この道を・・・
二年に一度くらいは・・・
ギャー!!雷に打たれて死ぬる!!でも前みないと車にひかれて死ぬる!!!
と叫んで耳を塞ぎながら走っている気がする。
それが。
二年に一度。
発表会の前。
どーしてだろうね。
ピアノあわせの日に雨でボトボトになって教室でスカートから雨を滴らしながら弾いたり、雷バリバリで教室までの道(雷が落ちやすい線路沿い)をギャーギャー言いながら走ったり。
あとは弓が折れたりe線がぶっとんだり。
必ず事故が起こる。
そうだよ。
お気に入りのピラストロゴールド。ぶっ飛んだよ。
キラキラの音♪素敵☆
とか言ってたのに、あっさり切れたよ。なんでなんだよ。詐欺かよ。またブラカットにしなきゃいけねーじゃんかよ。ちぇ。
ぼくの楽器は、空気を読むのです。
ゴールドブラカット以外の弦は、あっさりと切れます。特にお高い弦。
エヴァゴールドe線三回連続切れはなかなかヘビーでした。アレ、e線とはいえ高いんだよ。
あーあ。
アジャスター、ボールエンド型にかえよっかな・・・
ヒル型、上級っぽくてお気に入りなんだけどな・・・
まあ。
十数年も師匠のとこにいたら、e線ぶっ飛んだくらいじゃ平常です。
師匠と雑談しつつ、古いe線出して適当に装着しました。なんかプロっぽいよね。慌てて泣き出したりしないとこが。(←誰も泣かないし。)
え?
最終レッスン?
弾けるかよ!!!
これだけ弾けない弾けないって言って、弾けてないのに、弾けるかよっ!!!
普通の先生なら「大丈夫ですっ!弾けますっ!だいたい弾けてるんだから大丈夫!!」とかって優しく言ってくれるのだろうが、師匠はやっぱり違うぜ。「うむ。まあ難しいからな」で終わりだぜ。こんな当たり前な言葉ではダメスイッチは切れないぜ。
ぼくの前のレッスンの少年には「完璧だよ!あとは元気いっぱいに弾こう!」とかってテンションあげにかかってたのにさ。ちぇ。ちぇっ!!!
まあ。
今回はもう無理だ。
失敗しか目に見えない。
がんばる、とかなまっちょろいことじゃ、なにも解決しない。
いろんなミスだ。
ダメスイッチとかいうのではなく、たぶん、実力不足。
あーあ。
何かの間違いで、めっちゃ弾けたりとか奇跡の一日だったりとかしないかなー。(現実逃避)