京都駅正面から3分
通りを一本曲がった小さなビルの地下1階のカウンター7席だけで、店名の通り一人でやられている店
京都の日本酒、京鴨の鴨料理を楽しめる店
めちゃめちゃこだわった店主
能書が多すぎるのでそれが楽しめる人は楽しい店。
全ての料理、全ての酒にそれぞれ産地や作りを説明されていく。
とても良いが、
私も酒や料理談義がだいすきなので、様々質問しながら飲み食べていくのが好きだが、今日は新幹線指定席をとってあり、飲めるのは正味50分しかなく、なるべく質問しないように大人しくしてすすむ。
あて
ほうれん草とサヤインゲンの豆腐あんかけ
さらりといい感じ
お酒
伏見の酒 招徳 特別純米 無濾過生原酒発泡酒 仕込米は「京の輝き」
暑い1日だったのでシュワシュワの泡酒はいいね。
清酒世屋のひとやすみ 京の春 特別純米原酒生もと仕込み
地元丹後、上世屋のこしひかり100%使用。農薬、化学肥料不使用。
お米生産者 チャントセヤファーム小山生、有
これは優しく飲みやすい
肝たまり漬
京都 丹波の鴨
ちゃんと鴨の味がしてこれは美味い。次回来る時は絶対頼むだろう。
だし巻き
醤油を一切使わず鴨の出汁だけで作った
分葱の酢味噌和え
菖蒲豆腐
豆腐料理の古典を調べて再現したもの
薄く揚げた厚揚げにちょっとだけ甘味のある餡かけ
どの料理もうまくできており、酒の選び方も良い。
利き酒器
白磁 錫 漆器
それぞれ京都で100年~300年続く店のもので、
同じ形状で同じ酒で味の違いを楽しむ
今までワインではリーデルでワインに合わせた形状違いのグラス5種類で試飲会も何度か経験し、日本酒もそれ用に作ったグラスや磁器で試飲したことはあるが、器の素材違いで一つの酒を飲んだのは初体験。
錫の猪口は清課堂製とのこと。
清課堂は、昨日 寺町通の骨董やアンティークショップを見て回った時に偶然寄って商品もそうだが、奥のギャラリーの坪庭の感性に驚いた素晴らしい店だった。
次いだ酒は白嶺 祝 純米吟醸原酒 精米60%
白磁のぐい呑みは優しく
錫は冷たく旨みが広がり
漆器は温かみのある味で
どれもよいが、錫が一番良かった
古都の雫 純米大吟醸
純米大吟醸古酒 招徳 昭和62年醸造酒 今から36年前。
老香(ひねか)老味はそれほどでもなく軽い甘さのどっしりとした酒。これもなかなか良い。
私も自分でねかせたりして古酒をたくさん持っているが、まだ35年もの。1年負けた。
どれも気の利いたものばかり、次回京都へ来たらゆっくりと時間をとってお邪魔しよう。
…………………………………………
たかひとり
京都地酒 鴨料理 カウンター7席
京都駅前
京都市下京区東塩小路町579-24ハウス24ビル B1
070-5658-1263
営業時間 17時から23時定休日=毎週火曜と水曜