に花壇と池があったのも大きなポイントでした。

 

 

本来はこのショーを前方から観たかったのですが、オープン式典の照明塔が視界を遮ったことと、鑑賞エリア前方がプレス専用に割り当てられていたこともあり、6/16はショー待ちを諦めてショーの途中から横目で観賞、6/17はガーデンオブイマジネーション中央花壇より鑑賞、6/18はストーリーテーラー像付近でそれぞれ鑑賞しました。

 

ショーのスタートは、左右1発ずつ発射されるパイロから始まります。

 

 

ショーの語りはすべて中国語なので、残念ながら理解できず...

 

 

 

 するとお城にミッキーが現れます。

 

 

シンデレラの名曲「A Dream is a Wish Your Heart Makes」の中国語バージョンが流れる中、城前の噴水も演出に加わります。

 

 

 

 

 

遠くから見てもはっきり分かるきれいさです。

 

 

 

 

 

ここからミッキーは、ディズニーの魔法の世界へとゲストを引きずりこみます。ショーの展開としては、Fantasmic!(Disneyland)のプロジェクションマッピング版といったところです。

 

 

 

まずミッキーが扉を開けたのは、「ライオンキング」!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

この先いくつかのシーンがあるのですが、うまく撮影できなかったので割愛します。

 

 

ショーの途中ですが、悲報が...。

 

 

まさかとは思ってましたが、やられました。花壇内への侵入です...。私の左側で観賞していた人から怒号が飛び交ったというのは言うまでもありません。ちなみに縞々のTシャツの人が花壇の外側、グレーのシャツから右が花壇内に侵入した愚か者です。さすが中国人。予期せぬことを繰り広げてくれるわ...。

 

 

 

ミッキーが手にしたのは魔法のランプ。もうお分かりですね?

 

 

 

 

 

 

ムーランのシーンも上海ディズニーランドならでは!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

花壇に侵入した愚か者がなんと中央に寄ってきました。そして、次々と花壇に侵入...。

 

 

罪に問われないなら銃で殺してやりたいくらいですわ....。

 

 

お城はアナ雪シーンへ!

 

 

 

 

 

 

 

 

ショーはいよいよクライマックス!

このショーのテーマ曲である「A Dream is a Wish Your Heart Makes」の中国語バージョンが再び流れる中、これまでのシーンがダイジェストで流れていきます。

 

 

 

 

 

ディズニープリンセスが集まる城にふさわしいマッピング!

 

 

 

花火やパイロも豪快に打ち上げられていきます!

 

 

 

 

ショーの公演時間は約20分で、ショー終了後約8分間はチェイサーとして音楽とマッピングによる演出があります。

 

 

 

 

グランドオープン当日の6/16は、各国のメディアが多数集まっていたこともあり、最後の8分間でも花火が打ちあがりました。

 

 

たった8分間の間にショーと同等の量の花火が打ち上がり、この部分だけでも一つのショーが成立するくらいです。ここで流れる曲は「Ignite the Dreamer within」という曲で、譚盾(Tan Dun)という有名な作曲家が上海ディズニーランドのために書き下ろし、それを上海交響楽団が演奏するという豪華なキャスティングでつくられています。特別な日にはまたこのシーンで豪快な花火が打ち上がることを密かに願っています。

 

 

ショーの感想を一言でいうと、世界のディズニーパークで公演されているナイトエンターテーメントの中でもトップ1に入るほど完成度が高い内容でした。このショーを観れば、イマジニアの力の入り方が、自然と伝わってくるはずです。こうしたショーで自然と涙が出る自分は、まだまだ心が子供なんでしょう。ただ、中国人のあいつだけは心の底から許しませんが...。

 

プロジェクションマッピングや噴水の演出は、ディズニーランド・パリのDisney Dreams!で使われている技術に類似した点がありました。炎の演出がないという物足りなさはありますが、パイロや花火の打ち上げ量が尋常じゃないほど打ちあがるので、見ごたえはかなりあります。さすがに春節の文化が続く以上、大迫力の花火とは切っても切り離せない関係でしょう。

 

音楽の選曲もうまく計算されていて、ショーのメインはシンデレラの「A Dream is a wish your heart makes」が中国語で歌われ、ジーニーの「A Freind Like Me」やエルサの「Let it Go」は英語で歌われます。中国らしくムーランのシーンが入っているのも大きなポイントかと思います。早くも音源が欲しいというか毎晩You Tubeを聞きながら待ち望んでいます。まずは、中国語で何を言っているかという疑問を解消するところから動き始める必要がありそうです。

 

 

このショーを遠くから見て分かったのは、マッピングがお城の下側に投影されることや噴水の高さがそれほど高くないことから、なるべくお城の近くで見たほうが迫力があるに違いありません。また、一部ウォータースクリーンによる投影もあったため、なるべく前方で場所取りをする以外選択肢はなさそうです。現にYouTubeに投稿されている映像を見ても、その迫力が伝わってきます。滞在最終日の公演終了後に、入念な現地調査をしましたので、次回インした際に、迫力あるシーンが撮影できればと思います。

 

最後はリアルな現状をお伝えして終わりにします。

 

 

「やっぱりな」という感想が出たショー後の様子です。これはディズニーランド・パリや東京ディズニーランドでもショー開始直後に目立ったので、同等かなって感じです。ただものの10分ほどで見間違えるほどきれいに清掃されていました。マスゴミはこういう部分しか取り上げないでしょ?(笑)

 

記事の最初の方に、中央で観れる場所の前に花壇があると言いました。

 

 

こんな感じです。この花壇の前に座り見観賞可能なエリアが2つあります。最初は、この場所で待てば障壁なくショーが観賞できると判断したのですが、ショー直前にここは座り見エリアだからとキャストからのアナウンスがありました。中国語では言っていたのでしょうけども、少なくとも英語でのアナウンス・声かけは一切ありませんでした。個人的にも背の高さから前の人を越えられると思っていたのですが、さすがに座り見だとかなり厳しかったです。後ろには多くのゲストがいましたので、さすがに私は座って観賞しました。ですが、ここは中国です。

 

 

始まった途端横のゲストが立ち始め、ドミノ倒しのように次々と立ちあがっていきました。キャストも最初は注意しに行ったのですが、あまりにも広範囲に渡っていたため、キャストも諦めてショーを観賞していました。この国で座り見を設定するにはシートベルトか何かで固定しないとこうなるって(笑)

 

また、ショー中盤では前方のロープの撤収作業が堂々と行われ、観賞しているゲストからもクレームというか怒号が飛びました。また、前方に設けられた通路にカップルが割り込み、最前列で待っていた人と乱闘が起きる一面がありました。彼女側が差し止めたので良かったものの、やはりこうしたお国柄であることは避けては通れない壁でしょう。「普通に考えたら」が通用しないわけですから...(笑)

 

 

周りからは座れ!という怒号が飛び交ったことは言うまでもありません。ビデオ撮影なら間違いなく声が入ります。現に、YouTubeに投稿されているこのショーの動画の大半にこうした怒号がもれなく収録されています(笑)

 

まずは座り見の運営を見直すところから始めていただきたいものです。なので、このショーはなるべく前方で観賞するか、池の後ろで観賞する以外、安全かつ割り込みなく観賞できないかと思います。そのためには2時間以上待たないといけないですが、長時間待っても何かしら起きるのが中国です。

 

あと、ないだろうと思っていた1枚。

 

 

グランドオープン初日の同じ花壇の場所です。花壇の中に三脚を入れて撮影していた人がいました。撮影者は首から「PRESS」タグをつけており、西洋人でした。映像を伝える仕事をしているならば、やっていいこととそうでないことくらい分かるはずです。日本のマスコミも年々レベルが下がっていることは言わないでも分かることですが、世界のマスコミも同等というかそれ以下のレベルのようです。残念ながらこれが現実です。

 

 

<参考>

 

 

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短いまとめにはなりましたが、これにて上海ディズニーランド特集はおしまいです。さすがに園内をすべてご紹介するにはお金と時間がかかりますので、ちょっとずつ足していけたらと思います。直近1年以内にもう一度渡航しますので、記事一覧のリンクページは次回の特集を反映させた上で、投稿します。また、一部の記事に写真や文章を追加しましたので、気になる方は「Shanghai Disneyland」のテーマをクリックしてみてください。

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今回の上海ディズニーランドへのインで、さまざまなことが分かりました。まず言えるのは、ディズニーの頭脳であるイマジニアたちが本気を出すといかにクリエイティブで感動させられるアトラクションができるかというのが実感できました。それは、TRONやPiratesをはじめ、数多くのアトラクションに乗って分かるものです。もちろん、ショーなどのエンターテーメントも同じです。特にこの記事で取り上げた「Ignite the Dream!」は、これまでのナイトエンターテーメントを凝縮したハイクオリティな完成度を誇っており、ディズニー社が上海ディズニーランドを本気で創り上げてきたことは、訪れたゲスト全員に伝わることでしょう。「中国にディズニーランドを作ったのではなく、中国のディズニーランドを作った」というディズニー社代表の言葉からも感じ取れる面が数多くありました。

 

日本のマスコミは、オープン当初からゲストのマナー・モラルの悪さを全面に引き出すような報道しかしていませんが、実際にこれらの問題が起きているのはほんのわずかなことです。まぁこの記事の上の方に衝撃的な乱入が入っているので説得力がないとは思いますが...。実際問題起きていたことは事実でしたが、マスコミがかなりオーバーに取り上げていることに加え、アトラクションの最新技術やショーのクオリティに関して触れられていないことから、結局は表面的な部分しか取り上げられない「マスゴミ」であったということを言わざるをえないです。まして、トライアルオープン時の画像や動画が使われている時点で無能だと確信しました。ムーランをディズニーキャラクターではないと言い切ったテレビ局もありましたし...。

 

あと私個人の勝手な推測に過ぎないのですが、上海ディズニーランドグランドオープンの6/16、セキュリティゲート付近で日本の報道関係者を何人か目にしたのですが、パーク内では一度も見かけませんでした。帰国してから様々なサイトやニュースをチェックしてみて薄々感じていたのですが、おそらく日本のマスコミに対して園内の取材許可が下りなかったのでは?と推測しています。そうすれば、「自分たちは取材させてもらえなかった」=「上海ディズニーの評判を落としてやろう」という考えも生まれるでしょう。今のマスゴミ関連の業界の特徴としては、何か一つの出来事に対して、マイナスのイメージを叩き付ければ、様々な数字の見返りがつくので、業界としては上海ディズニーランドのイメージダウンすることに成功したのでしょう。中国人よりも最低な連中ですよ、本当。それでネットに上がっている画像や動画を拾ってくるだけで、それに対していちゃもんつけてあ~だこ~だ決めつけるんですよね?何よりも許せないのが、引用した画像や動画に著作権がついて、会社によっては許諾料(使用料)を取るケースもあるようです。報道目的を理由に写真や動画をネットから引っ張ってこれるのも、SNS等の規約に記載されているので、利用者はただ情報が持っていかれるのも納得いきませんね。

 

ゴミの散乱やトイレ問題は、Twitter上でもかなり拡散されていたため、私自身が上海ディズニーランドに行く前から耳にしていました。実際行ってみると、ショーやパレードの直後はカストーディアルキャストによる大掛かりな清掃が入っていましたし、東京ディズニーリゾートよりもこまめに清掃していることが伺えました。パーク各所に設置されているお手洗いも行くたびに誰かしらが清掃しているほど清潔に保たれており、世界的に報道されてしまったお国事情は陰ながら改善されていました。また、パーク内外には想像を超えるセキュリティキャストが配備され、パーク外には警察が出動するなど万全の警備体制であり、何かトラブルでも起こすものであればすぐさま取り囲まれる様子も何度か目にしました。どうしてマスゴミはこうした部分を取り上げないのかなぁ?なんて思ったのは私だけではないはずです。まぁ取材すらさせてもらえなかったなら仕方ないですが(笑)

 

オープン直後ということもあり、マナーやモラルが悪いと言われている中間層~貧困層の客層が足を運んでいるので、運営側にとっても問題は山積みかと思いますが、時間が経てば改善される余地は十分ありますので、もうしばらくは落ち着くまで時間がかかるでしょう。今言えることは、何かしら「完璧」を求めても必ずどこかで阻害されてしまうということはお国柄上避けては通れません。混雑が緩和されれば、日本からもディズニー知ったかぶり芸人が足を運んで、ここすごいんですよ~アピールをすると思いますので、上海ディズニーランドの技術のすごさが知れ渡るはずです。

 

現地のリアルなゲスト事情で印象を悪くされた方もいることは承知の上です。なぜならあったことをそのまま包み隠さず記事に書いたわけですから。ですが、上海ディズニーランドのプラスイメージというか実際行ってみた本音も同時に書きました。このブログを見て一人でも多くの方に上海ディズニーランドの「良さ」が伝わったのであれば幸いです。上海ディズニーランドに対してマイナスのイメージしかないという方は、騙されたと思って行ってみてください。絶対にディズニーの見方が変わりますから。ただし、周りのゲストによる襲撃に関しては保証できません(笑)

 

記事に何度か書いたように、上海ディズニーランドは三期に渡ってパークを拡張することが決定しています。具体的に何ができるか、どういうエリアが増えるかということは分かっていませんが、東京ディズニーリゾートよりも魅力的なアトラクションやエンターテーメントが加わることは間違いないでしょう。大きな動きがあれば、記事化してまとめます。上海ディズニーランドの今後の発展に期待すると同時に、また足を運んだ際に感動をいただけることを願って、次の渡航までいろいろと頑張ります。