水無月の花 | foo-d 風土

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もう6月 水無月になりましたね

今週の

「物語のある料理

恵那の野山の蕎麦懐石」へ 来られるお客様をお迎えする花を探しに山へ出かけました。

 水無月は「水の月」という意味で、

水無月の「無」は、「の」にあたる連体助詞「な」であるため、「水の月」という意味になります。

 今まで水の無かった田に水をひき入れる頃であることから、「水無月」や「水月(みなづき・すいげつ)」「水張月(みずはりづき)」と呼ばれるようになりました。

この時期の雨は稲が実を結ぶために重要なものであるため、豊作を願う人々の思いがこの呼び名に表れている、ともいわれています。

 いつもは山へ行っても何もないか一種類位しかみつからないが、今日は運良く4種類の白い花が見つかりました。

 

 野薔薇

 ネズミモチ

 イワガラミ

 コアジサイ

 

 野薔薇は3cm程の花

 5mm程の小さな花のネズミモチ

 更に小さなコアジサイは2mm程の花です。

 イワガラミ(アジサイ科)の装飾花は一枚です。似ているツルアジサイの装飾花は、通常4枚あります。

 

1階玄関は

 野薔薇

 ネズミモチ

 イワガラミ

 この3種類を

  拙作の両翼花器  「飛翔」に活けて

 

 

2階玄関には

 ネズミモチ

 イワガラミ

 コアジサイ

  の3種類を少しワイルドに

   拙作花器  「月の影」で活けてみました。

 

 心配なのは、コアジサイとイワカガミ。紫陽花科は水揚げが難しく、2日程で萎れることがよくあるので、そうなってしまったら、また山へ採りに行かねばなりません。

 なんとかお客様が来られる時まで元気でいてほしいと思います。