第十三回美食の会 2023年4月9日 長多喜 | foo-d 風土

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「夜烏山荘 長多喜の桜鑑賞と

  長多喜の採れたて筍と山菜の夕べ」

 

 中山道の江戸から45番目中津川宿で多くの文人墨客に愛された長多喜は、一万坪の敷地に今上天皇が御宿泊された離れ座敷やそれぞれしつらえが異なる六棟の古民家離れや座敷、茅葺屋根に囲炉裏があり、霊峰恵那山を借景とし、日本の原風景の様な宿。

古民家離れは8名定員でしたが、なんとか一名増やしていただき9名で行いました。

まず参加者全員でお庭を散策。

 

 茅葺の古民家の点在するお庭に、桜、山躑躅、山吹などたくさんの花々が咲きそろう庭内を歩き、(かつてここに宿泊した)若山牧水と高浜虚子の碑も拝見しました。

 お庭を堪能した後は、

お庭の花の向こうの古民家離れの1棟で、朝どれの筍と山菜の料理を満喫しました。

会席の始まりです。

 お料理は、長多喜の竹林の筍と地元の山菜をお願いいたしましたが、自然のものなので、何が採れるかまだわからないと、出されるまでのお楽しみ。

 自然とはそういうもの、その時の僥倖に期待ですね。

また、お魚を使われるときは天然物でとお願いしてあります。

 

持参したお酒

地元中津川の山内酒造の

●さくらさくら 山内酒造

真っ白な生の濁り酒 例年の食前酒向きの甘い酒が天候不順の寒さで辛口に上がってしまい、それが却って食中酒向きになっていて食事に合わせやすく結構良い感じ

●春一番池  山内酒造

●TYPE FY2

すっきり系のドライ白ワインのようなお酒

●楯野川純米大吟醸 上流

 完熟した果実のような華やかな甘い香りと上品な旨み感じが優しく余韻の綺麗なお酒

●神亀 純米2011

 12年熟成古酒

熟成された濃醇な旨味とボリューム感がありながら10年以上の熟成で角が取れて丸く、良い煮物に合う古酒

●周之介ブレンド 超々辛口

 超辛口白ワインの様な味わいの日本酒度+18辛口日本酒

 

厳太さん持参は

恵那市の女城主純米吟醸8年古酒

それぞれを料理に合わせてペアリングをして行きます。

 

 

私のテーブルの前に置き 料理を出される度にお酒を選び注いで行きました。

 

長多喜の筍 美味しい

 

山菜の王様 蕗の薹 コゴミ タラの芽など

 

筍と筍真薯

 

 

長多喜産の筍が特別美味しく、昨年より更に良い味でした。

 

山国の会席は少し塩分高めなので、お酒の共によく合います。

 特に同じ中津川市の山内酒造の濁り酒「さくらさくら」のまったりとした旨味の入った辛口が、多くの料理に一番合いました。

 

地物の新鮮 山菜を堪能しました

ご馳走様

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今回はみかさぎ麹屋の麹を使って料理を様々作っていただこうと思い、お願いしたのですが、ちょうど桜の咲く一番の繁忙期なので、応じられないとのことで、残念ながら諦めましたが、連日満室でとても忙しいそうです。宿泊客の98%が外国人で、この二週間で日本人は2組だったそうです。

 

 この会が終わってから思い出したのですが、

採りたて筍の刺身と皮付きのままの丸焼きをお願いするのを忘れていました。

筍の刺身は採ったすぐの柔らかなものしか無理ですし、丸焼きは小ぶりな筍を皮の付いたまま焼くと蒸し焼きになりとても美味しいのですが、大きさを揃えるのが大変ですが、どれも忘れていて残念。 

 

採りたて筍の刺身は醤油はつけません

醤油の味は強いので、筍の味わいをしっかり楽しむために何もつかないか、みかさぎ麹店の塩麹が合うことでしょう。

来年はどちらも忘れない様にお願いしようと思います。

 

 

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美食の会とは

ただおいしいものを食べる会ではありません

おいしいものを食べるのでしたら東京や京都に行けば凄い店がいくらでもあります。

 でも、そんな所に行かなくても、こんな田舎の地元にも素晴らしく美味しい店があり、こんなおいしい食べ方があるということをもっと知りながら楽しんで学んで行きたい「地元」にこだわった会です。

 

この「地元」の素晴らしいお店をさがし、自然食品や無農薬などの安全安心な伝統野菜や地物食材を使って頂きながら、少しづつでも、家庭料理としても参考にしていただきながら地元民による地物の消費を喚起し、共に食文化を高めていきたいと思う会です。

 

 

 身土不二(自分の居る大地と体は一体である) と地産地消。

 そしてそれは医食同源に繋がります。

 

食の究極世界は、食材、料理、器、調度品、食空間、料理人、食べる人の全てが調和してはじめて完成するものです。