先日 当代きっての蕎麦名人の一人、阿部孝雄氏の箱根の竹やぶへいきました。
蕎麦好きならば知らない人はいない、当代きっての名人の一人、阿部孝雄氏。「手挽き、手打ち、石臼挽き自家製粉」を世に定着させた方で、亀有「吟八亭 やざ和」、明治神宮「玉笑 」、東長崎「手打蕎麦 じゆうさん」など数多くのお弟子さんを輩出され、まぎれもない現代蕎麦の功労者です。
その奥様と息子さんがやられている箱根店です。
阿部孝夫氏の人物についてと、建物、個人ギャラリーについては竹やぶ①~③で紹介していますのでそちらをご覧ください。
今回は蕎麦料理です。
今日のテーブル
今日の蕎麦
新潟塩沢産
旅三昧 3500円
あらびきそばがき
せいろ(十割蕎麦)か田舎せいろ
にしんそば(小)
甘み 水あずき
酒
鄙願(1合) 2500円
鄙願 久しぶり。
辛口日本酒の最高峰とも言える味で美味しく蕎麦によく合うが、小売店では販売していないので、こういう良い蕎麦屋に行かないとなかなか飲めない酒です。
鄙願が置いてある店では必ずと言って良いほど注文する。
上品な辛口で蕎麦の味を邪魔する事なく、側でサラッと合わせる味わいのいい酒だ。
クセがなくきれいでさらっと辛口
ハゼ石入りの灰釉の陶器に
たっぷりな氷と 山から摘んできた瑞々しい擬宝珠に、水引
谷川の縁の様に涼を呼ぶ あしらい なかなか良いね
徳利も涼しそう
グラスのぐい呑みがいいね ちょっとドームっぽいアールデコか
素朴な手書きの木が良い
供は 山葵の茎 茗荷酢漬け 新生姜
どれもいい味
ゼンマイのごま油煮
これも旨い
鄙願のサラッとした辛みがいい感じ
粗挽き蕎麦がき
何も付けないで一口
美味い
甘くてプチプチっと大粒粒子がつぶれる
旨い!
中々難しいつくりだ。
いい蕎麦だ
先回7月は「粗挽きなのに上品で綺麗な旨み。ここまで粗挽きならもっと甘味があってもいいのだが、出過ぎることもなくバランスが良い。」と書いたが、今回は随分と甘みがあり熟した感じ これは旨い!。
蕎麦がきのつゆは甘くなくて良い
今日の蕎麦は成田産とのこと
田舎せいろ

やや細打ち
少しざらつき
ツルツルと飲みこむような喉ごしを楽しむ世界とは違い、蕎麦を楽しむ味。
せいろ 十割蕎麦
腰はある
田舎の方が甘い
主に何もつけないか、塩で食べているが、
蕎麦つゆは関東風の辛口だが丸い味わい。いい味 美味しい。
たっぷりな氷と 山から摘んできた瑞々しい擬宝珠に、水引
谷川の縁の様に涼を呼ぶあしらい
蕎麦湯はトロトロの別製ではなく、やや濃い目の蕎麦湯だった
にしんそば
普段 鰊蕎麦を注文することはないが、今回はセットに組み込まれていた
ところがどうだ、つゆがすこぶる旨い
いい蕎麦だ。
身欠き鰊などどうでも良いが身欠き鰊を出汁につけることで、ニシンオイルと鰊の旨みが汁に混ざり旨みもアップする。
この後 鰊を取り去って、生湯葉を少しと浅葱だけで蕎麦一口出されたら最高だろうね。
甘味
水あずき 冷茶
さすがですね どれも美味しかった。
数年後、旨い蕎麦と共に、阿部孝雄氏のあたらしいどんな作品ができているか楽しみに伺おうと思います。
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鄙願
新潟の酒屋さん、「酒・ほしの」の星野稔さんと造り手の酒匠・平田大六さんが「一生に一度でも、心底うまいなぁと、しみじみ実感できる酒を飲んでみたい…」と言う悲願から二十年がかりで作り上げたプライベートブランドで、市販はされていません。
鄙願(ひがん)というお酒は季節限定で、
春・・・鄙願 時分の花
夏・・・鄙願 打ち水
秋・・・鄙願 程々
冬・・・鄙願
とサブタイトルがつく。すべて飲んでみたいとは思いますが、なかなか入手は困難です。

















