解熱鎮痛剤のお話 | 子連れで楽しむ金沢のグルメ・美味しいお店・楽しい場所 ~フリーアナウンサー ゆかにゃん~

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薬剤師に聞いてみた Vol.1

 

私もそうでしたが、子供が病気になると本当に心配ですよね。

昼夜を問わず熱が出て、苦しそうだったり吐いたり泣いたり…

いよいよぐったりしてくると、どうしてあげたらいいのかわからなくなったり、最悪の事態が頭をよぎったり。

 

うちの次女の場合、病気になるのがだいたい週末か夜間。

ついてない子だなと思いつつも病院には連れて行かねば、

と当番医や大きい病院の夜間診療などにもお世話になりました。

ありがとうございます、ひとまず安心。

しかし次に悩まされるのが薬です。

できれば飲ませたくない「薬」

しかし処方されたのだし飲ませなければ…飲めば治ると思いますよね。

 

最初のうちはしっかり飲ませていても効いたらやめたり、はたまた効かなくて

何種類も抗生剤を処方されたり、飲ませるかどうしようか…

いろいろな葛藤が親御さんにはありますよね!

 

私の娘も、弱くはないが丈夫でもなく今でも薬のお世話になっています。

しかしすべての薬には副作用があり、寿命が縮んだ、という統計が出たものあったそうです。

私個人の思い出としては、授乳中に

「かなり少ない確率ですが子供のアキレス健に影響がでるかも」

と言われびっくりしたことがあります。

 

子育てに病気&治療はつきもの

そんな時に病院や製薬会社の立場ではなく、自身の経験から

子供の未来と健康の観点から薬のことを教えてもらえる

薬のエキスパートがいたらいいと思いませんか?

無し寄りの有り目線を持つ薬剤師ですかね。

運よくそんな薬剤師さんと出会えましたでこれからいろいろ教えていただこうと思います!

 

みなさんも薬剤師に聞いてみたいことがあればどんどん質問してください。コメントやメッセージお待ちしています。

 

 

1回目は解熱鎮痛剤を使うタイミングです

 

 

解熱鎮痛剤には十種類くらいありますが、15歳未満にはカロナール(アセトアミノフェン)が処方されていることが多いと思います。

このカロナール、錠剤は200mgと300mgと500mgがあり体重10キロに対し100mgが処方されています。

粉は体重にあわせて処方されていますので難しく考えずそのまま飲ませて大丈夫。

 

では、錠剤がのめるようになるようになった時気になる事は?

 

例えば25キロの場合

まずは200mgを飲む

4~6時間様子を見てまだ痛がったりしたらまた200mgを飲ませる

 

一般的に10キロに対して100mgとなってはいるが個人差があるので

同じ10キロの体重でも、80mgで効果がでる子、120mgで効果がでる子、がいるそうです。

 

使う目安は38.5℃

しかし子供が元気なら使わない方がいいです

でも38℃くらいでもしんどそうな時って使いたくなりますよね?

その時は横にさせ休ませてあげてください。

免疫がバイ菌をやっつけているので

使うのなら38.5℃になるのを待ちましょう笑

 

 

 

熱があるという事は、体が病気に気付き、菌やウイルスと戦っている証拠で、体の武器が熱なわけです。体は戦うために熱で、戦士である白血球や酵素をたくさん作り出動させているんです。

熱はばい菌をやっつけるたんぱく質の働きも活性化させる生体反応です。

その熱を下げてしまうと丸腰で戦うようなものですので、できる限り見守りましょう!

 

でも高熱が続くと体力が奪われますので、起きていれば経口補液で水分補給はしっかりと。

カロナールなどで熱がいったん下がったら、何か食べられるものを食べさせて体に栄養をチャージしてくださいね

 

ちなみに高熱になってても、寝ているのなら無理に起こして

坐薬を入れたり薬を飲ませる必要はありません

 

大事なこと

丸レッド熱のではじめ24時間はなるべく使わない

丸レッド脇、背中、おでこを冷やし水分補給

丸レッド薄着にする

丸レッド頻回使用で副作用肝障害の危険性あり

丸レッドなので6時間は必ずあける

丸レッド熱だけで脳に異常がくることはまれ

 

こういった事を伝える背景に「熱恐怖症」があります。

これは、子供の体温を何度も測ったり、熱で脳に障害が残ると思ったり、熱が下がらないとパニックになる親御さんのことらしいです。

熱を何度も測るの、私もやってましたし、熱でおかしくなると真剣に思っていたとこもあったので

他人事と思えませんね。

 

1℃さがるとすごい

熱さまし、全然効かないじゃない!

いえいえ、1℃下がるのはすごいことだし、出始めの熱はなかなか下がりません。むしろ下げないで!

なので飲んだといって38.5℃が一気に平熱にはなりません

体は必要なので熱を出しているし、戦闘中なんです!!

戦える体力(熱を出す)これは素晴らしいことなんです。

 

3か月未満で熱が出た場合はすぐにかかりつけ医や救急病院に相談してください。

 

薬は上手に利用できるといいですね

 

監修:薬が大好きな薬剤師、理系ダンディ

本人は30年程ほぼ薬を飲んでない至って健康体

富山医科薬科大学卒、薬剤師歴30年…らしい!