おへそば 再々訪 | foo-d 風土

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おへそば 再々訪

 自販機で食券を買い自分で蕎麦をテーブルに持って行くセルフの店だが、地元の阿木産の安岐そばを十割蕎麦で食べられる。

阿木川ダムの近くの製麺所で製粉した50メッシュの十割そば粉をこねて、 手打ちではなくノズル式機械で抽出したそばで、蕎麦の麺線のエッジは微かに丸みを帯びている。
(以前手打ち蕎麦家で蕎麦のエッジが甘いのでこれは機械抽出ですかと聞いたら、手切りだと嫌な顔をされたことがある😆)
この様にノズル織でも手打ち蕎麦屋の手入れをしていない包丁と同じレベルにはできるという凄い機械の進歩です。

きちんと手打ちをする蕎麦屋とは味わいは比べられないですが、結構レベルの高い機械で、下手な手打ち蕎麦屋よりも随分と美味しい。
手打ち蕎麦ならもっと香りと味が乗り、もっと美味しくなるが、職人なしの経営なので、これもありですね。

蕎麦屋の味の決め手はそば粉だが、この店は中津川市阿木地区の安岐そばを使用。この安岐そばは結構旨みがあり良いれべるなので、これで助けられている。
 (随分前に調べたところ、先祖は信州の信濃2号でした。信濃2号は長野県中心に広く使われていますが、なかなかレベルの高いそばです。)
 最近、十割の方が美味しく思えるのか、十割蕎麦を売りにしている店が増えていますが、きちんとしたそばの実ならともかく、どうでも良い十割よりもきちんとした二八蕎麦の方が圧倒的に美味しいです。 その点、安岐そばは実自体がけっこう美味いので大丈夫です。

 私は基本的に手打ちの蕎麦しか食べないのですが、ここは味が良い阿木産のそば粉であり、機械打ちでも許せる味に仕上がっていますし、自宅から3.6km 7分の近場なので普段使いに時々訪問しています。

 昨年12月に行った時はまあまあ美味しかった。
 1月に行った時は蕎麦の味が少し落ちていた。
 3月に行った時は更に落ちていて4月も5月も低め安定。

それ以来 蕎麦粉が変わるまでちょっと間をおこうと行かなかったのですが、
 試しに8月1日に行ってみました。
注文したのはかき揚げおろしそば1100円

 


残念ながら辛味大根ではなく普通の大根おろしでしたが、大根おろしも蕎麦つゆも別に出していただけるのは、好みでそのままでもミックスでもできますから嬉しいですね。

まず、何もかかっていないところの蕎麦だけを味わってみましたが、いいレベルの味がして安心しました。機械ですから、手打ちよりは弱いですが、蕎麦の旨みも甘みもありマズマスの味。
待った甲斐がありました。

同じ機械で、同じ製麺所の同じ粉ですから、同じ味でも良さそうなのですが、どんな地方の製麺所でも、自家畑のものでも味は変わります。

たくさんの畑から収穫された蕎麦の実が集まってきますから、南向きの畑なのか北向き、土壌の違いなどで、同じ蕎麦の種類でも、味がおおきく異なります。 特に蕎麦は蕎麦粉と水だけなので素材の味が素直に出ます。
 
今回はその辺にある並の手打ち蕎麦屋さんよりいい味がしていました。

 何十キロかの単位で蕎麦粉を仕入れられると思いますが、次回はどう変わるかわかりませんが、今の粉はいい線を行っていますから、あるうちに食べてみられたらいかがでしょう。

おへそば
岐阜県恵那市東野171-5
090-8237-0888
営業11時~14時 水曜定休