弦楽修行#04 | 「魔法使い」の弟子

「魔法使い」の弟子

シロートの、シロートによる、
シロートの為のオンガク日記

ええと・・・

そんなこんなな訳で・・・


またもや、方向転換です。


あああ・・・二回目だよ・・・

ザイツ付近までは行くのに・・・そこから先に・・・進めないよ・・・


見えない壁が高く高く立ちはだかっていて・・・

ふーたが見たら、ちゃんと弾けるしちゃんと進めそうに見えるのに、

壁は確実に、そこに存在していて・・・

前にいっぽたりとも、進めない。


一歩踏み出せば、ドッペルだってアーモールだって、

もっと難しい曲だって見えてるのに・・・


近づいたかと思えばすぐに遠ざかる。

指先が触れたかと思ったら、すり抜けてしまう・・・



前々からせぶしっくの一指の落としがどうももたつく、

というのは、せぶしっく開始当初からいわれていました。


でも、その理由は知らなかったし、師匠もあえて言わなかった。


今日、その理由が判明しました。

そもそもの左手のフォームが変だった、と。


今までえ?どこにいらしたの?というくらい、

トニヨのネックの場所が、変わったのよ。

手の形も、今までやったことがないような感じになって・・・


あ、ヴァイオリンって・・・持つんでも、ぶら下がるんでもなくて・・・

手の上に、置く感じなのか。

置いて、重力をかけるために、指板にぶら下がる。

とにかく・・・今までの圧のかけ方、指板の叩き方とは、全く違う。


そりゃ、ビブラートもかからないし速弾きも、重音も不自由なわけだ。


ザイツのコンチェルトは、いったん、お休みになりました。

そして、簡単な曲・・・自分がはじめの方に弾いた音符の少ない曲から、

チェックしてやってみよう、ということになりました。


師匠は、自分で気付いてほしかったようです。

いっぺん、一年目にはじめの方に戻って、なのに、気付きませんでした。

見ていて、もどかしかったと思います。


フォームのまずさに気付いてほしいのに、

弟子は目先の曲の合格や、ポジションやビブラートに心奪われて・・・


「気付けたのだから、あとは治していくだけだ」


師匠は、言います。

でも、やっぱり、三年間がまったくの無駄だったと思うと、

悲しいですし、つらいです。


無駄なんかじゃないって言うけども、

実際に冷静に、自分に問い掛けてみると、無駄です。


でもね、


「気付けない人でも弾ける。音大生でも気付かず弾く人もいる。

教えたって、自分で気付かないとこんなモンは治せん」


と、言ってくれたので

(もしかしたらふーたがあまりに落ち込んでいたから、

気休めだったんかもしれないけど)


イチからちゃんと、やることにしました。


フォームを治して、弾き方をかえたら、みちがえるくらいすごく、

オンショクがかわるから、と、なぐさめられたので、

頑張ることにします。


というわけで・・・


あたばよの一巻を用意してやってみるのか、

それとも、自分が始めてからたどってきた道をなぞり返すのか、


迷い中です。


あたばよ、やってみたいんだけどなぁ。

メリーさんとか。


でも、昔やった曲をやり直すのも、楽しいかも。

特に進むことばかりに目がむいてた鈴木の2巻らへん・・・

じっくり、進度気にせず、やり直したら面白いかも。


いや、まさかの篠崎一巻?!


たぶんこの一週間は、アンサンブル曲をやってると思います。

ポジション移動どうしよ・・・


アンサンブル・・・まずいなぁ・・・

こんな状態じゃ、まともに弾けないぞ・・・


とりあえず・・・


ここでふーたが落っこちてるのを感づかれたら、師匠はきっと、

ふーたのレッスンをオトナ向けに変えてしまう気がするから・・・


踏ん張って、自力で壁を乗り越えます。

今度こそ、三度目の正直・・・

十年かかっても、二十年かかっても、ザイツから先に進んでみせます。


なんかさ。

じぶんでいっぱい、自分のプライドが傷つかないように、言い訳してみたりもしたんだ。

でもさ、ダメなんだ。

自分の下手さは、自分が一番よく知ってるし、

一年目、半年目のヒトの方が、

ふーたよか断然うまい事実も受け止めなきゃいけないし。


やっぱり、うまくなりたいんだ。

楽しいことじゃなくても、苦しくて、意味がないコトに思うことをやっても、

前に、進みたい。

誰かに何かを、届けたい。


では・・・今日から開放弦とフォームの練習、がんばりまっす!!



おほほ・・・練習メニューが完璧に、一年目のヒトと同じだわ・・・(泣)