丹波では、連日お天気に恵まれて、田植えが着々と進んでいます
一仕事終えて、畦で腰掛けているおじいさんとしゃべっていると、
「さあ、これで一段落じゃけどな、あとはぁ、どれくらい育つかじゃ。
苗らの背丈が倍ほどになるとな、シカがまた芽を食みよるからな・・・」
と、苦笑いしながらおっしゃいました
このブログでも何度かご紹介していますように、
シカやイノシシたちが、しばしば結界(獣柵)を破って田畑に出没します
・・・これは悩ましいことです
一方、一見穏やかな森の中でも、シカが植生を大きく変えてしまう事例が増えています
一体、どれだけの地域で、何が起きているのか?
研究者も本腰を入れて、調査を始めました
これ(写真)は、私の手元に届いた公開アンケートです
ウェブ上でも公開されていますので、興味がある方はぜひご覧下さい
植生学会HP (http://www.tuat.ac.jp/~shokusei/ )
シカ影響調査への協力のお願い (http://www.tuat.ac.jp/~shokusei/SikaTop.html )
奈良の大台ケ原の原生林を始め、古くからシカが住んでいた地域でも、そうでない地域でも、
様々な影響が出始めている可能性があります・・・
深刻な調査結果が出ないことを願う一方で、
これをきっかけに、植生の現状がしっかり調査されて、
保全や回復の有効な手立てを、皆さんで考えられる土台ができれば、とも願っています
・・・手遅れにならないうちに、シカにも私たちにも不幸な時代にならないように・・・
☆ 今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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