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foo-d 風土

自然や芸術 食など美を 遊び心で真剣に

新匠工芸会展の案内です。

東京都美術館 京都市美術館別館で、染織・陶磁・漆工・木竹工・金工・七宝・人形・ガラスなどの多様な部門が出品されます。

 特に染織では弟、吉田公之介(鳥取県無形文化財・伝統工芸士)も昨年に引き続き作品を出品しますので、どうぞご覧ください。

新匠工芸会は、陶芸家富本憲吉(人間国宝)を中心に染色家稲垣稔次郎(人間国宝)ら多くの工芸家が集い発足した、日本の草分け的工芸会です。「新匠工芸会展」は、染織の他にも、陶磁・漆工・木竹工・金工・七宝・人形・ガラスなどの多様な部門からなり、自己の創作による現代に即応した工芸作品を広く一般から公募しています。

(尚ポスター掲載のタペストリー 「朝明の稔」は、昨年 新匠工芸会最高賞 「富本賞」を受賞した吉田公之介作です。

 

 中央アルプス 日本一高度にある駒ヶ岳ロープウェイの紅葉です。
















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ロープウェイ終着駅 標高2600mから 岩だらけの急峻を標高2900m迄を最速往復40分で登山してきました。
曇り空でしたが南アルプスの向こうに富士山ものぞいていました。

 大自然の中に入ると
  心の傷や塵を吹き飛ばし
   いつも新たな感性を
    注いでくれる

 大いなる安らぎの世界ですね

.
曼珠沙華
  導きさそう
    祝花





ようやく秋らしい秋ですね。

 曼珠沙華 彼岸花は、その印象的な赤い花色から炎を連想させたり、彼岸花のもつ毒素から、死や不吉な印象を持つ方もおられますが、
 
 実はそれは薬にもなり、サンスクリット語では manjusaka。
天界に咲く花という意味で、おめでたい事が起こる兆しに赤い花が天から降ってくる、という仏教の経典から来ています。

 秋の爽やかな風の中で
  真紅の花をお楽しみください

 京都国立近代美術館で18世紀の豪華.なドレスなどを拝見し楽しんだ日のディナーは、

京都に行くといつも行くお気に入りのお店 ステファンパンテル。

 

京都弁でしゃべる南フランス出身のシェフのお店。

料理の力量もさることながら、京野菜、京の食材を使い料理のアイデアの 豊かさに驚かされる素晴らしい店です。

 

 

和の雰囲気の小庭を通り、店内へ

 

いつものようにカウンターへ案内され

 

飲み物はペアリングでお願いした。

 いつものことだが、途中で他のワインをはさむ可能性があるので半分の量で。

★シャンパーニュ

 Dosnonドノン

リンゴの国光のように甘さ抑え 酸味がややでている

 

⚫︎最初の一皿

オクラ ビーツ 茗荷

お煎り(倉吉ではおいりと言っていたが、京都では何というのだろう ポン菓子?

シェフに聞いたらポン菓子だった

下にひいてあるビーツソースもいい味

更に

甘味をグッと抑えた西洋わさびのアイスクリーム、山葵が効いていてアイスクリームがよく合う。 とても良い感じの味わい。

美味しい

 

⚫︎次の料理はこのお店で一番の売りの定番「フォアグラの奈良漬巻き」。

それにペアリングする飲み物は2種類から選ぶのだが、楽しめるので いつもその2種類をお願いしてしまう。

 ここの定番でいつもいただく

 ★日本酒 勝山元(カツヤマゲン) 日本酒度−80という超甘々酒

アイスワインや貴腐ワイン、貴醸酒のような。果実の完熟した薫りとまったりとした甘さ

★アルザスTRIMBACH

 リースリング 爽やかな果実味とキレのある酸

 

このお店の名物「フォアグラの奈良漬巻き」は、見た目は白餡を羊羹で巻いた京菓子風だが

マンゴー オレンジ パッションフルーツ等が入ってそうなソース

このソースも上手だ。

いつも思うがこれもフォアグラによく合う

 

 

★AMERICAN LEGEND

Zinfandel 2017   ジンファンデル82% シラー15% プティシラー3%

ブラックベリーに近い味

 

⚫︎バターナッツかぼちゃのポタージュ

トリュフ

コーヒーゼリー

コーヒーゼリーが料理に!

トリュフの香りがフワーっと広がり

バターナッツかぼちゃもキレイめでいい味 これに口の中にコーヒーゼリーを加えると軽いビターが生きてくるのとツルッとした食感がバターナッツかぼちゃの粒子をフォローして美味しさを増す。

 

★コートドローヌ

Côtes du Rhône 'Les Laurelles'

レ・ヴァン・ド・ヴィエンヌ コート・デュ・ローヌ・ブラン レ・ローレル 2022

 

⚫︎鱧

ナスのピューレ

鱧と出汁のエスプーマ

上 つる紫

エスプーマはスペインの三星レストラン エル・ブジがはじめて世界中に広まり、日本でもわざわざエスプーマ器を購入して多くの店がやっているが、まず、見た目が美しくない。 そして口に泡泡を入れても食感は決して良いわけでもなく、なぜこんなものが流行ったのかいつも不思議に思う。

 エスプーマのこの泡泡はなんとなくいつもモリアオガエルの卵や、カマキリの産みたて卵の泡にそっくりだとも思えてしまう。

 

 

★BANDOL

CATEAT de TIBARNOS 2022 農法リュット・レゾネ(減農薬栽培)

リゾート地として知られるプロヴァンスの銘醸地バンドールのロゼ。魅力的なバラやオレンジの香り、滑らかな口当たり

 

⚫︎魚料理

 鰆 紅生姜

 ウニのソース

 インカノメザメ 枝豆 キノコ

  鰆は魚編に春だから旬は春と思われるが5~6月に産卵のために瀬戸内海にやってくるので獲りやすいので旬のように言われますがおいしい旬は春より冬。

 身がやわらかく特徴のない旨みで淡白すぎる味なので、塩焼きなどではおいしくない。多少美味しいのは冬。冬の旬に刺身で食べることはあるが一部の味が乗ったものに限られる。大部分が西京焼きや濃い味付けやソースを掛ける料理向き。

そういう意味で加工向きなので日本料理屋も西洋料理屋にも使い勝手の良い重宝な魚です。

 僕は料理屋さんに予約を入れて料理内容をよく聞きますが、鰆と聞くと他の魚にするか、魚を取りやめにすることが多いです。

 なぜかと言うと 不味いとは思わないがそれほど美味しく思わないものを食べるのはその魚に失礼だと思うので。

今回はどんな魚か聞いていませんでしたが、紅生姜が特徴のない魚を生かしてウニのソースとあわせると味しい。 ここのシェフはこういうことを様々発案されるから楽しく、美味しい。

 

★レプラント・ド・デュルフォール・ヴィヴァン 2019

カベルネ・ソーヴィニヨン 88%/メルロー 10%/カベルネ・フラン 2%

ブラックベリーなどの黒系果実の香り、タンニンが効きスパイシーでミネラル感も感じられる

 

⚫︎メインディッシュ

埼玉の国分のランプ肉

パニス(ひよこ豆で作る南フランスのスティックで、揚げて外はカリッと、中はお豆腐のようにふわふわ)

万願寺とうがらし

卵黄オリーブオイル

 

  メインディッシュは可哀想

 いつも思うのだが、メインディッシュは最後の料理。

料理を様々食べてきてお腹が膨れてからしか食べられない。

これが空きっ腹の時に食べてあげたら

もっとどんなにか美味しいだろうに、かわいそうな料理。

 

メインディッシュを終えた後

「チーズはどうですか」と常套句

 

チーズ好きとしては

これがフレンチの楽しみ

フレッシュが好き、ブルーが好き

そしてチーズに合う飲み物を一杯注文する

★ドメーヌ・ジョリー 2015

  レトワール ヴァン・ジョーヌ

シャルドネ

シェリーっぽい 

 

 

デセール

柚子味のメレンゲの間に醤油のアイスクリーム

美味しいのだが、メレンゲがとても甘く、醤油のアイスクリームは醤油の塩分が強すぎて辛く甘辛のバランスがイマイチ。

どうしたのだろう? この料理はいつものこの店の味じゃない、

誰か新人さんが作られたのでしょう。

 

 

そして最後に espressoダブルで。

 

何はともあれ いつも新しい発見のある美味しい料理のお店です。

 

 

ステファンパンテル

京都市中京区柳馬場通り丸太町下る4-182

京都御所のすぐ南側です

075-204-4311

日々研鑽

京都 美をめぐる旅の三番目

何必館・京都現代美術館

四条通の一等地にあるすばらしい美術館で

「ロニスの愛したパリWILLYRONIS展」 という写真展を見にいきました。

 

撮影禁止なので写真は何必館のHPより拝借しました。

 

レジュメより

ウイリー・ロニス

1930年代後半から写真家として活躍。パ写真制作のみならず、複数の大学で写真教育にも携わった。

日本における知名度の低さに比べ、本国フランスでの知名度は高い。

 パリ市庁舎(Hôtel de Ville (Salon Saint-Jean))では、2006年前半に展覧会が催され、これは、2006年後半のロベール・ドアノーに先んじており、フランスにおいてそれだけの名声を勝ち得ていることを示している。

ウイリー・ロニス(1910~2009)は、アンリ・カルティエ=ブレッソン、ロベール・ドアノーと共にフランスが生んだ三大写真家であり、世界的な写真家である。

パリに生まれたロニスは、優れたルポルタージュ作品をはじめ、広告、ファッションなど、多方面に渡って活躍しました。まさに20世紀の証人ともいえるロニスだが、その中でも身の周りにある、ふとした日常の時間を切り取ったパリの風景写真、都市写真を多く撮影し、雑誌ライフでも活動。

 写真には独自のユーモアと温かさが光る。ヴェニス・ビエンナーレ金賞(1957年)など受賞多数。。

ウイリー・ロニスは「写真家はときめきを持って美しい恋人を待っているようだ」と語り、新鮮な眼差しを持って、街の情景や暮らしを写した20世紀のパリ。その一瞬が永遠となり、色褪せることなく人々の心に寄り添い、今を生きる私たちに豊かな心と大きな感動を与えてくれる。

本展では、ロニスが生涯をかけて撮影したパリの日常に焦点を当て、厳選されたサイン入りオリジナルプリント約60点を紹介する。

 …………………………

撮影禁止なので写真は何必館のHPより拝借しました。

 

 

2階でロニス展を観て、何必館5階へ

 

 忽然と庭が

 

 

 

 

  「光庭」

  素晴らしい。

ビルの5階の円形に切り取られた天井の下 凛とした庭

素晴らしい。

 もう50年以上も前 流政之がビルの中に作ったとても素晴らしい6畳ほどの竹の坪庭にとてもよく似ている。

 ここでゆっくりお抹茶をいただきたいと思う。

 

 その横に北王子魯山人作品室

 

 

 

 

 

私は若い頃、魯山人が大嫌いだった。

 彼の器は変に派手であったり奇を衒ったものが多く、料理を盛っても似合わない。なぜだ? 何故持て囃されるか?疑問でした。

 ある時、真は そうではなく、わかる人にだけに出す特別料理として、ある一つの料理のためだけにその器を作っていることが解り、だから他の料理をその器に盛っても合わないということを発見した。

これほど厳しく凄い人は見たことがない。

それ以降 魯山人という漢がとても気になる凄い人になりました。

 …………………………

魯山人の人間を判断する時の基準は、美に対する眼識の有無にあった。 それは魯山人の絶対的な価値観であり、 その思想は生涯貫かれていた。

 書、 画、 陶芸 漆芸、 そして料理。 それぞれの分野で極限まで磨き上げられた美意識の結実の場として 「星岡茶寮」 が創設されたのである。

彼は星岡を訪れる人間に対して、 万全の準備をした。 時には賓客の嗜好を丹念に調べ、最高のもてなしができるように、 予行演習のようなことまでしていたという。 彼は美に対する甘い眼を容赦することが出来なかった。 一期一会、本当に感動ある出会いのために、必死の覚悟で最高の技量を投入した。 しかし、その感動を与えるべき場所が美の戦いの場となり、 しばしば憎悪の坩堝(ろつぼ)となったのである。

 魯山人は生涯に20万点ともいわれる膨大な作品を作ったが、それを実際に使ってみると、 市井の生活者、魯山人が見えてくる。 作品を使いこなす魯山人の姿を想像すると、一点の作品の背後にある膨大な知域と強靭な精神は消え、 「自然美礼讃一辺倒」 を生きた魯山人と出会うのである。

 魯山人の師は、 自然にあった。 自然に頭をたれる魯山人の真摯な精神こそ、現代の我々が内心から求めているものであろう。 我々は増殖する文明病として、自然美を喪失し、その不安と恐怖を体現しているところである。 魯山人の自然美礼讃は、まっすぐに生活美礼讃につながっている。

 日々の生活を構成する道具が、 美しい物語を作り出すには、生活者として、 自分の美の享受のた

めに創作者にならざるを得なかったのである。

 「この世の中を少しでも美しくしていきたい。 私の仕事はそのささやかな表われである」。 魯山人の言葉である。

傲慢、 不遜、 非常識と、 生前の魯山人を知る人々は激しく篤(ののしる。 彼の美における断罪の厳しさは、そこに徹底した純粋さを求めるがゆえの、 無邪気とさえいえる優しさの表現であった。 魯山人は生涯を賭けて、高い眼識を持った人間との出会いを求めつづけていたのである。

 魯山人の毒ともいえる強烈な批評精神。 それは現代の創造が、 単に行儀のよい優等生に堕した根源を指摘し、力強い生命を取り戻す鍵となるのではないだろうか。

(何必館 京都現代美術館館長)

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http://www.kahitsukan.or.jp/frame.html

何必館

京都市東山区祇園町北側271

京阪電車「祇園四条」駅下車、徒歩約5分

市バス「祇園」下車、徒歩約3分

日々研鑽

京都 美をめぐる旅の二番目

AIC秋津洲京都 2024/09/29

 

とても大きなお屋敷

待合を兼ねています

お庭が素晴らしい

 

レジュメより

 “美術館のような邸宅”と称される「AIC秋津洲(あきつしま)京都」館内をコンシェルジュの解説付きで巡り、一流フレンチシェフによるOtonami限定極上ランチコースを堪能します。

賀茂川のほとり。約1,000坪という広大な敷地で、玄関を入って行き、古い茶室を移築したという茅葺門をくぐり、清流の音が響く緑豊かな空間と枯山水の日本庭園が広がります。日本庭園は、オーナーの夢であった「古くから存在したかのような庭」にするため、更地であったものを、各地から置き石などを調達し、8年もの歳月をかけて造り上げたそう。

 館内へ入ると、和の世界から一転して太い柱に高い天井。洋の世界が広がり、フェンディのランプやクメール王朝時代のトルソーが別世界にいざないます。

会員制エリアに進むと、様々なブランドや作家による調度品。中川一政の代表的な絵画。バカラのシャンデリアを堪能できる一室。 様々な場所にラリックやドームのガラス作品、中国磁器。

 さらにダイニングには、マルク・シャガールの絵画が飾られ、見ているだけで幸福な気持ちになれる真作を間近で鑑賞できる、貴重な機会です。

2階へ向かう途中にも上空には華麗なデザインのシャンデリア。

随所にオーナーの遊び心、館内は、不思議と西洋と東洋の文化が融合しています、庭園を間近に見られる川床、立礼席の茶室など、各部屋ごとに趣ががらりと異なります。

館内ツアーの後は、会員限定のプライベートなお部屋にて、京都ならではの四季折々の美を表現した最高級のフレンチを愉しみます。シェフは、フランスの星付きレストランをはじめ数々の老舗や名店を経験し、ホテルオークラ京都「スカイレストラン ピトレスク」の初代料理長、祇園白川の「ル・サルモン・ドール」オーナーシェフなどの経歴を誇る料理長の上島康二氏。「最高の旬を食す」をコンセプトに、京都をはじめ世界各地から取り寄せた旬の食材を使用したOtonami限定メニューです。

地野菜のおいしさに感動する方が多いそう

どの部屋に案内されるのかも当日のお楽しみのひとつ。各部屋ごとに趣が異なり、いずれも庭園の落水の音と緑が楽しめる空間に癒されながら食事を堪能できます。比類ない隠れ家レストランで五感を満たす贅沢なひとときです。

 …………………………

 

 

こういう説明でしたが、

今までも小さな美術館や美術品を沢山持たれている邸宅の見学等、何度も行きましたが、今回は予想を超える美術品揃いでした。

 現代のものもいいものでしたがそれほど特別とは思いませんでしたが、オーナーのアンティークを観る目、造形についての目は一流以上でしたね。

 計算して調和の取れた陳列、いいものが沢山あり、とても楽しめました。

 

 

 料理はこの館に見合った超一流シェフによるランチだということで、特に期待しましたが。

 

まずアペリティフで

 グラスのシャンパーニュを注文。

 結構綺麗目のフルーティながら辛口で いい感じ 結構美味しい。

 

料理は

サラダ、ポタージュ、メインの魚、デセールの四品

見た目より大盛りのサラダ 2人前くらいある。

これだけでお腹がいっぱいになりそうだった。

 

ポタージュは

カップが小さくてスプーンがギリギリしか入らず、掬いにくい。

ティースプーンしか使えない

 

味は特に。

 

 

魚は盛り付けも冴えないし、特に 普通の味

フレンチはソースで食べる料理なのに、ソースが生きていない。

フレンチをちょっと知っている田舎のおじさんが洋風料理を作られた様な感じ。

どうしたのだろう? 

 

プリンは大きい

 

 ネットでみると、美味しい料理のお店のようなので、

おそらく、今回は一流シェフは何か急用があって急遽お休みされたのでしょうね。何も説明はなかったけど。

 

せっかく素晴らしい美術品を見た後なのに、これではね。

一緒にいかれた方々も同じ思いの様で。

 

期待していたのに。

 

あのような料理を出されたら期待して行かれたお客様も興醒めだったでしょう、残念

しかし、数々の美術品は素晴らしかったです。

体験は11:00 - 13:00ということでしたが、食事後も14時過ぎまで館内をゆったりと拝見できてとても良かったです。

 また、拝見したい美術品ばかりでしたが、次回は食事抜きで行くことにしましょう。

 

体験実施日時: 2024年9月29日(日) 11:00 - 13:00

集合時間・場所: AIC秋津洲京都

京都市北区上賀茂朝露ケ原町10-55

日々研鑽

京都 美をめぐる旅の一番目は2024/9/28に行ってきました。

 

京都国立近代美術館 展覧会 

  「LOVEファッション―私を着がえるとき」

 京都服飾文化研究財団(KCI)が所蔵する18世紀から現代までの衣装コレクションを中心に、19、20世紀に活躍したデザイナから現代アートまで ファッション約100点(うち約25点が男性服)、アクセサリー約20点、アート40点強が紹介されています。

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会場のトップを飾るのは横山さんのお嬢さん横山奈美さんの作品

 大きな「LOVE」(2018年 豊田市美術館蔵)

 

それと対比するように18世紀の宮廷服が何着も。

 私は物心がついた頃から様々な手仕事の布や民藝品に囲まれそれらを生活に使って育ちましたが、その影響でしょうかナチュラルやプリミティブなもの達が特に好きなのですが、根本的にはファブリック。織物や様々な布が大好きなんですね。

 8世紀の豪華な手仕事のレースや一針一針打ち込んだあまりにも細かい刺繍などを使った作品たちを見てもワクワクします。

 本展示の第1章では「自然にかえりたい」という願いを託した服を紹介しています。そのひとつが「花柄」。人が模様を書き始めた原始のから花をモチーフにした服はありますが、その集大成の様に花開いた一つは中世ヨーロッパ。花柄といえば今は女性の服というイメージですが、当時は男性のフロックコートなどにもあしらわれていたことがわかります。

 

 18世紀の宮廷服たち

デザイン、ディティール、素材感、 テクニック 刺繍、レース、ボタン、 素晴らしい織物 踊る様な優しい布

すべて見ているうちに嬉しくなってしまう

 素晴らしいものを見ると熱くなり

あまりの見事さに圧倒され微に入り細に入り見てしまう。

 そして 何十年も前 レディスアパレルをやっていた頃

 こういうものを見て、

  ほんの一部分だけ小さな花のレースをつけたりくるみ釦に花をあしらったり

  些細なピンポイントぐらいしかできないが

 テクニックに取り入れていたことなども思い出しつつ

 「LOVE」なんだね

 また楽しくなる。 

この18世紀の豪華な服たち

 全部見て

  また

  最初に戻り

   何度も見て

    またもどり

見るたびに新しい発見があり

   また楽しくなる。

次のブースになかなか進めない。

 

 

第2章.きれいになりたい

 

19世紀の身体美の要を担ったコルセットや布地の芸術作品として卓越した造形で魅惑するバレンシアガマルタン・マルジェラなど20世紀のデザイナーたち

 

 

こういうものを見ると徐々に現代に近くなっていき現実に少しずつ戻っていく

ヨウジヤマモト バレンシアガ ジル・サンダー ディオールなど

 いいディディール いいデザイン

 

次は第3章「ありのままでいたい」

ギャルソン川久保玲のギンガムチェックの丸みを帯びた世界

昔の欧州の女性はコルセットで腰を締めてより美しく見せていました。その美しさを疑い「新しいフォルムを作りたい」と考えたコム・デ・ギャルソンの川久保玲は出っ張っている場所がちぐはぐな「コブドレス」をつくります。

第4章.自由になりたい

 

 

第5章.我を忘れたい

奥に行くほど少しずつ現実へ戻されていく

 

 現代のデザイナーのデザイン、テクニック、ハイテク素材もおもしろいのだが、どれも手仕事の高貴さが消え、安っぽさが増えてくるのはしかたないか …… 。

とても素晴らしい展覧会でした。

しかし

写真では素材の良さも何もかも表現できません

 皆様もどうぞ京都まで足を伸ばしてください。

…………………………………………

京都国立近代美術館

 LOVEファッション―私を着がえるとき

2024.09.13 fri. - 11.24 sun.

午前10時~午後6時金曜日は午後8時まで開館

京都市左京区岡崎円勝寺町26-1

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レジュメより

 服を着ることは人間の普遍的な営みの一つです。そして装いには私たちの内なる欲望、憧れや熱狂、着る人のさまざまな情熱や願望=「LOVE」を受け止める存在としてのファッション。そこには万華鏡のようにカラフルな世界が広がっています。

 今回の展覧会では、KCI所蔵の衣装コレクションを中心に、人間あるいは生物の根源的な欲望や本能を照射するアート作品とともに、ファッションとの 関わりにみられるさまざまな「LOVE」のかたちについて考えます。展覧会を通して、服を着ることの意味について再び考えてみませんか。

美しい花柄が広がる18世紀の宮廷服、いまにも動き出しそうな鳥たちがあしらわれた帽子、極端に細いウエストや膨れ上がった袖のドレス。歴史を振り返れば、過剰や奇抜と思える装いにこそ当時の人々の美意識が凝縮されています。現代のデザイナーも新たな形や意味を服に込め、私たちの日々の気分を切り替えるだけでなく、別の何かへと変身できるような感覚を与えます。

デザインを極限までそぎ落としてミニマルな装いの記号へと還元するヘルムート・ラングや、ヴァージニア・ウルフの『オーランドー』に触発され、時代や性別を超えた衣装で私たちの固定概念を揺さぶる川久保玲(コム・デ・ギャルソン)、コロナ禍、二度にわたる延期を乗り越えて発表されたジャン=ポール・ゴルチエとサカイのコラボレーションによるオートクチュール作品など。着る側と作る側それぞれの熱い「LOVE」から生み出された装いの数々が登場します。

秋の七草

 お・す・き・な・ふ・く・は

 

 お好きな服は

  爽やかに

   風にたなびく

    秋の七草

 

 春の七草は早春 (正月7日) に万病を防ぐといわれ、朝廷で儀式化し今日まで七草粥で食べられてきましたが、

「秋の七草」は食べるよりも主に秋の風情を楽しみ、かつ、薬草としても効果のあるものが集められています。

「秋の七草」は、奈良時代の歌人、山上憶良(やまのうえのおくら)が歌って万葉集に載せられた二首の歌からといわれています。

 

 《第一首》

 秋の野に

  咲きたる花を

    およびをり(指折り) 

   かき数ふれば

    七種(ななくさ)の花

 

 《第二首》

 萩の花

  尾花葛花

    撫子の花

   女郎花 また藤袴

     朝貌の花

 

 はぎのはな

  おばな くずばな

    なでしこのはな

   おみなえし また ふじばかま

    あさがおのはな

 

 「朝貌」は「朝顔」のことですが、当時、日本に朝顔はなかったので「桔梗(ききょう)」のことだといわれています。

秋の七草の覚え方

「お好きな服は秋の七草」

 お・す・き・な・ふ・く・は

 

 お・・・おみなえし

 す・・・すすき、

 き・・・ききょう

 な・・・なでしこ

 ふ・・・ふじばかま

 く・・・くず

 は・・・はぎ

 

●女郎花(おみなえし)

 手に取れば

  袖さへにほふ

    をみなへし

   この白露に

    散らまく惜しも

      詠み人知らず

 

手に取ると袖まで美しく染まりそうな女郎花がこの白露に散ってしまうのが惜しいことです。

「花の姿が女性を圧倒するほど美しい」と言われている花です。根に消炎作用があります。

●薄(すすき)

 尾花おばなのこと

 

 秋の野の 

  尾花が末(うれ)の

    生ひ靡(なび)き

   心は妹(いも)に

    寄りにけるかも

      柿本人麻呂

 

 秋の野の尾花の先が(風に)なびくように、私の心はあの娘になびいてしまったのです

「すくすくと立つ木」という意味があります。根や茎に、利尿作用があります。

 

●朝貌(あさがお)

この時代は現代の朝顔はまだ日本にはなく、桔梗(ききょう)のことをそう呼びました。

 

 臥(こ)いまろび

  恋ひは死ぬとも

    いちしろく

   色には出(い)でじ

    朝顔の花

      詠み人知らず

 

 あなたのことを思い悩んで夜も寝られず毎晩寝返りばかり打っている私。でも、万が一、恋患いのまま死んでしまうようなことがあっても、朝顔の花が咲くように、はっきりと顔に出すようなことはいたしますまい

 桔梗の魅力は、早乙女ではなくて子供を一人くらいは産まれたであろう大人の女性が夕涼みをしている艶っぽい風情に似合いそうな青紫花ですね

 根を煎じて飲むと咳やのどの痛みに効果があります。

 

●撫子(なでしこ)

 

 うら恋(ごひ)し

  我(わ)が背(せ)の君は

    なでしこが

   花にもがもな

    朝な朝な見む

 大伴池主(おおとものいけぬし)

 

 心から慕わしいあなたは、なでしこの花であってほしい。そうすればわが庭に毎朝見られようものを

「撫でたいほど可愛い子」に例えられる花です。煎じて飲むと、むくみや高血圧に効果があります。

 

●藤袴(ふじばかま)

 

 藤袴の和歌は山上憶良の冒頭のもの一首のみでした。

花の形が袴を連想させることからこの名前がついたそうです。乾燥させたものを煎じて飲むと、糖尿病に効果があります。

 

●葛(くず)

 

 我(わ)が宿(やど)の

  葛葉日(ひ)に異(け)に

    色づきぬ

   来(き)まさぬ君は

    何心(なにごころ)ぞも

      詠み人知らず

 

 わが家の葛の葉は日一日と黄葉して来ました。おいでにならないあなたは、どういうおつもりでしょう。待ち焦がれています。

 上品な和菓子であるくず粉の原料になり、根は現代でも風邪薬で有名な葛根湯に用いられています。肩こりや神経痛にも効果があります。

 

●萩(はぎ)

 

 見まく欲(ほ)り

  恋ひつつ待ちし

    秋萩は

   花のみ咲きて

    ならずかもあらむ

      詠み人知らず

 

 見たくて恋しくて、咲くのを待っていた秋萩は、花だけで、実にはならないのでしょうか。私のあの娘への恋は実るのでしょうか。

葉を落として冬を越し、春には再び芽を出します。根が、咳止めや胃の痛み、下痢止めなどに効果があります。

 

 万葉集には4500首ほどの歌が詠まれていますがその内3分の1の1500首が植物で、梅や桜、藤、橘、尾花、など様々ありますが、どれが一番沢山多いと思われますか?

 梅か桜と思われるでしょうが、桜は平安以降に人気が出ますが、万葉の時代は桜はそれほど人気がなくて圧倒的に梅でした。 その梅は119首詠まれていますが、それよりも多い142首で一番なのが萩でした。

 万葉人がいかに萩を愛していたかですね。

 

 私も大好きな花ですが、秋風に楚々と揺れる可憐さが愛でられたのでしょう

 

 萩はアメリカや中国などにも分布しますが、日本以外では栽培されることはないそうです。

 派手でもなく自然に溶け込み秋風に楚々と揺れる可憐さを愛する心は日本人特有なのでしょう

 

 

 大空に

  秋茜きて

   夕に呼ぶ

 

  秋の香りす

   風そよぐなり

 

 

 

 

 

 

 日中は真夏ですが 夕方 赤とんぼが飛び交う頃からようやく涼しくなりますね

 爽やかな秋風が待ち遠しいこの頃です

 

今日は中秋の名月ですね

 

 

 十五夜に

  譲りて沈む

   夕陽かな

 …………………………

 

 陰暦の15日中秋の名月ですが、しかし今年は満月ではありません。

本来、十五夜とは旧暦で毎月15日の夜(月齢15日目の月)を指します。新月から満月になるまで約15日かかることが、この名前の由来です。

 旧暦では7月、8月、9月を秋としていました。秋の真ん中である8月15日を「中秋」とし、この時期の月が1年のうちでもっとも美しくきれいなことから、旧暦8月15日の月を「中秋の名月」と呼ぶようになりました。

 月は必ずしも15日ピッタリで新月から満月になるとは限らないから。時期によって13.9日〜15.6日と大幅に変わります。そのため「新月の日から15日目」が満月ではないことがあるんです。

 2024年中秋の名月で実際に満月になるのは明日だそうです。

 気分的には2日間15夜があり2度楽しめますね。

トヨタ博物館でクラシックカー140台を楽しく見学した日のディナー

 

 多治見市郊外 山の滝の近く

せせらぎの橋を越えて

 

窓の外 木々に囲まれたせせらぎを眺めながら

ゆったりと静かな雰囲気でいただけるイタリアンのお店。

 お気に入りで、時々お邪魔しています。

 まだ日没前に到着

いつもの一番奥の席へ

 

 

アンダープレートの黒と六角形が活きていますね。

 

まずスパークリングワイン

 暑い時はシュワシュワがいいね

  乾いた喉にスーとはいる

 

 Antipasti

サーモンマリネ 秋の収穫菜

サーモン 巨峰 ビーツ 紅芯大根 チコリ

サーモンが厚みのある切り方で存在感あり。全体の見た感じはサーモン4割他が6割位で良いバランスで守られていて良い感じ。

味も美味しいですが、サーモン自体に塩味も脂もあり濃い味なので、サーモンの味がやや主張し過ぎに感じる。

 この味ならサーモンをもう少し薄く3分の2か半分くらいの厚さに切って全体を3割位の量にすると野菜とのバランスはよく絶対美味しいと思う。

 (この料理について決して悪く思っているわけではないんです。美味しいんですが、 どんなレストランに行ってもどんな美味しい料理を食べても、感動するほど美味しい料理でも食べてしまったら、次はもっと美味しく食べたいと思ってしまう強欲な自分がいて、どうすれば次は良いか考えてしまう。そしてそれは自分で作る料理の参考にもなる。子供の時からの癖なのでごめんなさい。そしてこれは絵画や彫刻など芸術品を見ても烏滸がましいのですが同じように考えてしまう自分がいます。なぜなのかわからないがいつも変な自分がいます。)

 

 La minestre

 素材をたのしむゴボウのボタージュと書いてあったので、9月とはいえまだ暑いので、冷製かと思っていた。

 日本人ならではのポタージュと言いたいが、ゴボウは最近は海外のまだまだ極一部の高級レストランだけだがこの独特のミネラル感が使われているらしい。

来たものは蓋付き、温かいポタージュだった。

蓋を開けるとごぼうの香りがフワーっと広がる

 ごぼうのアクが出過ぎず味は塩味がほんの僅か濃い位でサラーっと美味しい。良い味だ。

ここでまた思う。

濃厚ポタージュでも冷やせば味がほんの少しすっきりし、温めれば味が膨らむが、

 この温かいポタージュは、濃厚でも冷製で出された時のようなサラーっとした味でおいしい。これはこれで良いと思うが、

温かいものならもう少し味に膨らみを出してもいいなっと思った。

これに何か一味足せばグーッと良くなると思うが、その何かが思いつかない。

 ベーコンだと一切れ入れても雑味が入って出過ぎるだろうし、玉ねぎかな、玉ねぎは当然入っているがもう少し増やしてもいいが、沢山入れると甘味が増えてしまう。鶏肉を少し入れてもいいが、それより、コストを下げて、わからないレベルで鶏ガラスープを少し入れても良いかな。

 

 Primi piatti

本日のパスタ

秋茄子とモッツァレラチーズとトマト

あまり癖のない普通の味のモッツァレラ

全体の食材とのバランスは良い

 

 Seconde piatti

旬魚のポワレ

カレイ

 とても柔らかいから深海の鰈だね

 

赤ワイン

Poderi del Paradiso

CHIANTI COLLI SENESI

イタリア トスカーナのキャンティ・コッリ・セネージ

ポデリ・デル・パラディーゾ ビスコンドーラ2019

ワインを2割ほど多く注いでくれました。

やや辛口でタンニンはやや弱め、酸味は程々 飲みやすいキャンティコッリのワイン

 ワインは瓶1本が750mℓで、グラス1杯あたり125mℓ 注ぐとグラス6杯分となるようになっていますが、 若いギャルソンがちょっと気を利かせて沢山入れてくれました。 まだ入ったばかりなのでこの事を知らなかった様です。僕は嬉しいけど、これだけ入れると残りの量がうまく分配できない。残りの端数で試飲してくれるといいな。又はそのつもりだった?😅

 

 Piatti de caree

実蘭牛「福姫」 ロース肉のグリル

さつまいも 蕪 山葵 岩塩

ゴルゴンゾーラソース

サツマイモの甘さにゴルゴンゾーラソースの独特の辛味が いい感じ。

 

 

 Precole Dolce

杏仁のブラマンジェ 葡萄のジュレ添え

 よくあるのは葡萄の酸味と独特の嫌味と強い甘さがあるのだが、葡萄が大人しめで主張をしすぎなくてブランマンジェととてもバランスが良く、美味しい。

 

 Dolce

栗のティラミス

飲み物は いつもの様にエスプレッソ

 Wでお願いした。

 

今日のコース料理は6600円+飲み物

 (エスプレッソもWにしたからこれもアップですが)

ロケーションも静かな雰囲気もこんんなに良くて美味しくいただいて、申し訳ないぐらいとても安いです。

 

食事の後は、今晩も店長と料理談義

 若い女性店長

  派手ではなく落ち着いてゆったりとできる環境で、もっと良く、もっと美味しく永遠に伸びていきたいと懸命に頑張っておられる。

 こういう姿勢が見える店長がいる 将来も楽しみなレストランです。

 

一歩一歩どれだけ美味しくなるか

 次回がまた楽しみ

 今晩もご馳走様でした。

 

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La tana nel Bosco(ラ ターナ ネル ボスコ)

 岐阜県多治見市小名田町小滝5-6

 0572 26 7352