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映画 「越後奥三面 -山に生かされた日々」 すべてを自然から得るしかない閉ざされた村。人々は村の周辺の山から食料や資源を調達し、さらにその背後にそびえるヤマを神が住む場所として祈りながら暮らしていた。
縄文時代から続く暮らしに近い生活がたった40年前にありました。
とても素晴らしい映画です。
民俗学に興味のある人はもちろん、昔の日本人の生活に興味のある方はぜひご覧ください。
上映は
名古屋市千種区今池のナゴヤキネマ・ノイにて、8月23日まで
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パンフより
新潟県の北部、 朝日連峰の懐深くに軌跡のように残されていた山村「奥三面(おくみおもて)」。 人々は山に生かされ、山を支えにして暮らしてきた。その最後の姿が、40年の時を経てよみがえる。
冬、深い雪におおわれた山では、ウサギなどの小動物、 そして熊を狩る。 春には山菜採りが始まる。 特にゼンマイ採りは家族総出で働き、戦争とよぶほど忙しい。
慶長2年(1597年) の記録の残る古い田での田植え。 奥三面は縄文時代から人の住む歴史の古い村でもある。
夏は、かつて焼畑の季節だった。川では仕掛けやヤスでサケ・マス・イワナを捕らえる。 秋には、木の実やキノコ採り。 そして仕掛けや鉄砲による熊狩りが行われる。
「山、山、 山・・・・・・。 幾多の恩恵、心の支え•••••山しかねぇな、 山の暮らししかねぇなぁ」とある村人は言う。人々は3万ha に及ぶ広大な山地をくまなく利用して生きてきた。
その奥三面がダムの底に沈む- 記録スタッフは、ダム建設による閉村を前に、 一軒の家と畑を借り、山の四季に見事に対応した奥三面の生活を追いはじめた。
40年前まで確かに存在した山の暮らし。
その喪失と記録が現代に問いかける日本を代表する記録映画作家・映像民俗学者の姫田忠義ひきいる民族文化映像研究所が、1980年から4年をかけて撮影。 昭和の終わりまで自然に寄り添う暮らしをつづけてきた村の最後の姿を、まるごとフィルムで残そうという執念により、世界にも類を見ない記録映画となった。 長らく公開の機会が限られていたが、 姫田の没後10年となる2023年にデジタルリマスターが完成。高精細の映像と音響により、二度と撮影することができな
い人類の遺産ともいえる本作がよみがえった。

