「フォーチュンガーデン京都」島津製作所旧本社の特別見学2025.5.30 | foo-d 風土

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自然や芸術 食など美を 遊び心で真剣に

素晴らしい文化財の料亭やレストラン等に食事に行っても他に客がいたり、部外者立ち入り禁止とかで、建物内各場所を見て廻ることはできませんが、時々、館内特別見学付の企画が名古屋で数箇所、京都ではオトナミの企画で時々行っています。

今まで伺ったところは、

 1、任天堂旧本社の「丸福樓」

 2、美術館のような邸宅「AIC秋津洲」ここは特に素晴らしい装飾や調度品でした。

 3、ハーブと草花の香りを五感で学び楽しむ食体験「Synager」

 4、日本三大遊郭・島原の「乙文」若主人と共に巡る旧花街歴史さんぽ

4箇所行きました。

京都は神社仏閣と町家など見るものが多いですが、それだけじゃなく洋館や大学、美術館、一般住宅などで至る所に味のあるモダンな西洋建築が沢山

 

オトナミでの5回目の今回は、

明治末期から昭和初期に大活躍したあの有名建築家、武田五一が設計した建物が見られるということで絶対行かなくてはと。

「フォーチュンガーデン京都」の

島津製作所旧本社の特別見学&歴史ある空間でのディナータイム」 へ行きました。

 

ここ島津製作所旧本社ビルは、近代建築の巨匠・武田五一が1927年に設計した建物で、2012年に「フォーチュンガーデン京都」としてレストラン、ウェディング、パーティースペースとして営業されています。

 天井の高い3階建ての建物ですが、1F~3Fまで各階を説明して頂きながら廻りました。

 

 島津製作所という会社の建物なので、島津製作所の従業員フロアはおとなしく、接待用やお客様用のスペースは天井や床も装飾が入れて変化してあります。邸宅や御殿や招待場の様に天井周りの飾りやガラス窓などシックに抑えられていますが、ロマネスク風の柱頭、アーチ型の正面玄関や丸い窓ガラスなど、そして丸窓はフロアごとに丸窓、オーバル、長方形に変えてあり、当時のまま現存する建築美で残されており、中々見事です。

 

 

 中庭は現代のものですが、建物の雰囲気に合わせてうまく作ってあります。

 

エレベーターも昔ながらのスチール網蛇腹式型。

 

 

3人定員 こういうエレベーターは京都府に3台残っていて、乗れるのはここだけの様です。それに乗って3Fへ。

 

全館丁寧に説明を受けながら案内していただき、武田五一建築を堪能しました。

武田五一は、初期からレンガ構造に比べると薄くでき形態の自由度が上がる鉄筋コンクリート構造に着目して活用しており、特に「三連アーチ」「バルコニー」「左右非対称」の三大特徴がありますが、ここでも十分生かされていました。

すぐ近くの京都市役所の外観ともよく似ていますね。

建物見学のあとは1Fレストランへ案内していただきディナーへ。

  とても多くの写真を載せたので、ディナーについては次回掲載しますね。

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 武田 五一(1872-1938)は、日本の建築家・建築学者。京都帝国大学建築学科創設者で、主に京都大阪等関西で活躍し関西建築界の父といわれる。

ヨーロッパ留学で影響を受けたアール・ヌーボー、セセッションなど、新しいデザインを日本に紹介した建築家であり。建築以外にも工芸や図案・テキスタイルデザインなども手掛けた。自身の作品のみならず、京都高等工芸学校(現・京都工芸繊維大学)図案科や京都帝国大学(現・京都大学)に工学部建築学科を創立し向井寛三郎・瀧本義一など多くの後進を育成した。また、神戸高等工業学校(現・神戸大学工学部)の設立にも関与。この他「新建築」創刊も指導した。アメリカの著名建築家フランク・ロイド・ライトを日本に紹介した人物でもある。

 武田は生涯166件の作品・デザインを遺しており、京都市役所本庁舎、京都大学時計台、五龍閣(京都市東山区)、 白河院(京都市左京区)、藤井斉成会有鄰館(京都市左京区)、関西美術院、名和昆虫博物館(岐阜市)、国会議事堂プロジェクトなど現存建物も多く残っている。

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フォーチュンガーデン京都」

島津製作所旧本社の特別見学&歴史ある空間でのディナータイム

京都市中京区一之船入町386-2

・京都市営地下鉄 東西線 京都市役所前駅より徒歩約4分

地下鉄烏丸御池 京都駅

・京阪本線 三条駅より徒歩約7分

・阪急電鉄 京都河原町駅より徒歩約13分