神々が帰路に立つ前にお集まりになる
万九千(まんくせん)神社
4月に出雲へ行き お参りしてきました。
心地よい
陽光(ひかり)の中に
桜散る
毎年10月 神無月に出雲に日本中の神様が集まられますが、その神々が最初に上陸される稲佐の浜へ行き、お集まりになられる出雲大社にお参りし、次は、お帰りになる時に全員集まり別れの宴(直会(なおらい))をされる万九千(まんくせん)神社を参拝してきました。
当たり前かもしれませんが、
神代の時代から神々も別れる時はきちんと惜別の会をしておられたという証拠の神社があり 嬉しいです。
出雲大社の西1kmほど
JR出雲市駅から東北東へ車で12分
到着するとちょうど桜が散りいく頃でした。
ここは同じ敷地内に地区の氏神さまの立虫神社(たちむしじんじゃ)の社殿が建てられているため、そちらの方が目立ってしまっていました。
また、社殿も本殿がなく、拝殿の後ろに玉垣で囲まれた高さ約3mの磐座(いわくら)があるので、社殿は大きくないのでしょう。
(残念ながら、磐座の写真は撮り忘れてしまいました)
御祭神は、国土開拓と国造りをなされた櫛御気奴命、大穴牟遅命、少彦名命の三柱と日本国中の八百萬神からなり、食物、五穀豊穣、農業、土木、建築をはじめとする諸産業の繁栄に霊験あらたかとされています。
また、神在祭に集われる八百万神の御神徳にあやかって、縁結びや病気平癒、諸会議、直会、宴の円満成就、旅行の安全無事、人生の岐路における諸願成就に霊験ありとされてきました。
最近では、旅の安全を願う旅行者や旅行業、宴会にゆかりの飲食業の方のお参りが増えています。