突然鳴った電話、日曜日の朝はいつも覚醒した街の騒音で目覚めるのに。結婚式から還ってきたS子。どうしても逢いたいという。


夕方ミスドでホット。フレッシュを10個いれ、気を落ち着かせる。かつてのデートと比べかなり意識してチープにする。S子は白いドレスの写真、私はちらみするも押し返す。もう何したいのかはかりしれない、きっとお互いに。完全にコントロールを失ったふたりは朝まで一緒だった。なぜ、なんのため。罪深いはずなのにその意識はない。まるで逆雨のしのび逢いになってしまった。


この新婚家庭は嫁の外泊OKなんかな、夫となった人はこれを知るとどうするか?この娘は教会で何を誓ってきたのかな、その神は幇助の罪を私にも与え給うのか?昨晩は新婚初夜!それは公然とシタということだ、、、、ここまできてやっと、穢れの念に行き当たった。やっとS子をユルセなくなった。すでに訣別したはずだったのにズルズル来た自分が一番かっこわるくてユルセなかった。もう逢う必要はなくなった。


神はそれぞれの人の中にいて、背くと穢れを排すという裁きを下し、二度と許してくれない。あなたの中にいる神に背くことが無いようあなたを愛しつづけたい。
いつもY子は笑いながら・もらってくれる?といった。可愛い。本当は二人が一つになるにはそれだけで十分なはず。血の盛んな若い私にはそのことが解らない。


いつも私は三十くらいかなと答えた。限りない未来に夢を見て努力し、かまってやる時間も少なく、安定しない収入に大きな不安をもつ。まだ身を固めるのは早い、生活できるようにしないと。。。。こんなこと本当はとてもちいさな悩みだったはず、ふたりがひとつになるためには。


その日が来た。Y子のくちびるがワタシもうマテナイとうごいた25の春。このところ仕事のはなししかしてなかった、頭は仕事でいっぱい。なぜ理解しないのか詰る。暮らしはどうにでもなるわ!いや潮が満ちたとき船を出すもんだ!!そして彼女は下り列車できえた。

ひとつになるためと考えてた環境は整ってもう久しい。ひとつになることとは話が別だったと今はいえる。あなたとはずっとひとつでいたい。
Cちゃんがあつ熱の鍋料理作るからと部屋へ招いてくれた。すでに彼女のきまぐれのせいで気持ちが離れていた。折角ごちそうしてくれるのに、のり気がしない。部屋へあがると就活で上京したての妹C美がいた。

やけに歳が離れている。どんな仕事目指してるのかな。姉ちゃんと似てないな。可愛い感じ。。。。いろいろ考えたらちょっと持ち帰って見たくなった。箸袋にナンバーを書いてそっとしのばせる。ふつか後に電話が来た。本命に内定したようだった。会社を休みにし、ちょっといけないことの二段階盛り状態。C美も姉には内緒のはなしはあのねのね。見つからないかの話題で盛り上がる。おひるまからお酒~色々楽しんだデート、夜は姉の部屋に戻るという。石けんはつかわせなかった。


結局姉のCちゃんから責められる事は無く、そして私から切り出して終わった。C美は話さなかったのだろう。暫時のアバンチュール、永久に二人の秘密。女は黙っているんだな。 


あなたは私と出会う前どうだった?あなたを深く愛していくにつれ、その履歴を知ると嫉妬しそうだ。言わないし聞かないようにするよ。