京都国立近代美術館 「LOVEファッション―私を着がえるとき」 | foo-d 風土

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日々研鑽

京都 美をめぐる旅の一番目は2024/9/28に行ってきました。

 

京都国立近代美術館 展覧会 

  「LOVEファッション―私を着がえるとき」

 京都服飾文化研究財団(KCI)が所蔵する18世紀から現代までの衣装コレクションを中心に、19、20世紀に活躍したデザイナから現代アートまで ファッション約100点(うち約25点が男性服)、アクセサリー約20点、アート40点強が紹介されています。

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会場のトップを飾るのは横山さんのお嬢さん横山奈美さんの作品

 大きな「LOVE」(2018年 豊田市美術館蔵)

 

それと対比するように18世紀の宮廷服が何着も。

 私は物心がついた頃から様々な手仕事の布や民藝品に囲まれそれらを生活に使って育ちましたが、その影響でしょうかナチュラルやプリミティブなもの達が特に好きなのですが、根本的にはファブリック。織物や様々な布が大好きなんですね。

 8世紀の豪華な手仕事のレースや一針一針打ち込んだあまりにも細かい刺繍などを使った作品たちを見てもワクワクします。

 本展示の第1章では「自然にかえりたい」という願いを託した服を紹介しています。そのひとつが「花柄」。人が模様を書き始めた原始のから花をモチーフにした服はありますが、その集大成の様に花開いた一つは中世ヨーロッパ。花柄といえば今は女性の服というイメージですが、当時は男性のフロックコートなどにもあしらわれていたことがわかります。

 

 18世紀の宮廷服たち

デザイン、ディティール、素材感、 テクニック 刺繍、レース、ボタン、 素晴らしい織物 踊る様な優しい布

すべて見ているうちに嬉しくなってしまう

 素晴らしいものを見ると熱くなり

あまりの見事さに圧倒され微に入り細に入り見てしまう。

 そして 何十年も前 レディスアパレルをやっていた頃

 こういうものを見て、

  ほんの一部分だけ小さな花のレースをつけたりくるみ釦に花をあしらったり

  些細なピンポイントぐらいしかできないが

 テクニックに取り入れていたことなども思い出しつつ

 「LOVE」なんだね

 また楽しくなる。 

この18世紀の豪華な服たち

 全部見て

  また

  最初に戻り

   何度も見て

    またもどり

見るたびに新しい発見があり

   また楽しくなる。

次のブースになかなか進めない。

 

 

第2章.きれいになりたい

 

19世紀の身体美の要を担ったコルセットや布地の芸術作品として卓越した造形で魅惑するバレンシアガマルタン・マルジェラなど20世紀のデザイナーたち

 

 

こういうものを見ると徐々に現代に近くなっていき現実に少しずつ戻っていく

ヨウジヤマモト バレンシアガ ジル・サンダー ディオールなど

 いいディディール いいデザイン

 

次は第3章「ありのままでいたい」

ギャルソン川久保玲のギンガムチェックの丸みを帯びた世界

昔の欧州の女性はコルセットで腰を締めてより美しく見せていました。その美しさを疑い「新しいフォルムを作りたい」と考えたコム・デ・ギャルソンの川久保玲は出っ張っている場所がちぐはぐな「コブドレス」をつくります。

第4章.自由になりたい

 

 

第5章.我を忘れたい

奥に行くほど少しずつ現実へ戻されていく

 

 現代のデザイナーのデザイン、テクニック、ハイテク素材もおもしろいのだが、どれも手仕事の高貴さが消え、安っぽさが増えてくるのはしかたないか …… 。

とても素晴らしい展覧会でした。

しかし

写真では素材の良さも何もかも表現できません

 皆様もどうぞ京都まで足を伸ばしてください。

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京都国立近代美術館

 LOVEファッション―私を着がえるとき

2024.09.13 fri. - 11.24 sun.

午前10時~午後6時金曜日は午後8時まで開館

京都市左京区岡崎円勝寺町26-1

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レジュメより

 服を着ることは人間の普遍的な営みの一つです。そして装いには私たちの内なる欲望、憧れや熱狂、着る人のさまざまな情熱や願望=「LOVE」を受け止める存在としてのファッション。そこには万華鏡のようにカラフルな世界が広がっています。

 今回の展覧会では、KCI所蔵の衣装コレクションを中心に、人間あるいは生物の根源的な欲望や本能を照射するアート作品とともに、ファッションとの 関わりにみられるさまざまな「LOVE」のかたちについて考えます。展覧会を通して、服を着ることの意味について再び考えてみませんか。

美しい花柄が広がる18世紀の宮廷服、いまにも動き出しそうな鳥たちがあしらわれた帽子、極端に細いウエストや膨れ上がった袖のドレス。歴史を振り返れば、過剰や奇抜と思える装いにこそ当時の人々の美意識が凝縮されています。現代のデザイナーも新たな形や意味を服に込め、私たちの日々の気分を切り替えるだけでなく、別の何かへと変身できるような感覚を与えます。

デザインを極限までそぎ落としてミニマルな装いの記号へと還元するヘルムート・ラングや、ヴァージニア・ウルフの『オーランドー』に触発され、時代や性別を超えた衣装で私たちの固定概念を揺さぶる川久保玲(コム・デ・ギャルソン)、コロナ禍、二度にわたる延期を乗り越えて発表されたジャン=ポール・ゴルチエとサカイのコラボレーションによるオートクチュール作品など。着る側と作る側それぞれの熱い「LOVE」から生み出された装いの数々が登場します。