12月21日、上里町の帯刀古墳群を堪能したあと、帰り道、ちょっと寄ってみたのが本庄市の元富東古墳です
↑元富東古墳、東側より 発掘しています
直径16メートルの円墳。
『埼玉県古墳詳細分布調査報告書』では「東富田古墳群」と表記されています。
↑南東側より
周濠の確認・・・・と言った簡易調査ではなく、かなり大規模
墳頂部はガッツリと掘られています。土嚢が積まれているため覗けません。
↑南西側より
「横穴式石室」なので、このブルーシートの下に主体部かな?
↑西側のトレンチ
↑西側のトレンチをアップ
専門家ではないので、覗いたところで理解はできません(笑)
↑張られていたロープの外側に落ちていた破片
↑反対側
薄いので土師器かと思いましたが、刷毛目がありますね埴輪かな?
↑別の破片も
ちなみに・・・・
「発掘」って、何も知らないと「どんどんやるべき!」って思いますよね。
ただ、「発掘」した瞬間に、元には戻らないんですよ
貴重な遺物があった場合は、空気に触れた瞬間から劣化する可能性もあります。
かと言って何も調査しないと、「古墳」か?すらわからないので、一部にトレンチを掘って「版築」を確認したり「周濠」を確認したりします。
この元富東古墳の発掘の状況を見ると、以前に見た悪夢がよみがえります
↑東松山市の高坂3号墳、発掘中
↑完全に消滅した高坂3号墳
結局、かなり本格的な発掘調査というのは、そこが住宅地や道路になるために行わることが多いんですよ
本庄市の元富東古墳が、高坂3号墳のような運命にならないことを祈ります
「史跡公園」として保存されるのか?それとも煙滅してしまうのか・・・・。