嵐山熊彦(たん熊北店)
京都嵐山は紅葉真っ盛り、紅葉より人の方が多いと感じさせる混みっぷりですが、何十回も京都に来ている身とすれば、そういう時でも混雑を避けられる所に行き、今年一番のすばらしい紅葉を楽しみました。
朝から午後まで嵐山の紅葉を堪能し、渡月橋側の福田美術館で、展覧会「上村松園と美人画の軌跡」をゆったりと観て、夕食は
オトナミで予約していて
京都「嵐山熊彦」京料理と割烹文化を学ぶ口福のひととき −
−食前酒&特製甘味付き限定プラン−
嵐山熊彦(たん熊北店)の貸切のカウンター席で会席をいただきました。
嵐山熊彦(たん熊北店)の案内より
川面を滑る尾形船を眺めながら四季折々の京料理をご堪能ください
風光明媚な景観が広がる渡月橋畔。京都・嵐山の観光地として知られ、かつては平安貴族がその美しさを詠んだ、優美な別天地。静かに佇む築100年の一軒家「熊彦」は、創業から80余年に渡って京料理の名店と評される「たん熊北店」の嵐山のお店。歳時記の盛り込みに格段の風流さを漂わせ、渡月橋畔の四季と相まった趣き深い空間を有し、訪れる者を雅な世界へと誘います。季節を愛でる、格別な時間を存分にご堪能ください。
福田美術館を出た桂川畔は、日も暮れてお月様が昇っている中 1分でたん熊 熊彦。
お店に入ると素晴らしい鎧兜が置かれており、奥へ案内されたのは、貸切用のL字カウンターのあるすっきりとした部屋。
ここでご主人自らお料理を作り出していただきます。
お品書き
食前酒
熊彦吟釀酒
錫の銚釐(ちろり)が格好良い。
この素晴らしい造りは、清課堂製だね。
そう言ったところで、そうだといわれた。
京都で錫細工といえば清課堂ですからね。
(銚釐とは酒を温める際に用いる金属製の容器で 一般的には円筒形で、一方に注ぎ口がある)これはペンギンの姿態に似たペンギンちろり
清課堂は京都寺町通りにある錫製品専門店で、昨年訪問したが、とても素晴らしい錫細工の酒器や工芸品を製造販売している。魅力的な錫製品がたくさんあり欲しくなってしまうが、出来が良い分値段も良い。また今度お邪魔しようと思う。
⚫︎先付二種
コッペ蟹 ジュレ酢
日本海 兵庫県香住漁港の親蟹
親蟹とはズワイガニ(オスの松葉蟹、エチゼンガニ、タイザガニなど)のメスを指し、鳥取で親蟹、京都丹後ではコッペガニ、福井ではせいこがに・せこがに、石川では香箱ガニ、と呼ばれます。 オスの4分の1位の大きさしかなく食べにくいですが、その身は雄より少し脂が乗り旨みがあり、赤い内子の美味しさと、外子の粒々と共に美味しく、私は鳥取県倉吉市出身なので親蟹と呼んでいましたが、松葉蟹より、何倍も美味しくて大好きで、蟹は親蟹ばかり食べていました。
剥いた蟹肉が甲羅一杯に出されました。 とてもとても贅沢!
自分で剥くときはとても大変なので、子供の頃から、歯で足の両端を噛み切り吸い出して食べていましたが、この様に綺麗に剥くのはとても大変だ。っと一瞬思たが、大好きな親蟹です、ありがたく口の中に。
うまい!
親蟹最高!
胡麻豆腐
牛蒡かき揚げ 土佐醤油 わさび
極薄切りの牛蒡かき揚げがいい感じ。
牛蒡のかき揚げ等こういうものを食べると、 とても美味しく
ああ日本人だなっと思います。
⚫︎お造り
淡路島平目 剣先烏賊 中とろ あしらい一式
脂もきれいめで めずらしくなかなか良い中トロでした。
お代わりの酒は 澤屋 まつもと
また別の清課堂のちろりで出された
⚫︎煮物椀代り
焼甘鯛
蕪すり流し 舞茸 大根 青み 柚子
⚫︎焼物
鯛塩焼き
蕪柚子味噌掛け 蒸し鮑 青み 湯葉
おいしい
⚫︎蓋物
地鶏照り焼き あしらい
⚫︎止椀
赤出汁
いつも思うが京の赤だしは江戸の赤だしよりサラッとした中に良い出汁が含まり美味しい。
赤だし独特の塩味苦味渋味酸味が角がなくやさしいおいしさなのです。
⚫︎御飯
鮭イクラご飯 香の物
⚫︎水物
リンゴ蜜漬け 苺 蕨餅
グレープフルーツゼリー
令和七年霜月吉日 岚山熊彦調進
貸切でゆったりと京料理を楽しみながら、どれも優しい味わいで美味しくいただきました。
嵐山 熊彦
京都市右京区嵯峨天龍寺芒ノ馬場町5-1 �TEL075-861-0004

















