奈良県高市郡明日香村野口 鬼の雪隠・鬼の俎板 | 古墳探訪記

古墳探訪記

関東中心に古墳を巡っています。現存している古墳、削平してしまった古墳を含め、すべて写真で記録していきます。時々、神社や地形についても触れていきます。1000年以上も続いた古墳のある風景、後世に残していきたいものです。

先日アップした欽明天皇陵・金塚古墳をあとにして走る人のどかな農村風景の中を進んで行くと、有名な鬼の雪隠(せっちん)が見えてきますおねがい

 

↑鬼の雪隠(せっちん)

※雪隠→トイレのこと。

場所はこちら: 34.468466, 135.805187

 

横口式石槨の蓋石部分ですびっくり

 

 

 

↑鬼の雪隠の解説板

鬼の雪隠は墳丘土を失った終末期古墳(7世紀後半・飛鳥時代)の石室の一部である。本来は花崗岩の巨石を精巧に加工した底石・蓋石・扉石の3個の石を組合せたもので、鬼の雪隠はその蓋石にあたり、上方にある鬼の俎(底石)から横転してきた状態である。この周辺は霧ヶ峰と呼ばれ、鬼が住み、通行人に霧を降らせて迷ったところをとらえて、俎の上で料理し、雪隠で用を足したという伝説がある。

 

 

↑鬼の雪隠、角度を変えてカメラ

古墳に興味がないと、見に行っても間違いなくガッカリするでしょう(笑)

 

 

 

↑こちらは鬼の俎(まないた)

鬼の雪隠から階段を登った所にありますウインク

 

横口式石棺の底石です。

 

 

 

↑鬼の俎にある解説板

 

明日香村の古墳、まだまだ続くウインク