こちら(↑)は、フィリピンではクリスマス(降誕祭)と並ぶ2大年中行事であるイースター(復活祭)のハイライト、simbahan sang gabi(シンバハン・サン・ガビ、直訳すれば夜の教会、イエス・キリストが復活するイースターサンデーの前夜の礼拝のこと)で売られているPuto(プト)。ココナッツの入った米粉の焼き菓子です。
タネをバナナの葉っぱに載せて、石油缶で作ったオーブンで焼きます。
こちら↓のお母さんも石油缶オーブンでパンを焼いておりました。
石油缶の使い方はちょっと違いますが、例えばこんな↓感じです。
冒頭のプトは私達がO村に住んでいた頃、小教区司祭の秘書を務めていたLのお手製。夜の礼拝のこの日、教会近くには何軒かの屋台が出ますが、Lのプトが一番美味しいと大評判
こちら↓は
O村でいつもお世話になっているG家の朝食。おばあちゃんが、朝、売り子さんを呼び止めて、買ってくれたもの。こちらも焼いてあるタイプです。
こちら↓は大量この時はもしかしたら、私達の他にも滞在客がいたような気も。
そして、こちら↓は
蒸してあるタイプ。焼いたプトは香ばしい感じですが、こちらはふんわりやわらかい優しいお味。
で、こちら↓は
バッチョイ(ネグロス名物)↓
と一緒に供されたもの。ちなみに、バッチョイにはプトの他、トーストが添えられていることもあります。
そう言えば、住み込み調査に入る前、フィリピン大学でコースワーク中に、同じカレッジに通っていた日本人の同級生が
同級生: 今日、凄く臭い物を貰ってしまって・・・。
と言いながら、タッパーから出したのが、こんな↓色とりどりのプトでした。
プトを臭いと感じたことがなかった私達は
私達: あ、プトだ!美味しそう!
なんて言いながら、有難くパクパクと頂きました。
今思えば、彼女はココナッツが苦手だったのかも知れません。だとすれば、色んな食べ物にココナッツが使われているフィリピンへの留学は結構、辛いものがあったかも。
日本語で「プト」と検索をかけてみても、結構、沢山、レシピがヒットします。私達は頂いたことがないのですが、チーズを載せるレシピも。
米粉とベーキングパウダーとココナッツミルクと砂糖で出来る簡単おやつ。私達も一度、チャレンジしてみようかなぁ。