ぱららっぱーぱららっぱー
(トランペットの前奏が勇ましく鳴り響く)
ひろいー宇宙の片隅にー
助けを呼んでる人がいるー
音楽愛するハーモニー5!
(少年合唱団:ファイブ!)
宇宙の平和をまもるっためー!!
合奏だ!(少年合唱団:合奏だ!)
コンマスだ!(少年合唱団:走るなよ!)
あぁーハーモニー、ハーモニー5!!
(歌:水木一郎・少年合唱団)
ハーモニー5、三回目のレッスンです。
まずは、本日の衝撃的事実。
レッドがいない!!!
(レッドは現役学生の為、本日はスピーチ大会に出席中だそうです)
ひーーーー!!
誰を、おれさまは誰を頼ればいいのだっ!!
結局、ハーモニー5は、一名欠席で開始。
師匠が心なしか、苦笑を浮かべているのは・・・気のせいでは、あるまい。
一名欠席のため、パートを2パートにわけることになりました。
ふーたは、イエローと(イエローとは、先日、合わせ済みのため。)。
ブルー(ふーたのライバル。でももうだいぶん向こうが上手になってしもた)と、
ピンクが、同じパートになりました。
ピンクの楽器は4分の3に変わっていて・・・さらに音が深くなってたなぁ・・・
ふーたのグループから、弾き始めます。
と・・・弾いていて気付いたのですが・・・
イエローさんは始めてまだ日が浅いため、すこぅし簡単な楽譜を使っています。
なので・・・ふーた、16分音符で弾く部分から、ソロ状態になるので、落ちれません。
ひーーー、こりゃヤバいよ。
と、必死になって弾いていると、師匠に止められ・・・
「速い!その部分はお前がテンポを保ってんだから、お前が走れば、みんな走るっ!」
・・・・・・しれっ(誰のことかしらん??)
「お前だっ!!ふーたっ!!」
・・・・・・!!!!(ええっ?!おれさまですか?!)
ためしに、ふーたの思う通りのテンポでみんなが合わせてもらう形で、
一度、弾いてみました。
うほほほほっ!!コンミスコンミスっ!!
♪・・・・・・~♪
・・・・・・?!
なっ!!!
・・・なんでふーたが32分音符になった瞬間、みんな、走り出すんだらうか??
(それはお前が走ってるから)
そしてなんで、ふーたが32分音符を終えて、刻み始める部分から、
みんな32分音符、バラバラ落ちるんだらう??
(それはお前の刻みが速いから)
途中までは、誰かの音を必死で拾って、合わせる努力をしましたが、
途中からは、どこに合わせていいのやら不明になり、
仕方がないので、自分が一番気分いいように弾くと、
師匠が、爆笑していました。
・・・うん。今のはわかったよ。
全員が重量級の大剣を持って、ぶん回しながら体当たりかましてる!!
みたいなアンサンブルだったよ(どんなだよ)。
と、いうわけで・・・貴重な経験をしました。
自分の弾く音に、みんなが合わせてくれるなんて、そうそうないのです。
そこから、ふーたがテンポを作る役を担いながら・・・
(仕方ないよね、だってファーストなんだから。)
しばし、練習。
おしまいの方に・・・
『もういいじゃんっ!!みんな、おれさまに合わせておくれよっ!!』
と、冗談で言うと・・・。
「・・・おまえ・・・本気で言ってんのか?最終的に自分の首絞めるぞ?」
と、師匠に言われた(笑)
うん。たぶん存分に走ったら、後半がエライことになる。
そんな感じで、どっと疲れて、アンサンブルは終了しました。
まだまだ、先は残っています。
たぶんカノン仕上げるのに・・・一年くらいかかるんじゃなかろうか・・・
あ、でもね。
今回はちょっと進歩したことがあって・・・
師匠がここのラから、とか、14小節目のレから、とか言われて・・・
すぐにその部分を弾けるようになった。
普通の人なら、当たり前のことなんだけど、
楽典ちょっとずつやってるかなぁ。
ピアノ始めたからかなぁ。
それとも、音符読みのプリント毎週やってるからかなぁ?
と、ちょっと嬉しくなったのでした。
次回は・・・いつだろう??
はやくレッドの力を存分に借りたいです。
でないと、みなさん・・・ふーたの勝手テンポ(おもに走る)に、付き合わねばなりません。
次回!!合奏戦隊ハーモニー5!!
第4話、誤解!?
君のハートが、勝利を呼ぶぜ!!