物語のある料理 「恵那の野山の 蕎麦懐石」でお客様へお出しする料理用にホタルブクロを探して今日で3日目 今年はなかなか見つからず、ようやく発見。
雨降花の
咲く頃は
川のほとりに
火灯す蛍
恋の心も
乱れ舞いつる
周之介
「雨降花(あめふりばな)」とも呼ばれるホタルブクロは、子供が袋のような形の花の中に蛍を入れて遊んだところから命名されたというかわいい花。
アジサイと並んで、6月を代表する草花です。
入梅ごろから咲きはじめ、梅雨が明けるころに花期を終えます。
本年6月6日からは季節の七十二候の二十六候「腐草為蛍(くされたるくさ ほたるとなる)」です。
水辺近くで腐った様に湿った草から、成虫となった蛍がふわりと飛び立つ様子で季節を表します。
蛍の和歌は万葉の昔より様々な人が歌っていますが、特に私は平安時代の歌人・和泉式部の和歌を挙げたいと思います。
もの思へば
沢の蛍も
わが身より
あくがれ出づる
魂(たま)かとぞ見る
(愛する人のことを思い悩んでいると、沢を飛ぶ蛍も、自分の体から抜け出た魂のような気がします)
恋焦がれる切ない気持ちですね。美人で才女、三十六歌仙の一人でもあり、多くの男性に求愛され続けたマドンナの和泉式部に、こういう歌を歌われたら誰一人好きにならないではおられないでしょうね
今を感じる料理
「物語のある料理『野の花料理・恵那の野山の 蕎麦懐石』」で、お客様に食していただこうと早速 花を採ってきました。
さて、どんなおもてなしでこの雨降花の料理をお出ししましょう。



