恵那市 新春華道展 2024年1月14日 | foo-d 風土

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恵那市 新春華道展

  2024年1月14日

    恵那市文化センター

明けましておめでとうございます。

 早いもので、もう「小正月」ですね。

 「小正月」は現代ではあまり使われませんが、1月1日の正月を「大正月」、こちらを「小正月」や、「女正月」と呼びます。

 小正月は 正月よりも結構忙しく、1月15日、または1月14日~16日の3日間とされていて様々な行事が行われます。

小正月の行事では、「左義長」や「どんど焼き」などの火祭りが有名で、寺社の境内や河原などにお札や、門松、しめ縄などの正月飾りを集めて焼きますが、その火で餅やサツマイモを焼いて食べたりしますね。これが美味しい。

 また、柳などの木に小さく切った餅や団子を刺したり、繭玉を刺す「餅花」を作って飾ったり、15日の朝には小豆粥を食べ、正月飾りを焚いたりするなどの行事が多いようです。

 子どもたちが、雪でかまくらを作ってその中で過ごす行事や、鬼が家々を回る「なまはげ」や「なもみ」などの行事、豊作占いなど様々な地域によって行われています。

 その小正月に新年初の生け花展があり、私も参加させて頂きました。

 正月ですから、形式を生かした出品が多いのですが、今回の私の活け方は、形式にもとらわれない私の様な「自由花」で行いました、

  しかしその腕は路傍の草のように小さく見過ごされるレベルです。

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 冬空の

  凍てつく山に

    春蕾

 

 

 この寒い季節 野山で何よりも真っ先に春を感じさせるのは銀色の蕾がふわっと膨らんだコブシですね

 花が咲く前の蕾が、子供の握りこぶしのように見えるためコブシと名付けられたそうです。

コブシはモクレン科モクレン属で落葉広葉樹の一つ。早春に真っ白なきれいな花を咲かせ、冬が明ける合図となる花です。

 このコブシの枝で今年飛躍するイメージで

 まっすぐ伸びよと糸菊。

「永遠の美」や「愛情の絆」「求愛」など、愛にちなむ花言葉が付けられている「ストック」。

春を想う七色の遊び心の ドラセナ

こんな感じで生けてみました。

 

〈花材〉

コブシ

糸菊

ストック

ドラセナ

花器

  昨年作陶した拙作

    鎬(しのぎ) 大花器