会社の寮からいつも同時刻に出勤してた友達。電車で朝からポケットに手をいれなにやらごそごそ怪しい。聞くと痒いらしい、さらに亀裂があると云う。キレツとはこのことかと感心する。それはともかく診てもらえ早く。


今日の仕事をやり終え、一息つく深夜。結婚を控えた同期のR太が突然云うのは>おれAIDSかもしれん。もうダメだ!>検査したわけじゃない。でもまちがいない。。。。心当たりいっぱいなところが情けないけど、だまってると嫁になる相手はもっと情けないことになる。検査受けて結果×なら彼女と話したほうがいいとは云ってみるも、恐怖に震えていた。


I朗は、同じ仕事でかつての戦友。>最近どう?と聞くと、肝炎でかなりしんどいらしい。持ち前の明るさで普通に答えてたけど、家庭内の不安はいかばかりかとおもわれる。>>>>>みんな精力的な好男子だ。

風俗遊びは誰でもする、でもなかなかあとの始末がたいへん。結局R太は陰性でよかったけど、悪い運命にみまわれると命取りになることもある。無事なうちにやめとこう。

長い夏休み、バイト代注ぎ込みマブダチらと知らないまちへ旅。日が暮れて辿り着いた宿でひとりが泣き出した。本気ではないけど誘われたのでシタ年上彼女が>できたかも<という話。出発前に聞いたという。慰めようもなくおめでとうとか、おれならこうするとか、うまいこと食べられたねとか。そのうち酒の力を借りて騒いで眠る。

本当に出来た事がはっきりしたら、私は果たしてどうするだろう。それが親友の事件みたいに目の前で起こったとしたら、何とか責任を持つことができそうだし、そうすることは不思議な気はしない。でも今そんな心配はない。


それが遠い未来に起こったらどうなるか。>>She is our daughter. <<こんな話が湧いてきたときに、もう何も責任もてない気がする。子宮を管理するのは女性のほう、ファイナルオーソリティはおんなにあるかもしれない。喧嘩別れしても>あたし生むわ、子供に罪はないんだから!なんていうシングルマザーもののドラマを見てしまうとあり得ない話ではない。科学的鑑定が可能になっている現代ではエビデンスさえ揃う。


この命が尽きるまであなたと綺麗に暮らすために、もしその日がきたら人の道に反しても私はそれを否定するだろう。逃げたととられるかもしれない。でもこれまでひとつ一つ人生の選択では、きっちりけじめをつけてきたことだけは信じて欲しい。


コンパのあと遊廓のところまでみんなで歩いたことがあった。クラス仲間でぞろぞろ。2m高の階段はまるで赤い線、降りるとそこはピンクの街。軒下から声かけしてくるお姉さんに通りを行くだけでドキドキ、あがりこまないでも結構楽しい。とおりすぎると市立病院、みんなは>染ったじゃないか!、誰とでもスルひとがいるという。酔いにまかせてここの娘はみんなそうだと叫んでる。

仕事頑張ってたH美、すきだ。でも先にクラスメートと話した件が少しずつ気になりはじめていた。聞いてはいけないかも、話してはいけないかも。思いと不安が煮詰まる。誰とでものチャンスが多いところなんかな。

彼女に>もてるの?ときいてみた。明るくそんなことないねといったけど、心配が伝わってしまった。それ以来夜勤がつらいといい、あまり逢ってくれなくなった。ごめんね、やはりいけないこと聞いた。大人の女の人は、勘が鋭くて思いのほかの自分制御ができるのか、または一途な想いが損なわれると傷つきやすいのか、いろいろ考えたけどわからなかった。

あなたとの生活は、まったく不安の無いようにする。あなたもなしにしてね。それが一番幸と感じることなんだと思う。 たったいちどのあやまちでも私たちの生活に脅威が入り込んでくる、それまでのすべての積み重ねが台無しになってしまうから。