『思考のパワー 意識の力が細胞を変え、宇宙を変える』 ブルース・H・リプトン/著

 

 生物の行動や遺伝子も、環境から受け取った情報から生物学的影響をつねに受け、刺激を脳細胞で知覚、伝導、コントロールし、心で解釈を加えている

そこからその解釈が体内の生理機能をつかさどる部分に信号として伝わり、体全体をつくり上げている細胞の健康と方向性を決定する。

 アインシュタインは、「フィールドだけが粒子をつかさどることができる」と強調した。

人間のフィールドとは心のことで、粒子とは体のことだ。

脳は物質的なメカニズムで働いているが、心はそれ自体物質ではなく情報を含むフィールドだ。

脳内の物質的なものの持つ特性はニュートン力学や古典的な物理学の法則に従っているが、心のエネルギーのフィールドは基本的に量子物理学のメカニズムで動いている。

心は私たち生命の特質をつくり出している第一要素だ。

そして私たちが現実と呼んでいるものは実際のところ、想像力がつくり出しているものといったほうが正確かもしれない

 

(中略)

 

 病気になったり、望ましくない状況に陥った時、私たちはまずその状況を排除したいという衝動にかられる。
病気は自分をともにつくり出すというものではなく、外からの侵入者のように考えがちだ。
けれども実際にある状況に関わっているものをよく考えてみると、意識的であろうとなかろうと、どんな運命に向かって進むかを決めてきた自分の責任がある。
心こそが生態をつくり出していると気がつけば、そして自分自身の心の状態を変化させることができるとすれば、もっと健康な状態も自らつくり出せるはずだ


 細胞が知能を持ち、どんな機能を果たしているのかを知った今、内なる「市民(細胞)」に謙虚に謝って感謝するべきだろう。
自分の細胞に愛が持てれば、細胞がともに私たちをつくり出していると意識でき、自分が犠牲になっているわけではないとわかる。
 

 病気や調子が悪いという状態は、何かが形成されそこなっているか、不調和な時に起こる。
従って癒しは、この機能障害を起こしているものを変化させることで起こる

 

脳の電気信号だと言われている意識の働きについて、違った見方を教えてくれる。

 

意識はフィールドとして広がり、自分自身や周りに影響を与えていることが書かれている。

 

良い方向へ向かっていけるイメージを持つことって、大事だなぁニコニコ