4月に出雲へ行きお参りしてきました。
毎年10月 神無月に出雲に日本中の神様が集まられますが、その神々が最初に上陸される稲佐の浜と、お帰りになる時に全員集まり別れの宴(直会(なおらい))をされる万九千(まんくせん)神社の参拝。
神々をお迎えする
稲佐の浜
JR出雲市駅から北西へ車で12分
出雲大社の西1kmほど
生憎と曇り空 それでも夕日が弁天島のうえにかかり、神々しいです。
旧暦10月10日の夜、海の向こうから集まってこられる神様たちを、出雲大社の西1kmほどにある稲佐(いなさ)の浜でお迎えするのが「神迎神事」です。
浜辺の奥に大国主大神と建御雷之男神(たけみかづちのおのかみ)が国譲りの交渉をしたという屏風岩があり、海岸の南には、国引きのとき、島を結ぶ綱になったという長浜海岸(薗の長浜)が続いています。
稲佐の浜で一際目立つ丸い島は弁天島と呼ばれて親しまれている島で、かつては稲佐湾のはるか沖にあったため、沖ノ御前、沖ノ島と呼ばれていました。
昭和60年前後までは、島の前まで波が打ち寄せていましたが、近年急に砂浜が広がり、現在では島の後まで歩いて行けるようになりました。
屏風岩(別名国譲り岩)
高天原からの使者として派遣された武甕槌神(たけみかづちのかみ)は、この岩を背にして、大国主大神と国譲りの話し合いをされたと伝えられています。
戦うことなく国譲りをされた大国主大神の「和を尊し」とするこころは素晴らしいですね。 ウクライナも世界中もこうなら、戦争は起きないのに。
弁天島から約300メートル北東に離れた場所にあります。
出雲大社境内の神楽殿でも「神迎祭」が行われ、これが終わると、神々は出雲大社境内の十九社(じゅうくしゃ)という宿で鎮まられるとされています。
神在月26日から翌未明にかけて諸国へとお旅立ち(神等去出=からさで)なさりますが、その前に、八百万の神々が万九千(まんくせん)神社に集まられ神宴(直会=なおらい)を催したのち、神在月26日から翌未明にかけて諸国へとお旅立ち(神等去出=からさで)なさるとされています。