『呼吸法の極意 ゆっくり吐くこと』 成瀬雅春・著

 

 呼吸は生まれて以来休むことなく続けられているので、ふだんは意識していない。

 

その自分の呼吸に意識を向けることが第一の原則である。

 

意識を向けた瞬間から、呼吸はゆっくりし出す。

 

一日のうち、呼吸に意識を向けることが多くなるほど、ゆっくりした呼吸をしている時間が多くなる。

 

それがすでに呼吸法の重要な基本を身に付けたことになる。


 そして第二の原則の「ゆっくりと息を吐く」ということを心がけれぱ、ヨーガ呼吸法の「深い呼吸をする」という重要な基礎訓練をしていることになる。

 

一般的な深呼吸では息を吸ってから吐いているが、それでは本当に深い呼吸にはならない。

 

 まず肺の中に入っている中途半端な空気を吐き出さなければならない。

 

汚れた空気をいったん吐き出してから、ゆっくりと新鮮な空気を肺の中に取り入れることで深い呼吸になる。

 

 

著者は、日本におけるヨーガの第一人者。

 

呼吸法と言っても特別な方法ではなく、まずは呼吸に意識を向けることの重要性を説かれている。

 

呼吸を意識することで、自分の心や体の状態を客観的にみることが出来る。

 

上達すれば、自在にコントロールすることも!?

 

色々とやりたいことはあるけど、身体と対話する時間を大切にしたいなぁニヤリ