香川県一人旅の二日目(12月27日)に訪れた善通寺市の有岡古墳群巡り、続きです
↑王墓山(おうはかやま)古墳、駐車場(南東側より)
元々あった小山(独立峰)を利用して盛土をしている古墳のため、やたらに大きく高く感じます
↑県道に面した所にある有岡古墳群と王墓山古墳の解説板
墳長約46メートル、「後円」部径約25メートル、「後円」部高さ約6メートル、「前方」部幅約28メートル、「前方」部高さ約5メートル、2段築成、6世紀前半築造の前方後円墳。昭和57年に宅地化(古墳を削平)される計画→発掘調査された結果、未盗掘の石室内部から貴重な副葬品等が見つかり、古墳が保存されることに
↑墳丘に近づきます
左手が「前方」部、右手が「後円」部。左奥には、このブログに登場するのが3回目の我拝師山。
↑解説板
↑解説板を抜粋、赤い〇と文字は、ふっき~が加筆
ここ王墓山古墳のスゴイところは、この「石屋形」
遺体を安置するのが石棺ではなく石屋形。九州ではよく見られるそうです。四国では、この王墓山古墳での発見が初
↑いよいよ石室へ
見た目は防空壕の入口のようですもちろん鍵がかかっていますので、中に入れません。
↑自動で電気がつきました
羨道部の長さ約4.5メートル、幅約0.75メートル、高さ約1.5メートル超。安山岩を使用しています。
↑玄室にも扉があります左奥には「石屋形」
玄室の長さ約3メートル、幅約1.8メートル、高さ約2メートル超、ほぼすべてが安山岩(一部に花崗岩あり)。
石室内部から金銅製冠帽、銀象嵌入鉄刀、馬具、武具、玉類、土師器、須恵器など、ほぼ埋葬された当時の状態で出土しています。善通寺市のデジタルミュージアムにも、それらの写真が載っています。
↑「前方」部に階段があったので、墳丘に登ってみました
↑「前方」部から「後円」部への眺め
↑「後円」部の墳頂から見た善通寺市、丸亀市方面
写真右側に写る三角形の山が讃岐富士として有名な飯野山
↑「後円」部から「前方」部への眺め
有岡古墳群、次回に続く