弦楽修行〜世界最遅進度のヴァイオリン〜 | 「魔法使い」の弟子

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シロートの、シロートによる、
シロートの為のオンガク日記

あーー。


あーーーーーーーー。



右手が酷い。音がひどい。鳴ってない。いただきました。

ちなみに、前回までのレッスンで音程が酷いをもらっておりますので、ヴァイオリン使えねぇキング5冠王くらい簡単に取れます。シヌー。

師匠からそんなん言われたらどーする?割と自己肯定感強めの人でも落ちるよな。ホンマに落ちた。明日からもうキラキラやる。キラキラしかせーへん。発表会もファーストポジションだけの簡単なの弾いてお茶濁す。てかもう、バイオリン辞める。辞めへんけど。

残ってたセルフエスティームを最後の一片まで崩されましたぜ。十五年頑張ってやってきた自負あるのよ、この人。毎日毎日、仕事しながら2時間近くやからもう5000時間は軽く超える練習してるねん。そろそろ1万時間に手が届く人やねん。

やのに、この言われよう。言われるのはしゃーないわ。酷い音なのは事実やから。

何が一番引っかかって落ち込んでるかというと、最近始めた入門クラスの人を引き合いに出して、練習不足と言われました。


はぁ。

練習してるのに練習不足って言われてもた。


もーどないしたらええんか、わからん。


しかもリア友に5年ほど前から音が響かなくなってるとカミングアウトいただきました。つまり5年間の練習、下手になる練習やったつーことだ。

なんやねん。

なんで練習して、工夫して、頑張って下手になる世界がどこにあるねん。ここにあったわ。

曲ばっかし進めてるけど無理やりやん。いつか突然報われてめっちゃ上手くなるよとか言われるけど、それ言われ続けてここまで来たねん。いつ開くねん。もう蕾のまま腐り落ちてしまうわ。


あぁ。

上手くなりたい。


とりあえずしばらくtwosetのトーク動画とチキン動画のみを観て笑いながら英語力鍛えます。ヴァイオリン動画見たら舌噛み切りたくなるわ。自分が不甲斐なさ過ぎて。


たぶんね、大人からはじめてもぜんぜん弾けるようになる楽器なんだよ。ヴァイオリンって。

ここがたぶん、最下点やと思う。ぼくより練習してて下手な人、見たことない。いや、練習してない人よりたぶん、下手なんだ。

僕より弾けてない、練習してない(とぼくが思っていた)人を引き合いに出して、ぼくの練習不足を指摘されたということは、そういうことなんだ。

お月謝中級、技術入門。まあしゃーないな。年数は立派に中級やねんから。


では。

練習日記に「開放弦」ばっか埋まるのはプライドガガ崩れなのですが、プライド持ってても仕方ないので今月始めた人だと思って頑張って開放弦からやります。練習もやります。下手になる、やってるのを認知してもらえない、な練習なんて何になるのだろうか?と何度も自問しましたが、答えは出ないけれど、結局まだ夢が残ったままなので練習はやります。メンデルスゾーンもモーツアルトも多分ベリオやアマオケも夢のままの無理ゲーやと思います。せめてやり直しで、ザイツコンチェルトくらいは弾けるようになりたいです。


はぁ。

プリン食べて頑張ろ。