1月27日、コスチュームも含めておもしろい映画を見ました。
今日封切りのアカデミー賞11部門にノミネートされた映画『哀れなるものたち』
真夏の夜の夢の如く奇想天外なファンタジー? のストーリーも良いですが、ともかく、ウエアが結構楽しめます。
衣装デザインは ホリー・ワディントン
衣装には1970年代の素材を起用したとのこと。1890年代のヴィクトリア朝後期のファッションやエルザ・スキャパレリ、シャネルなど20世紀初頭のデザイナーや、シュルレアリスムのファッション。クレージュ、カルダン、パコ・ラバンヌなどの1960年代の未来的なファッションデザイナー達を参考に、それに伴い1960〜1970年代のビニール素材や、独特なテクスチャーの生地や現代のハイテク素材が使われていて、ちょっと懐かしいファッションイメージが現代ハイテク素材表現で楽しめます。
R18ですが、ファッション好きな方は楽しいと思います。
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『哀れなるものたち』
ある不運に見舞われ、自ら命を絶った女性ベラ(エマ・ストーン)。しかし外科医ゴッドウィン・バクスター(ウィレム・デフォー)の手で、自身が身ごもっていた胎児の脳を移植され、無垢で自由な精神をもってよみがえる。やがて「世界をこの目で見たい」と欲し、いてもたってもいられなくなったベラは、遊び人の弁護士ダンカン(マーク・ラファロ)とともに大陸横断の冒険へ。あらゆる偏見から解き離れたフラットな目線で世の中を見つめるベラ。旅の道中であらゆる経験をし、すさまじい速度で成長を遂げていく。
監督_ヨルゴス・ランティモス 原作_アラスター・グレイ 脚本_トニー・マクナマラ 出演_エマ・ストーン、マーク・ラファロ、ウィレム・デフォー、ラミー・ユセフ 配給_ディズニー
1月26日(金)公開
ぜひご覧ください。