愛知県美術館  竹内栖鳳展 | foo-d 風土

foo-d 風土

自然や芸術 食など美を 遊び心で真剣に

愛知県美術館

 竹内栖鳳展

 

 

「西の栖鳳・東の大観」と称される日本画の大家

 

10代の頃の絵も出品されていますが、さすがですね、上手い。天賦の才ですね。

今回の展覧会で特に感じたのは、

栖鳳は特に動物が凄いということでした。

 動物の姿形をただ正確に描くだけでなく、猫が毛づくろいをする瞬間、虎が静かに獲物を狙う目つき、象がのっそりと歩く重みまで、そのしぐさや表情、息づかい躍動感までも感じさせるような動物ごとの性格や動きを見事に捉えています。 ただ「うまい」だけではなく、命あるものへの深いまなざしと、芸術としての洗練が融合した、心に残る作品群だと言えるでしょう。これは天才ですね。

やはり、猫やウサギは家で飼いながら観察し、ライオンなどは動物園に通い詰めて観察したそうです。

こうした工夫によって、絵の中に物語性や詩情が生まれ、観る人の想像力をかきたてるのでしょうね。

心が温かいからこそどうぶつが見えてくる。

…………………………………………

パンフより

「西の栖鳳・東の大観」──近代京都画壇の筆頭格として東京の横山大観と並び称された竹内栖鳳は、元治元年(1864)、幕末の京都に生まれました。画家たちが時代に即した新しい絵画を模索していた明治初期、円山応挙や呉春の流れをくむ円山・四条派から出発した栖鳳もまた、伝統の継承だけにとどまらない新しい日本画を描こうと試行錯誤しました。従来の日本絵画の枠組みにおさまらない栖鳳の挑戦は、ときに批判の対象となりました。しかし栖鳳は絶え間ない修練に裏打ちされた抜群の筆技を下地とし、次々と新機軸を打ち出して、伝承と革新の双方を体現していったのです。さらに栖鳳は上村松園や土田麦僊、橋本関雪をはじめ多くの優秀な次世代を育てました。 明治・大正・昭和を駆け抜け、創作者として先頭を進み、教育者として後進の範となった近代日本画のトップランナー・竹内栖鳳。本展では、《絵になる最初》(重要文化財 京都市美術館)などの代表作をはじめとする初期から晩年までの作品や資料を通して、栖鳳の画業を振り返るとともに、その表現世界の多様さをご紹介します。

   愛知県美術館

 「近代日本画のトップランナー 竹内栖鳳」

    2025年7月4日(金)〜8月17日(日)