古墳巡りに突然ハマリ始めて、まだ1年もたっていません。
新しく知ることもたくさん
先日、monta-mari さんの指摘で「纒向(まきむく)型前方後円墳」というのもあるということを知り
そのあとはやたらに「纒向型前方後円墳」について調べていました。
「纒向型前方後円墳」とは、弥生時代の「方形周溝墓」を代表とするような周囲より盛り上がった墳丘墓から、古墳時代の「前方後円墳」に至る途中の「過渡期」にあたる古墳の形状・・
「弥生墳丘墓」→「纒向型前方後円墳」→「前方後円墳」という時代の流れです。
↑朝日新聞デジタルより
左が奈良県橿原市の瀬田遺跡で見つかった2世紀中頃の円形周溝墓、台形の陸橋付き。纒向型前方後円墳や前方後円墳の原形と言っていいような形状。
真ん中が纒向型前方後円墳、2世紀後半から3世紀前半に奈良県桜井市を中心として築造された墳丘の形状。上から見たら、前方後円墳とあまり変わらない印象もありますが、「方」の部分が小さく、「方」はあまり高さがない形状です。
右が3世紀中頃築造となる箸墓古墳。もちろん「前方後円墳」です。
纒向型前方後円墳・・なんと千葉県市原市にあるかなり驚きました
これは見に行かなくては
と思ったのですが、ヤマト政権の中心からはかなりの距離がある千葉県に纒向型前方後円墳が築造された歴史的経緯を考えたくて、同じ上海上国内の古墳を巡っていたのです
↑前回触れた諏訪台古墳群と今回触れる神門(ごうど)古墳群の位置関係です(神門5号墳の解説板より)。この神門古墳群の3号墳・4号墳・5号墳が纒向型前方後円墳なのです
水色の部分は川や海ではなく「谷」。
↑この上が現存する神門5号墳ドキドキです
続きは次回