『最強の呼吸法 システマ・ブリージング』 北川貴英・著

 

何かの技や動きがうまくいかない時、次の四つの質問を自問自答するのです。

「呼吸をしているか」
「リラックスしているか」
「快適な姿勢か」
「動きを止めていないか」

 「呼吸」「リラックス」「姿勢」「動き続ける」からなる四大原則。これらはそれぞれ独立しているのではなく、お互いにつながり合うことで効果を発揮します。

最後の「動きを止めていないか」は、動きや発想が一定のパターンにはまり込んでいないか、と言う意味も含んでいます。
 

 例えば日常生活においても、感情やストレスなどにとらわれているように感じたら、この四つの質問を思い出してみてください。きっとどれか一つ、もしくはいくつかがうまく行われていないことがわかるでしょう

 

 システマはマーシャルアーツですが、相手の殺傷を目的としません。相手も自分もできるだけ傷つけることなく、衝突を終わらせることを目指します。

なぜなら必ずしも相手を傷つける必要がないからです。

システマには試合もないので勝利を目指すこともありません。

戦わなくてはいけない相手は世界にたった一人。

自分自身だけです。

とても矛盾しているように思えますが、護身術という観点から考えても、実はこれが最善なのです。

 

システマと言うロシアの武術について書かれた本で、合気道と似ている部分も多い。

 

相手と組むけど、形も決まってないし、勝ち負けもない。

 

稽古を通して自分を知ることで、健康や日常に役に立つかどうかが重要ニヤリ